青い空はポケットの中に - 「ドラえもん映画祭」(神保町シアター)初日レポート

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「ドラえもん映画祭」(神保町シアター)初日レポート

2月6日は神保町シアターで開催されている「ドラえもん映画祭」に行ってきました。この企画は映画ドラえもんが2010年で30周年を迎えるのを記念し、神保町シアターにて2月6日(土)~2月28日(日)(※レイトショーでの再追加上映は3月1日~3月5日)まで開催されます。
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詳細は以下の公式サイトをご参照ください。

▼神保町シアター
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/

▼ありがとう! 映画30周年! ドラえもん映画祭

http://dora-world.com/news/30th_moviefestival/

6日は映画祭の初日です。行こうか行くまいか前日まで迷っていましたが、朝早くにメールの着信で叩き起されてしまったので目も覚めてしまったことだし、その流れで行くことに決めました。

当日券の販売開始が10時からということで、とりあえず9時半までには神保町シアターへ着くように電車に乗りました。で、現地に到着したのが9時22分頃、待機列Bの最後尾に並びます。もうその頃には既に100人前後の人が列を成しており心配になりましたが、購入枚数を確認される段階では初回の『のび太の恐竜』のみ売り切れで、あとの作品は全て確保することに成功しました。極寒の中に外で待機するのは辛いものがありますが、それでも並んだ甲斐があったというものです。

この日の上映作品は『のび太の恐竜』『のび太の宇宙開拓史』『のび太の大魔境』『のび太の海底鬼岩城』『のび太の恐竜』(2回目)の計5本。私が確認を受けた時点では初回の『のび太の恐竜』は完売だったものの、幸運なことにキャンセル分の振替で初回のチケットをゲットできました。上映作品順に整理番号は98、95、81、98だったので本当にギリギリだったことが分かります。99席しかない神保町シアターのチケット争奪戦は、これからますます熾烈を極めていくことになるのですが……。

以下、上映作品のちょっとした感想メモです。

▼第1作:『のび太の恐竜』(1980年) 監督:福冨博
・プリント状態:★★★★☆(ニュープリント版)
・上映サイズ:スタンダードサイズ(4:3)
映画ドラえもんは第18作の『のび太のねじ巻き都市冒険記』まで全てスタンダードサイズ(4:3)での制作です。上映時には上下部分をカットしたビスタサイズ(5:3)で上映されていました。今回はニュープリント版を使用しているので映像は大変鮮明です。

ドラえもんのTVアニメがまだ帯番組だった時代の映画なので、主題歌は「ドラえもんのうた」ではなく「ぼくドラえもん」です。演出は第1作ということもあって非常に淡々とした味付け。ドラえもんが時折舌足らずな喋り方をしたり、しずかちゃんがのび太たちを「君」付けで呼ぶなど、まだTVアニメの設定が固まっていない状態だということが垣間見えます。

『のび太の恐竜』の原作はてんとう虫コミックス第10巻収録の「のび太の恐竜」というエピソードに後日談を大幅に加筆した上で、『大長編ドラえもん』の第1作目として発表されました。映画版は原作と連動する形で、大長編との同時進行で制作が進められていくというスタイルが藤子・F・不二雄先生の存命中まで続けられていました。大長編(原作)は「コロコロコミック」誌上で連載され、連載の進行が追いつかないため映画版ではカットされているシーンも見られます。脚本・製作総指揮(「製作総指揮」表記は第10作『のび太の日本誕生』から)はF先生ご自身の担当であり、原作の進行度が脚本の進行度にそのまま影響してくるわけです。

映画版を最後に見たのはもうかなり前なのでほとんど記憶になく、新鮮な気持ちで楽しめました。演出面ではコミックス10巻収録部分の描写が丁寧な印象。特に前半のピー助との別れのシーンではウルッときます。あとは細かなギャグが多いのも特徴でしょうね。まだ「生活ギャグマンガ」の色彩が強かった頃の作品だということを窺い知ることができます。

それから個人的には、ラストに出てくるのび太の台詞「うん、ちょっとね」の扱いに、80年代アニメとゼロ年代アニメにおける演出の決定的な差異を見出しました。『のび太の恐竜2006』(リメイク版)と見比べるとよく分かります。初代ではママをやり過ごすためにさらっと流されるだけの扱いだったこのセリフが、リメイク版では映画のラストを飾る重要な台詞として、ゆっくりとした口調で語られるのです。

台詞とキャラの動きにおけるスピード感が重視された80年代アニメに比べて、ゼロ年代以降のアニメは明らかにキャラの台詞・動きの重みが増しています。昔のアニメからすれば「くどい・過剰演出」と取られがちな最近のアニメですが、キャストが一新された、リニューアル後の映画ドラえもん第1作としては非常に成功したリメイクではないかと思います。

▼『のび太の宇宙開拓史』(1981年) 監督:西牧秀夫
・プリント状態:★☆
・上映サイズ:ビスタサイズ(5:3)
劇場版第2作。原作は別れのシーンが悲しくて読み返すのが辛いため、大長編ドラえもんの中では読んでいる回数が最も少ない作品かもしれません。しかし30代前半くらいのアニメドラ黄金期の世代はこの作品に強い思い入れのある人が多く、映画ドラえもんの最高傑作に挙げる人もいる程です。

