青い空はポケットの中に - ドラえもん(わさドラ)2009年1月放送分レビューメモ

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通りすがり URL 2009-02-07 Sat 21:25:24

「のび太の夢物語」の演出は渡辺歩氏ではなく高橋渉氏ですよ。

Rainyblue URL 2009-02-08 Sun 01:33:23

>通りすがりさん
はじめまして。
ご指摘ありがとうございます。
名前が似ているのでスタッフロールをちらっと見た時につい勘違いしてしまったようです。該当箇所は修正しておきました。

aki-radio URL 2009-02-09 Mon 19:33:21

僕も最近忙しくてめっきりドラえもん見れていないのですが、久々に見たドラえもんが、のび太の夢で、これはかなり良くできていると感心しました。
「どくさいスイッチ」とこれは僕の中で傑作に入りますw
最後の混沌とした部分はかなり衝撃的でしたね。こんなの、放送していいのかと、うすら不安になりましたがww
でも、夢の世界をうまく表現していて、「悪夢」って感じでなかなか良かったです。こういうトラウマドラもたまにはいいですね。

Rainyblue URL 2009-02-10 Tue 02:11:35

>aki-radioさん
お久しぶりです。お待ちしておりました!

「のび太の夢物語」は確かに傑作でしたね。最近のわさドラは演出・脚本のスタッフに優秀な人物が入ってきて良作を連発するようになったと思います。特に、こういうトラウマ話をわさドラはかなり得意としていますね。「どくさいスイッチ」はもちろん私の中でも5本の指に入ります。次は「人間製造機」みたいな原作でも相当ヤバめな話も見てみたいですね(笑)

またいつでもいらしてください。

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ドラえもん(わさドラ)2009年1月放送分レビューメモ

1月放送分のドラえもんはなかなか面白かったので簡単にレビューメモを記しておきます。

◆1月9日(金)「のび左エ門の秘宝」(てんとう虫コミックス第4巻)
30分1話構成。前半はほぼ原作通りで、後半からオリジナル展開となっている。前半(宝探し)+後半(宝物争奪戦)というのが大まかなストーリー。

野比家に代々伝わる巻物を手掛かりに、のび太の七代前のご先祖様であるのび左エ門が埋めたとされる宝物を探しにタイムマシンで江戸時代まで向かう。ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの出番を作るためか、後半は山賊が登場して宝物の争奪戦が繰り広げられる。過去に行く話ではお約束として、のび太たちのご先祖様が登場。ジャイアンのご先祖様は方言を話し、スネ夫のご先祖様は髷を結い刀を持ち、のび左エ門は鼻水を垂らし、おしず(しずかちゃんのご先祖様)はおてんばだったりと、ディテールもしっかりしている。

貧しいながらお年玉ひとつとっても創意工夫の心を忘れない野比家のクリエイティビティに感心(まあ、額は少ないけど)。全体として無難といえば無難な出来なんだけど、オリジナル展開を混ぜておきながら特にヒヤヒヤさせることなく原作と上手く溶け込ませたストーリーが作れるようになったことは評価すべきだろう。


◆1月16日(金)「のび太の夢物語」(てんとう虫コミックス第38巻「ドリームプレイヤー」)
久々の大当たり! 脚本・演出は高橋渉という方で、非常に優れた演出力を持っていると感じた。このエピソードも30分1話構成で、後半からオリジナル展開を持ってくるんだけど、夢の不条理さが秀逸に映像化されている。

思うに、夢の記述って宇宙を記述すること並みに難しいんじゃないだろうか。夢なんて起きたらすぐ忘れてしまうし、もし覚えていたとしてもその世界に論理的整合性などあるはずもなく、言葉で説明しようとしても上手くできない……そんな経験は誰しもあるはず。

今回メインとなる道具は『ドリーム・プレーヤー』。付属のディスクを入れれば、SF、スリラー、時代劇、メロドラマなど、どんな夢でも見ることができる。ちなみに、原作では「カセット」だったけどアニメではMO風の「ディスク」に。時代の流れを感じさせられる。のび太が見る夢は順番に「教訓」→「海賊もの」→「SF」→「特撮ヒーロー」→「青春ドラマ」→「教訓」というように物語は進んでいくんだけど、実はのび太が見ていたのはすべて「教訓」の夢だった、というオチ。

