青い空はポケットの中に - Arctic Monkeys@日本武道館(w/ The Cribs)

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やま URL 2010-12-15 Wed 10:51:07

クリブスについてですが日本語MCをかますのはライアンですゲイリーはベースボーカルです

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Arctic Monkeys@日本武道館(w/ The Cribs)

ARCTIC MONKEYS <アークティック・モンキーズ>
@日本武道館
2009.10.19 (Mon)
OPEN / START:18:00 / 18:55
Special Guest:The Cribs


arctic_monkeys_2009.jpg
▲アレックス・ターナー(Vo, G):右から2番目

[Set List]
01. Dance Little Liar
02. Brianstorm
03. This House Is A Circus
04. Still Take You Home
05. The View From The Afternoon
06. Cornerstone
07. Potion Approaching
08. Pretty Visitors
09. Crying Lightning
10. Sketchead
11. I Bet You Look Good On The Dancefloor
12. Dangerous Animals
13. Secret Door
14. My Propeller
15. Red Right Hand
16. Do Me A Favor
17. Fluorescent Adolescent
18. The Jeweller's Hands
**********ENCORE**********
19. If You Were There, Beware
20. 505


自分と同世代のバンドを問われたら、私は先ずアークティック・モンキーズの名を挙げるだろう。私としても彼らのデビューからブレイクまでの狂想曲を目の当たりにしてきたわけで、今度のライブはぜひとも見ておきたかった。多分、機会があれば2007年の単独公演や夏フェスでの来日にも行けたのだろうが、色々あって今日のライブが初参加となる。気づいたら彼等はもう、ビートルズと同じステージに立つバンドに成長していた。

最新作である3rdアルバム『Humbug』をリリースし、バンド初となる満を持しての武道館公演。メンバーは私よりも1歳年上なだけなのに、デビューからわずか数年でここまで上り詰めるとは驚きだ。こっちが高校生のときには、既に同年代のバンドが大規模ロックフェスやスタジアムでプレイしていたのだから世界は広い。

今回は前座と呼ぶにはあまりにも惜しい、スペシャル・ゲストとしてザ・クリブスがオープニング・アクトを務めた。大物ギタリストであるジョニー・マー(元ザ・スミス)の電撃加入が記憶に新しいが、マー参加後初の4thアルバム『Ignore The Ignorant』を引っ提げての堂々来日だ。赤坂BLITZでの単独公演も21日に控えている。

年齢もキャリアも上のバンドが前座というのも妙な話だが、今回の起用はアークティック・モンキーズ側のたっての希望なのだという。UKインディー・ロック勢からの支持が熱い彼ららしい話である。そんなクリブス側も負けじと、直前になって開演時間を5分早めてきた。そしてライブは定刻通り18時55分ジャストに幕を開けた。

the_cribs_2009.jpg
▲ジョニー・マー(G):左から2番目

クリブスのセットリストは以下の通り。

[Set List]
01. We Were Aborted
02. Hey Scenesters!
03. I'm A Realist
04. Cheat On Me
05. We Share The Same Skies
06. Mirror Kissers
07. Men's Needs
08. City Of Bugs


とりあえず新譜を通して聴いて、後はディスコグラフィーを一聴しただけなので知らない曲もあったが、短いながらも人気曲が網羅された構成だったと思う。クリブスって初期はいかにもドタバタなインディー然としたサウンドが特徴的だったはずなのに、演奏を聴いて彼らは随分と腕を上げたばかりでなく、かなり小奇麗なサウンドになったなと。そこはやはりジョニー・マーの加入が大きいのだろう。ジャーマン3兄弟だけで長年回してきたバンドなだけに、そこに異分子とでもいうべきマーの加入がファンの間で賛否両論だったのも頷ける。

だけどジョニー・マーが好きな私としては、彼を生で見られるというだけでも金を払う価値があるというもの。今回武道館まで足を運んだ理由の何割かはジョニー・マー目当てなのは確かだ。オアシスノエル・ギャラガーもマッドチェスター勢も、皆彼に影響を受けて自らのキャリアをスタートさせたのである。みんなのギター・ヒーロー、それがジョニー・マー。

クリブスのアクトで印象的だったのは、ゲイリー(Vo, G)が「ボクタチクリブスデス!」と日本語で挨拶したばかりでなく、途中のMCで「アークティック・モンキーズヲヤッツケル」などと言い放ったのには笑ってしまった。彼なりのジョークだったのだろうが、発音が芳しくなかったのかオーディエンスにはあまりウケていなかった。なお、途中でアークティック・モンキーズのカヴァーで「Chun Li's Spinning Bird Kick」を披露していた(演奏中には気付かなかったけど)。