クライマックスのギラーミンとのび太の決闘シーンは原作だとストーリーの山場であるものの、制作上の都合か映画版ではそのシーンが丸々カットされ、ギラーミンはあっけなくロップル君にやられてしまいます。リメイク版『新・のび太の宇宙開拓史』(2009年)ではきちんと山場のシーンとして描写されていました。

チャミーは映画ドラえもんのゲストギャラクターの中でも特に好きで、pixivにイラストをアップロードしたこともあります。基本的にキャラの造形は原作と大幅に違う映画版よりも、原作(と原作に忠実なリメイク版)が方が気に入ってるのですが、この日映画版を初めてきちんと見て、初代チャミーの可愛さを知りました。「~だわさ」という喋り方、ドラえもんとのやり取りの愛らしさはどのバージョンでも変わりませんね。

別れのシーンで流れる「心をゆらして」(歌:岩渕まこと)は誰もが涙する映画ドラえもん史上屈指の名曲。多くの方がこのシーンに涙したことでしょう。望遠鏡にも映らないくらい遠いコーヤコーヤ星と畳1枚を隔てて繋がっているという儚さが、物語の感動を一層増幅させます。

整理番号の関係で最前列での鑑賞を余儀なくされたため、フィルムの傷やノイズがより目立って見えました。

▼『のび太の大魔境』(1982年) 監督:西牧秀夫
・プリント状態:★☆
・上映サイズ:ビスタサイズ(5:3)
劇場版第3作。物語の主要な舞台である「ヘビー・スモーカーズ・フォレスト」は本当にありそうだと思わせる説得力のある設定で、しばらくその存在を信じていたことを覚えています。出木杉にその存在を語らせるという手法も信じてしまった原因でしょうね。

3作目となると物語の完成度が格段に高くなっており、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんも前作に比べて相応の活躍を見せるようになります。大冒険という割にギャグ色の強い描写も特徴。中盤以降は、神話をベースにしたと思われる物語が展開されます。ジャングルでの冒険世界と、犬の王国(バウワンコ王国)を舞台にしたファンタジー的世界の二面性がこの作品の特徴です。

整理番号がまだマシな数字だったので最後列の席を確保できましたが、フィルムは一番後ろからでも退色気味なのが見て取れました。ドラえもんが若干緑がかって見えたような気がします。

▼『のび太の海底鬼岩城』(1983年) 監督:芝山努
・プリント状態:★★
・上映サイズ:ビスタサイズ(5:3)
劇場版第4作。この作品から映画版の監督が芝山努氏になり、以降第25作『のび太のワンニャン時空伝』(2004年)まで手掛けることになります。

私の特に好きな作品がこれ。ムー大陸・アトランティス大陸の伝説を取り入れた重厚なストーリーに、海底・深海に関する豊富な科学的要素、そして何といっても冒険の楽しさが一番感じられるからというのが、この作品に対する思い入れが強い理由でしょう。

大陸棚やマリアナ海溝の深さなど、海に関する知識の幾つかはこの作品で初めて得たものです。原作も200ページを超える長さで、『大長編ドラえもん』の中では最長だと記憶しています。

改めて語ることも余りないのですが、バギーが最後に特攻するシーンはやはり芝山監督だからこそできたのかな、と劇場公開版を見て思いました。



劇場はとても一体感のある雰囲気でした。どんな些細なギャグでもその都度観客が笑っているのを見て、ああ生粋のドラえもんファンがこの場に集結しているんだなと実感することができます。私は普段映画を見て泣いたり笑ったりするということがまずないので、その意外な空気に驚いたのを覚えています。客層は20代~50代といった感じで大人が大半でしたが、大の大人の心をこんなにも揺さぶる力が映画ドラえもんにはあるんだ、と強く印象づけられました。

休憩中には「Ashiko K Milk」のhaschikenさん、「commonplace days」のLILさんとお会いしました。mixiのマイミクでもあり、数年来ブログでお世話になってきた方々ですが、今回初めてお会いすることができて嬉しく思います。最近ではTwitterでもやり取りをさせていただいています。当日はありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

お二人との会話でも出てきましたが、「藤子・F・不二雄 大全集」の刊行、2011年に開館予定の「藤子・F・不二雄ミュージアム」とそれに伴う一連の「Fプロジェクト」など、藤子F先生関連がかつてない程の盛り上がりを見せています。そうした時期に映画30周年という好機によって、これから映画ドラえもん関連にどのような動きがあるのかということが注目されます。ドラえもん映画祭の開催はその序章と捉えることもできるでしょう。

「映画30周年記念企画 ドラえもん映画主題歌大全集」というCDはリリースされますが、映画のDVDは未だに古いままでHDリマスターもされていません。今回見た作品のうち、後半3作品はプリント状態がかなり悪かったので少々危機感を覚えました。フィルムの修復と、DVDのリニューアル、HDリマスター化、Blu-ray版のリリース、BOX化とやって欲しい事は色々あります。

2日目以降の予定は順次アップします。

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