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ねえ、こっちでつぶやいてよ

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-11-01 Sun 03:05:11
  • Essay
Novemberという響きに哀愁を感じる。その響きに偽りなく、11月はハロウィンのお祭り騒ぎから一転して、木々も、街並みも晩秋の愁いを帯び始めてきた。冬支度を済ませる前に、落葉樹林は名残を惜しむかのような最後の輝きを見せてくれる。

どうも最近はTwitterに頼ることが多くなって、まとまった文章を書く機会が減ってきた。私のブログは2010年3月に開設5周年を迎えるし、10万アクセスまであと1万2千人と迫った。でもブログというものは最低でも週に1回は更新しないと正常に機能しない気がする。

今年弟が受験なので、実家に電話を掛けると度々その話題が出てくる。弟は理系で、数学科に行くことを心に決めたらしい。我が家は一族に大卒がいないので、基本的に私や弟の進路は当人の判断を尊重してくれる。

そうは言っても、自分の息子の将来が気にならない親はいないものだ。

「でも本当に数学科で大丈夫なの?」と、電話口の母親は心配していることを悟られないような口ぶりで私にそれとなく訊いてきた。弟が数学科を志望したのは、高校2年時の担任だった数学教師の影響が大きいと思われる。プライドが高く癖の強い性格だが、他の教師を圧倒する知識量と教え方の上手さに定評があったという。とりあえず弟には「教員免許は取った方がいいぞ」とアドバイスしておいた。

大学では自分の好きな勉強をするのが一番だと思う。私の高校時代は、文系の同級生は半数以上が経済・商学系を志望していた。でも失礼ながら彼らが本当に経済を学びたいのかは疑わしかった。私も人のことは言えず、理系だった高校2年までは工業デザイナーを目指していた。あの頃が最も確固たる将来の目標があったはずだ。物理に挫折して文転してからは、平たく言えば「メディア」に関心があったので、一浪を経てそれに関係する大学を受験して今に至る。

不況というのもあるが、将来への不安は常に付きまとう。一時期東京に嫌気が差して、夏休みはほぼ群馬の実家で過ごした。庚申山という小高い丘の麓にある我が家は実に不便だ。四方は山と田んぼに囲まれ、最寄りのコンビニまでは2km以上車を走らせないといけない。1時間に1本しか来ないローカル線の駅までは5km近くもある。それでも、少しだけ残暑も和らいできた田園風景の中を風を切りながら自転車を走らすと、そんな田舎も悪くないのかな、と思ってしまう。

受験生時代はとにかく群馬を出たくて、東京の都心部にある大学ばかり受験した。お世辞にもきれいとは言えない猥雑な雰囲気の街だけど、新宿と池袋に挟まれた場所にある大学のキャンパスをふと眺めると、「ほら、お望み通りにしてやったぞ」とでも言わんばかりにそびえ立っている。

2年半ほど東京の大学に通ったくらいで諦観したと言うつもりはない。ただ、将来地元に帰るのも選択肢のひとつとしては有りかな、と天秤にかけるようになってしまった。幸いにして、群馬は交通は不便だけど物価も安いし、東京までは2時間以内に出られる。東京、愛知に次いで有効求人倍率も高い。一流企業の転勤先としてはいつも人気上位だという。もしかしたら、そんな土地を地元に持ち、そこで暮らすことは「幸せ」の選択肢としては割といい方なのかもしれない。

大学1年の頃ならきっとこんな「ちっぽけ」な日記は書かなかっただろう。あの頃、イギリスの「田舎」マンチェスターの札付きのワルで、一介の工事現場の労働者からロックンロール・スターに成り上がったオアシスに憧れ、私はギターを手にした。コード弾きもおぼつかない腕なのに何度かライブのステージにも立たせてもらった。ロック・スターに憧れた。ロック・スターになりたかった。だが、才能とか経験とかテクニック云々以前に、何かが足りない気がしていた。

若く見られるのは嫌いではないが、そんな私だって22年も無駄に歳を取ってしまった。きっと「ちっぽけ」な自分を知ることは、大人になる第一歩なのだろう。でもそれは「ちっぽけ」な自分に安寧することを意味しない。「世界」へと自身を敷衍させ、自分が大きく羽ばたく第一歩でもあるのだから。オアシスからノエルが脱退して、リアムがオアシスの終了宣言ともとれる発言をし、もはやオアシスは事実上の解散状態であるとの見方が強くなった今、そんなことを考えてみた。

将来への途中経過をいちいち日記やTwitterに書くということはしないだろう。何ヶ月先になるかは分からないけど、「そうそう、就職決まりました」ってあっけらかんと日記に書くくらいで丁度いい。専攻の先生が言っていたが、映画だの芸術だのメディアだのを専門にしている人はどうも物の見方がシニシスティックになってしまうらしい。そんな悠長なことを言ってられない情勢だからこそ一歩引いた立場の気分で、将来への分かれ道を楽しんで歩いていけたらいいんだけどね。

ああでも、こんな青臭い日記を書いてしまう自分はまだまだ「青い」んだろうな。ライドというバンドが好きで、今はフロントマンの一人がオアシスでベースを弾いてるけど、青白く線の細い20歳そこそこの青年が俯いてノイズに塗れたギターをかきむしる姿がとても美しかった。そんな青い音楽が好きだもの。

幸いにして、今はそのようなバンドにギタリストとして身を置かせてもらっていて、また音楽を楽しむことができている。ゆるい繋がりが特徴のTwitter経由でバンドを組むなんて思ってもみなかったけど、それもまた意外で面白い。

そう、すべては白昼夢のように。

P.S. 登録してから1年以上放置していたTwitterが最近俄かに活況を帯びてきたので、もしよろしければフォローしてくださいな。まだの人はこの機会に始めてみるのもいいかも。アカウントは同じ「Rainyblue」です。
http://twitter.com/Rainyblue

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