青い空はポケットの中に - 2009年11月

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Twitterに対するごく私的な違和感

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-11-19 Thu 02:00:13
  • Web
Twitterを本格的に利用し始めて半年くらいが経ったけど、日増しに違和感を覚えるようになった。毎日何かしらの内容を投稿してはいるものの、何とも言えない居心地の悪さが付きまとう。

その要因を分析するのにいくらでも理論武装することは可能だし、逆に「アンタが悪いだけだろ」の一言で片付けてしまうことも可能だろう。まあともかくmixiともブログとも違う、あのチャットともブログともつかない奇妙なコミュニティ。きっと肌に合う人、合わない人がいるだろうね。

それは何かって言うと、Twitterには自分のテリトリーがないということ。きつい言い方をすれば、逃げ場がないと言ってしまってもいい。

Twitterの「ホーム」に表示されるのはTL(タイムライン)といって、時系列順に自分の投稿とフォローしたユーザーの投稿がスレッド形式で表示される。フォローってのは、mixiで例えると一方的なマイミクみたいなもので、フォローした相手にフォローされれば自分の投稿が相手のTL上に表示される。もちろんそれはマイミクと同じ状態だ。

この、自分のTLに誰かの投稿が自分の投稿と同列に並んでる状態っていうのが違和感の最たる原因だろう。言わば、自分の部屋に誰かが上がり込んで勝手におしゃべりしてる状態みたいなもの。自分の投稿が書き込まれたスレッド形式のBBSとどこが違うのかと聞かれるかもしれないけど、BBSはあくまでパブリックな空間。自分が立てたスレッドだって基本的には公共物のようなものだ。

もちろんTwitterにも自分の投稿だけを表示する機能はあるけど、それはホームから自分の投稿だけを抽出した状態に過ぎない。あくまで、他者の投稿と自分の投稿が同列に並べられて眼前に晒されている状態が「ホーム」のTLであり、それがTwitterの最たる特徴でもある。

朝起きてTwitterを開くと、誰かが何かをつぶやいている。大学に行っている間も、夜ベッドに潜り込んでる間も、誰かが自分のTLで何かをしている。私はこれを「気持ち悪い」と思ってしまうのだ。

他のネットコミュニティには基本的に自分のテリトリーが確保されているよね。例えばmixiの「ホーム」は自分専用のページであって、友人(他者)の行為はリンクという壁に守られている。他者の侵入を唯一許しているのは「足あと」だけであって、「ボイス」もリンクを開かない限り詳細を確認することはできないわけだ。ネットゲームにも他者の侵入を許さない「自分の部屋」みたいなプライベートな空間が用意されているはず(やったことないけど)。寂しかったり一人になりたい時はとりあえずそこに逃げ込めばいい。

フォロー・フォロワーが増えれば増えるほど、一見自分の投稿を見てくれる人は増えるような錯覚を感じる。しかし実際はそれに比例して自分の投稿は数多のつぶやきの海の中に埋没していくことに他ならない。何百もフォローしている人は、便利なアプリを利用したとしても毎秒単位で投稿が舞い込んでくるからだ。その投稿が逐一「読まれている」可能性は低い。寂しかろうが、辛かろうが誰かは待ってくれないのだ。弱音を吐いても悪態をついても空しいだけ。そんな空しい言辞はライブ会場のひそひそ話のように響き渡ることすらない。

私がTwitterに登録したのは結構早くて大学入ってすぐ、2007年の5月だった。ネットのニュースでちょっと話題になってたからとりあえず登録してみたのだ。なので「Rainyblue」のアカウントも取れている。そして「『ドラえもん』を読んでいる。」と試しに書き込んだものの、使いどころが分からずに丸2年間放置してしまった。

ある日急に思い出して、趣味の合いそうな人を次々にフォローした。おかげさまでmixiのマイミク数と同じくらいのフォローを頂いたけど、実際に会ったことのある人はたったの2人。これでは多勢に無勢だ。mixiだと、マイミクの8割程度は友人であったり同級生であったりと、実際に会ったことのある人たちばかりで構成されているわけで、これがもうひとつの違和感の原因だろう。

いくら趣味が合うとはいってもそれは程度問題だ。誰かが「おはよう」と言い、それに誰かがレスポンスを返す。私の知らないところで何か知らんけど会話が盛り上がってる。「○○さんが▲▲した」とか何それ知らねえよって感じだ。けれどそれが自分のTLに表示されているという状態。何となく、飲み会でひとりぼっちになったり仲間はずれにされたような古のトラウマが蘇ってきて平常心が保てなくなってしまう。あまり精神衛生上いいとは言えない。

思うに、Twitterはバーチャルなコミュニケーションを拡張しない。Twitterはリアルのコミュニケーションを拡張するツールとしては有用だけど、バーチャルなコミュニケーションを補うツールとして利用するのは危険だと思う。周囲に壁を作りがちな人、プライベートな空間を重視する人、馴れ合いが苦手な人は、とりあえず何人か親しい友人を誘った上でTwitterに登録されることをお勧めしておく。