このエピソードの各シーンを抽出してみると、

・「教訓」の夢(前半)
模範的のび太のキャラが極端すぎ(笑) 軍隊式ラッパ、語尾に「~のだ」を連発、やたら諺を持ち出す……などなど原作以上に個性的な性格に。だいたい夢って、対象のエッセンスだけが抽出されて極端にデフォルメされるってこともよくあるしね。ここでは、対象のデフォルメ化が表現されているのだろう。

・「海賊」の夢
しずかちゃん(ミーナモット家令嬢)の台詞がやけに生々しいのもそうだし、最後にのび太がマストから「落ちる」っていうのは夢の定番。どこからか「落ちて」覚める夢は数知れず、それが表現されている。ちなみに、斬り合いのシーンは大迫力だ。今回は何故か作画気合入ってるな~。

・「SF」の夢
敵を倒すために計算問題が出題されるというこの不条理さ加減。さらに、無駄に気合の入ったCG。ビーム砲もリアルだし、宇宙船のディテールもやたら凝っている。水を差すような展開は夢にはよくあることだろう。不条理な夢の特徴が表現されている。

・「特撮ヒーロー」の夢
ママの悪役姿がハマりすぎ(笑) これは声優さんの力量によるところが大きい。ママ役の人は暴走させたら天下一品だろう。「日本中のご家庭の晩御飯のおかずは100%ピーマン料理になる!」にも笑った。そして放たれるピーマンミサイルをのび太が口で全部受け止めるのも笑える。とにかく、夢とはえてして思うような方向に進まないし、むしろ嫌な方へと突き進んでしまうことだってあるということが表現されている。

・「青春ドラマ」の夢
夢の「理由のなさ」が表現されている。のび太たちは感動して涙を流しているが、なぜ涙を流しているのかは全く不明。しかも極めつけは「ぼくたちは青春なんだから!」という台詞。もはや理由などどうでもいいのか、それこそが夢の不思議なところだ。やたら目がきらきらしていたり、意味もなく歯が輝いたりと青春ドラマのお約束もばっちり。

・「教訓」の夢(後半)
ここからの怒涛の展開がこのエピソード最大の見せ場。青春ドラマの夕日が一瞬にして恐怖に変わる。空がぐるぐる回っていたり、海の上を歩けたり、唐突に何の脈絡もなく別の場面に移り変わったり、「夢」をここまで忠実に映像化できていることに感心しきり。夢から覚めようとしても覚められないのび太。ここでのび太は今自分がいる世界が夢であることを自覚している。明晰夢(Lucid Dream)を表現しているシーン。

そして最大の恐怖はここから。まずは浮いたドラえもん。目は白目。何故か四つん這い。虚ろで無感情な口調「きーかーいーが、こーわーれーたー」。ただっ広い空間。どれをとっても「夢」そのもの。視聴者の子供たちには良きトラウマとなったことだろう(笑)

最後はテレビに映るのび太。カウントダウンで教室からワンショットずつカメラが遠ざかっていくカットが素晴らしい。学校の教室をひとりでに歩いてくるテレビ。パパ、ママ、ドラえもんはテレビの外でケタケタと笑っている。のび太がテレビを叩いてもパパたちは一向に反応しない。合わせ鏡をモティーフにした表現に、夢のメタ的演出も見事。そして今まで見ていた夢はすべて「教訓」の夢だったことを模範的のび太から告げられて夢から覚める。

と、書いててきりがないくらい気に入ってしまったこのエピソード。個人的にはわさドラで5本の指に入るかもしれない。

◆1月23日(金)A「半分の半分のまた半分」(てんとう虫コミックス第42巻)
この刀で切ると、どんなものでも元の大きさの半分の体積になるという『半分こ刀』がメインのお話。のび太が自分を真っ二つに切るというビジュアル的にちょっときわどいエピソードをよくぞアニメ化してくれたという感じ。複数存在するのび太の違いを示すために、半分ののび太、4分の1ののび太、8分の1ののび太と、体積が小さくなるごとに声が高くなっていくという手法が採られた。のび太役の大原さんの演じ分けもきちんとできていて、演技力が向上しているのがよく分かった。