演奏自体は実に堅実で、もっと暴れるのかと思ってたら意外と落ち着いていた。ジョニー・マーのプレイはさすが。流麗なリフとバッキングに、高音弦のキラキラしたサウンドが彼の持ち味。演奏中は終始マーを注視していたが、遠目にはメンバーに完全に溶け込んでいた気がする。クリブスの3兄弟とは約20歳も歳が離れているはずなのに非常に若々しく見えた。彼はフェンダーのジャズマス(ジャガーかも?)にフェンダー・ツインリバーブの構成を崩さず終始クールなプレイに徹しており、何曲かコーラスも担当していた。

ignore_the_ignorant.jpg
クリブスの4thは今までのクリブスらしさを保ちつつ、ジョニー・マー節炸裂の流麗なサウンドに変貌しているので是非チェックしてみて欲しい。私はクリブスの4thが凄く気に入ったんだけど、確かに以前のようなドタバタした感じは失われている気もするし、古参のファンにはどう映ったのだろうか。ただ、特に#11「Victim Of Mass Production」なんてスミスっぽいキラキラしたサウンドで個人的にはお勧め。

彼らの演奏は30分程で19時27分に終了。転換もスムーズに進み19時50分に舞台が暗転、いよいよアークティック・モンキーズの登場である。

彼らの音楽性から予想していた通り、前半はもみくちゃにされまくった。1曲目は3rdから「Dance Little Liar」。そして多分、盛り上がりの最高潮は2曲目の「Brianstorm」だったに違いない。鋭角なギターリフと攻撃的なカッティングで疾走するアークティック・モンキーズを象徴するような曲だ。歌詞は日本人にインスパイアされたらしい。私はこの曲が彼らのベスト・シングルだと信じて疑わない(この曲だけでなくシングルの収録曲自体の出来が良いため)。

ここから3曲ほどハイテンションで攻撃的な疾走系ナンバーが続く。3曲目「This House Is A Circus」、4曲目「Still Take You Home」、5曲目「The View From The Afternoon」ともにオーディエンスのテンションは非常に高く、私は何度も押し潰されそうになった。私はアリーナFブロックで後ろの方だったが、前方のBブロックではダイブしている人を頻繁に見かけた。ライブには何度も参加しているけど、クラウドだのモッシュだのはどうも好きになれない。まあ、ライブには大抵1人で行くので友人(か××)と行けばまた違った楽しみ方があるのだろうが。

さて、このバンドのサウンドを司る肝は間違いなくドラムと言っていい。ドラム担当のマットは手数の多さと重厚なリズムが同居した非常にテクニカルなサウンドを奏でてくれる。デビュー当時はギター、ベースともに楽器経験が浅いということもありライブでは物足りなさもあったというが、ドラムだけは貫録が違った。今回生で見て驚いたのは、ドラムセットがワンタムワンバスの非常にシンプルな構成だったということ。HR/HMの連中みたいにツーバスで技巧を誇示することもなく、リンゴ・スターばりのシンプルなドラムであれだけテクニカルなリズムを叩けるのだから大したものだ。

中盤、ヒット曲の「I Bet You Look Good On The Dancefloor」でオーディエンスのテンションは一時的に持ち直すものの、後半のセットリストは3rdからの選曲が中心で少々ダレ気味だったのが残念だ。1stからの選曲はたった3曲で、前半飛ばし過ぎで後半失速気味の構成も含め、セットリストには若干の難ありと言っておこう。観客が押し合いへし合いになっていたのは前半5曲と10曲目の「I Bet~」のときくらいで、後は棒立ちでも問題ないくらいのテンションだった。どうも、彼らに攻撃的で疾走感のある曲を期待している多くのファンにとっては3rdの曲は非常にノりにくいというか、どうノっていいのか分からず戸惑っているような印象を受けた。

ライブでは演奏されなかったけど、みんな「Fake Tales Of San Francisco」「When The Sun Goes Down」「Teddy Picker」あたりが聴きたかったんじゃないかな。これらの曲を後半やアンコールに持ってくるだけで大分違ったのではなかろうか。さっき挙げた曲が(ヒット曲でありながら)今後ライブで滅多に演奏されない曲になっていくとすると、レディオヘッドにおける「Creep」みたいな立場になっていってしまうのだろうか(レディオヘッドは最近「Creep」を以前より頻繁に演奏するようになったが)。

ライブを通して、何となくバンドのやりたい音楽とオーディエンスの求める音楽が乖離しつつあるように感じた。これは「せっかく来日してくれたのだからヒット曲が聴きたい」という日本人ファンの心理と、最新アルバムをアピールしつつ音楽性の変化を示したいバンドとのちょっとしたすれ違いが生じたためだろう。「Secret Door」の音出しを「When The Sun Goes Down」のイントロと勘違いした観客が急に沸き立っていたのを見ると、「ああ、やっぱみんなこれが聴きたかったんだな」と思わざるを得ない。

humbug.jpeg
彼らの3rdアルバム『Humbug』を聴いたときはその音楽性の変化に驚いた。終始ヘヴィでブルージーなサウンドがアルバム全体を貫いているのだ。青臭さ全開だった1stの頃に比べると、ここまで渋くなれるものかと思ってしまう。一部、以前のような鋭角なリフとラップ調のヴォーカルで押し通す曲も含まれているが、アンセムになりそうな疾走系キラーチューンは1曲も存在しない。プロデューサーの影響か、ストーナーロックへの傾倒が甚だしいアルバムに仕上がっている。

