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オープン・スペース2008(NTT/ICC)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 21:41:43
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第1弾☆

◆オープン・スペース2008(NTT/ICC)◆
12月7日(日)に、東京オペラシティにあるNTT/ICCで開催されているメディア・アートの「オープン・スペース2008」に行ってきました。

京王新線なんて路線があることを初めて知りました。東京オペラシティは京王新線の新線新宿駅から1駅の初台駅からすぐの場所にあります。蜷川実花展とともに、同じ先生の映像演習と講義で出された中間課題で行ってきました。

NTT/ICCとは、NTTが運営するメディア・アート関係の作品が体験できるミュージアム・スペースです。ちなみにタダです(太っ腹!)。メディア・アート関係者の待ち合わせ場所として利用されることも多いそうですよ。運が良ければアーティストに会えるかも? 私はテクノロジーと芸術の融合的分野が大好きなので、非常に楽しめる展示内容でした。

レポートからの転載ですが印象的な作品をピックアップしておきます。

・《インタラクティヴ・フィールド》1999年,マーティン・リッチズ
テーブル状のステージの上には、表と裏を白黒にそれぞれ色分けされた36枚の長方形のパネルが直立してグリッド状に整然と並んでおり、体験者がステージに近寄るとパネルは体験者の存在や動きなどに反応して動くという作品です。

私は一人でこのテーブルの周囲を回ってみましたが、テーブルに近づくと不協和音のような独特の音楽が流れ出し、テーブルに沿って歩くと、本当にダンスでも踊っているかのようにそれぞれのパネルがシンクロして動き始めました。

この作品は28個の赤外線センサーによって体験者の動きをキャッチし、それによってプログラミングされたパネルの動きが決定するとのことです。もちろん、体験者の人数や動きによって非常に複雑な動きを見せてくれますが、それもパターン化されたプログラミングによる動きに他なりません。しかし、この作品と体験者の一見デジタルで無機質に見える関係の中に、私たちがどれくらいの人数でどのような動きをするかという非常に刹那的な行為によって、ある種アナログ的で温かみのある関係性を感じることができるのがこの作品の特筆すべき点であると思います。

・《多義の森》2008年,木本圭子
やや暗い室内の床には微細なピクセルで描かれた静止画が設置されていて、その一角には小さなアクリルのオブジェがあり、2つのモニターからは映像が流れています。奥の部屋では、ゆっくりと変化を続けるリアルタイムのプロセス映像を見ることができます。宇宙を思わせるような幾何学的な図形によって作り出される映像が美しい作品です。

私はこの銀河系のような幾何学模様に芸術的な美しさを感じたのですが、このリアルタイムで変化を続ける図形が極めてシンプルな数式によって生成されているということに驚きを覚えました。展示スペースの入り口付近には作者によるこの作品の解説パネルが展示してあり、そこに書かれている数式は残念ながら私が理解できる範囲を超えていたものの、ほんの数行しかない非常にシンプルな数式であることは理解することができました。

数学に芸術的美を見出すことはできるのでしょうか。実際に、図形であったりグラフであったり、時には数式そのものや数式から導き出される解答に芸術性を感じる人は多数存在するものと思われます。私もその一人で、シンプルな数式から生成される宇宙の深淵へと続く銀河を思わせるような映像は芸術といって差し支えないと思います。この作品の《多義の森》という題名も、数学と芸術という二つの領域にまたがった作品であり、その事に作者が自覚的であることを示したものかもしれません。

・《gravicells[グラヴィセルズ]-重力と抵抗》2004年-,三上晴子+市川創太
225枚のパネルを敷き詰めた床の上には、糸を張ったようなラインが規則的に表示されており、その上に足を踏み入れると、体験者の身体の重さ・傾き・動きの速度に床下のセンサーが反応して周囲のラインが歪んでいきます。それによってリアルタイムで作り出される画像・音・光を私たちが知覚することによって、重力を体感できるという作品です。

私はこの作品の床に敷かれたパネルの上に足を踏み入れた際、思わずよろけてしまいそうになりました。このパネルはとてもゆっくりと下に沈み込むような仕組みになっており、体験者が足を踏み入れると、低反発マットの上を踏み締めた時のような反発を感じることができます。もしかしたらこの作品は画像・音・光だけでなく、パネルの床を踏み締めるという行為そのものが、体験者に重力の存在を身体的に感じさせてくれる可能性を秘めているのではないかと思います。

この作品の主たる目的である、画像・音・光によって重力を知覚させるということについては、体験者が視覚的に感じるインパクトが非常に大きいのですが、そのインパクトの強さゆえに、体験者が直感的に重力の存在を知覚することができるかということについてはやや疑問が残ります。しかし、私たちが普段無自覚であり、しかし逃れることができない重力という物理現象に、メディア・アートというツールによって切り込んだこの作品の意義は大きいのではないかと考えられます。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

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