小ネタも光る。いつの間にかアニメ化されていた『オシシ仮面』。ファンはにやりとするだろう。

◆1月23日(金)B「あの日あの時あのダルマ」(てんとう虫コミックス第18巻)
感動の名作として知られ、『ドラえもん』で「人の死」に迫った数少ない作品。おばあちゃんの形見の品であるダルマをめぐる、のび太のおばあちゃんが亡くなるときのエピソード。このエピソードでは作中の重要な小道具として、このダルマが登場する。アニメでのリメイク回数も多い、涙なくしては語れない作品。私は今原作を読み返しても目頭が熱くなるけど、今回もやはり涙なくしては見られなかった。

今回のアニメ化で特筆すべきは、ギャグ要素が追加されたのと、のび太に対するママとドラえもんの目線がきちんと描かれていたことだろう。アニメオリジナルだが、おばあちゃんの教育哲学も伺い知ることができる。

冒頭、暗い部屋で死んだように横たわっているのび太。やはりこういうメタファーにはヒヤリとさせられる。おばあちゃんの形見の指輪をめぐるギャグシーンは賛否両論かもしれないが、次第にのび太が追い詰められていくことへの伏線となっている。さらに家の中を暗くすることでのび太の心理状態を表現する演出効果も。

階段前のシ-ンは意図的に反復され、ある種の苦難を象徴していたのだろうか。そして、おばあちゃんが亡くなるシーン。最後にストーブの灯が消えたのはちょっと反則かもしれない。

このエピソードのアニメ化としては十分な出来だろう。泣くまいと思ってたけど、やっぱダメだわ。おばあちゃんの登場する話はどれも泣けるので、泣きたい人はどうぞ。


3年前はこういう記事ばっかり書いてたんだけど、最近はめっきり。近頃のドラえもんは面白くなってきていると思うので、こんな感じでドラえもんの記事も定期的に書いていこうと思います。金曜夜7時はみんなで『ドラえもん』を見ましょう(笑……といっても、私もほとんど録画で見ているけど)。

あとは、藤子不二雄FC「ネオ・ユートピア」の第13期会員更新手続きを完了しました。まだ会員証と冊子は届いていませんが、近いうちに会員の皆様とお会いできることを楽しみにしています。

Comments: 4

通りすがり URL 2009-02-07 Sat 21:25:24

「のび太の夢物語」の演出は渡辺歩氏ではなく高橋渉氏ですよ。

Rainyblue URL 2009-02-08 Sun 01:33:23

>通りすがりさん
はじめまして。
ご指摘ありがとうございます。
名前が似ているのでスタッフロールをちらっと見た時につい勘違いしてしまったようです。該当箇所は修正しておきました。

aki-radio URL 2009-02-09 Mon 19:33:21

僕も最近忙しくてめっきりドラえもん見れていないのですが、久々に見たドラえもんが、のび太の夢で、これはかなり良くできていると感心しました。
「どくさいスイッチ」とこれは僕の中で傑作に入りますw
最後の混沌とした部分はかなり衝撃的でしたね。こんなの、放送していいのかと、うすら不安になりましたがww
でも、夢の世界をうまく表現していて、「悪夢」って感じでなかなか良かったです。こういうトラウマドラもたまにはいいですね。

Rainyblue URL 2009-02-10 Tue 02:11:35

>aki-radioさん
お久しぶりです。お待ちしておりました!

「のび太の夢物語」は確かに傑作でしたね。最近のわさドラは演出・脚本のスタッフに優秀な人物が入ってきて良作を連発するようになったと思います。特に、こういうトラウマ話をわさドラはかなり得意としていますね。「どくさいスイッチ」はもちろん私の中でも5本の指に入ります。次は「人間製造機」みたいな原作でも相当ヤバめな話も見てみたいですね(笑)

またいつでもいらしてください。

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