もうひとつ残念だったのは音響。日本武道館はそもそもコンサートホールではないので音響はあまり良くないと言われているが、今はPAの技量次第でハイクオリティな音響を作り出すことは可能だ。例えば、2月のエリック・クラプトンのライブに行った時は音の悪さなど感じなかった。まあ武道館で70回以上も公演を重ねているクラプトンと初武道館のアークティック・モンキーズを比べるのも酷な話だが、もう少し何とかならなかったのか。ギターは低音が籠り過ぎ、ヴォーカルはよく聞こえないどころか質の悪いmp3の如く音割れしていて正直耳障りな場面があった。クリブスもアークティック・モンキーズも、演奏中しきりに音を気にしていたりメンバーやスタッフに耳打ちしていたのを見ると、どうやら彼らも音響に四苦八苦していたのは本当のようだ。PAの匙加減ひとつでどんな素晴らしい演奏も下手に聞こえてしまうことを考えると、音響は今後の課題かもしれない。

髪を伸ばしたアレックスは機嫌が良かったのか(どこかのインタビューで『ビートルズと同じステージに立てることを誇りに思う』旨の発言があった)、演奏後には「アリガトウ」を連発し、オーディエンスへの呼びかけも頻繁に行っていた。デビュー当時はちょっと嫌味なくらいクールだったことを考えると随分と大人になったもんだ。

私がアークティック・モンキーズに出会ったのは高校生のとき。とにかく彼らのデビューはオアシスのそれを彷彿とさせるくらい熱狂的だった。ロキノンでもクロスビートでも異常なくらい持ち上げられていた記憶がある。現に私も「オアシス以来の衝撃」なるキャッチコピーにつられて彼らの1stシングル「I Bet You Look Good On The Dancefloor」を手にしたのである。やがて「オアシス以来の云々」というキャッチフレーズは自明のものになっていくのだが。

ただし、音楽性はオアシスとは異なる。オアシスは基本的にビートルズをはじめとする60年代のロックンロールに80年代後半のマッドチェスター的サイケデリアを通過させた音、つまりビートルズを思いっきり歪ませて気だるくしたらこうなりましたみたいなサウンドを鳴らしている。ゆえに厚みのある音を志向し、バックはギター・ノイズで埋め尽くされている曲が多い。

対してアークティック・モンキーズは2000年代前半のガレージロック・リバイバルとポストパンク・リバイバルが交錯する過渡期に生まれたバンドなので、基本的にサウンドもその二者のいいとこ取りである。いい意味でスカスカな音とクールなリフを主体とした曲という基本軸はそのままに、より攻撃性を増して先鋭化したサウンドが評価されたのだろう。また、アレックスの書くイギリス人らしいアイロニカルな詞のセンスも当然高く評価された。

もうひとつはヒップホップへの傾倒である。メンバーは音楽的には相当マニアックな部類に入るが、彼らは「若者がギターよりもターン・テーブルを欲しがる時代」に生まれ育ったのだ。ヒップホップが席巻しているアメリカに比べてイギリスはまだロックの地位が揺らいでいないと思われがちだが、イギリスの若者も大抵はロックよりもヒップホップの方が格好いいと思っていたようだ。そんな彼らもヒップホップを聴いて育ったことはインタビュー等で明かされており、アレックスの早口で畳みかけるようなヴォーカル・スタイルはヒップホップの影響なのではないだろうか。

そして忘れてはならないのが、彼らはインターネット世代初のメジャーでブレイクしたバンドということだ。今でこそ当たり前だが、世界最大級のSNSサイトMySpaceでバンドの楽曲を公開し、デモ音源をmp3形式で広く配布する手法を採ってじわじわと人気に火が付き、やがてブレイクに至ったのは彼らが初めてである。私も彼らのmp3デモ音源をすぐさまダウンロードしたのを覚えている。同様の手法でブレイクした同郷のシンガー・ソングライターにリリー・アレンがいる。思えばiPodの爆発的普及もこの頃からで、バンドにとっても音楽にとっても、「インターネットが必要不可欠」になるかならないかのギリギリの時期に誕生したバンドだと個人的には思っている。

ちょっと辛めのライブ評になってしまったが、今後が期待されるバンドなだけにここで失速することなくUKのトップ・バンドまで上り詰めていって欲しい。ただし、今回のライブと3rdアルバムは今後のバンドを占う試金石になるだろうね。どうも今回のライブや3rdを聴いてファンがふるいにかけられてしまった気がしなくもないので……。次に来日するときは代々木体育館やさいたまスーパーアリーナを満員にできるくらいのバンドになっててくれよ。

◇Arctic Monkeys - Brianstorm

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やま URL 2010-12-15 Wed 10:51:07

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