だからといってフォロー数を減らしたり、非公開にしたり、ましてやTwitterをやめるなんてことはしないけどさ。そんなのでは何に解決にもなりはしないし。とりあえずの解決法としては、mixiのマイミクくらいに実際の友人を増やすことだ。そうすることで自分の投稿に対する担保が確保され、違和感も徐々に薄らいでいくだろう。たとえ友人が「おはよう」とつぶやいても、何をしたかを逐一報告しても不自然ではないし、むしろ嬉しさすら感じるわけだしね。

そこで、この四面楚歌な現時点でのささやかな抵抗として「空気を読まない」ことを実践している。

・「なう」などのローカルワードを一切使わない。
・生活パターンを知られるのが嫌なので「おはよう」も「おやすみ」もつぶやかない。
・何か会話で盛り上がってたとしてもそれに参加しない。
・最低限の礼儀として、知人からのレスポンスには反応する。

「おはよう」とか「おやすみ」とか気安く言うけどさ、画面の向こうの知らない誰かに挨拶をすることに私は抵抗があるし、挨拶は目の前にいる人にしたいよ。それから「なう」ってワードに内在するある種の空しさに私は耐えられそうにない。「ナウい」と同じ死語臭が漂う。「なう」って何だよ。

まあ今考えたら馴れ合いが嫌いなだけちゃうんとも思うけど。ネットってものを根本的に信用してないってのもあるかもしれない。

ところでmixiにも「ボイス」機能があるけど、Twitterの語りと「mixiボイス」の語りは異なる。最初は「mixiボイス」とTwitterを同期させようかと思ったけどそれでは絶対に破綻する。「mixiボイス」は「読まれること」を前提とした語りだ。実際の友人知人が多数だから「読まれること」の担保があるのだ。だから1日1回程度の投稿に留めているし、他者を不快にさせるようなことも言わない。

Twitterは自分の投稿を読むことがある種の自己責任で成り立っているので、日記よりもフランクだし悪態もつくわけ。もちろんブログやBBSへの投稿と同様、自分の発言が全世界に公開されていることに対して最低限の社会的責任は持つ必要がある。でもそれを差し引いてもTwitterは「生産性のない語り」を追認するツールでしかない。Twitterの開発者が「Twitterは面白いけれど役に立たない」と発言したという。それがTwitterの本質を表しているような気がする。

今のところ唯一の収穫はTwitter経由でバンドを組んだこと。そのことには本当に感謝してる。

あ、そうだ。卒論のテーマとしてTwitterについて取り上げると面白いかもね。多分文化構想学部の誰かが絶対やると思うので、まあその人にお任せしておこう。

「ここはお前の日記帳じゃねえんだよ」
「いいや、ここは俺の日記帳だよ」
そんなせめぎ合いの毎日。

Twitterなんて気軽に使っている人がほとんどだろうから、私のこの愚痴めいた日記はピンと来ないかもしれないけど、まあそう思ってる人もいるってことで。ああひねくれてるな俺って。

Macにチェンジしてみたの巻

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-11-14 Sat 07:01:08
  • Essay
作業効率の99%は本人のやる気に依存するようで、パソコンを買い替えたのにそれが一向に上がりません。ミーハーなので3台使い倒してきた富士通のパソコンからMacにチェンジしてみました。iMacの21.5inchモデルです。部屋の様子もがらりと変わりました。

DSCN0175_convert.jpg
色々と困ることもあるかと思ったのですが、とりあえず今のところは致命的な部分はないようです。操作感もキーボードの感覚はまだ掴めないけど、文字が打てないという訳ではないのでゆっくりと慣れていくつもり。設計思想の違いによる微妙な差異はあっても、アイコンをクリックしてウインドウを開いて操作するという基本的な部分では変わりません。とにかくCPUがCore 2 Duoにメモリが4GBになったので動作はサクサクです。

大学入学と同時に買った前のパソコンは2年半以上使ったけど個人的に限界を感じてしまいました。まだ壊れたわけじゃなのでクリーニング&フォーマットした上で実家で使います。Windows Vistaは嫌いじゃないけど、肝心のパソコンの性能がPentium 4にメモリ1GBというのがまずかったみたい。部屋に居るときはまずパソコンの前にいるので、文学部生っぽく言えばパソコンは「拡張された身体」みたいな感覚で、これが快適じゃないと困るわけです。

それで前のパソコン、使い始めた当初は良かったけどしばらく経つと、遅い、遅すぎるううう……と叫びたくなるくらい重くなってしまいました。

DVDレコーダーが高くて買えないのでテレビの録画はパソコンに付属の地デジチューナーを利用しています。ただこれがメモリを食う代物で、しばらくするとまともに録画できなくなりました。金曜日はサークルに行くので『ドラえもん』は毎回録画予約を設定しているのですが、ここ数ヶ月は失敗続きでほとんど見逃してしまったのです。『ドラえもん』が見られない生活は私には耐えられません。もちろん、Mac用の地デジチューナーも同時購入してしまいました。

アップル社の製品を賛美する気はさらさらありませんが、この会社、モノに対する演出が上手いなと。外箱や梱包はとにかくきれいだし、まるでプレゼントの箱を開けるような演出。バレンタインチョコを開けたときの感覚みたいな(もらったことねーけど)? 初めてスイッチを入れればウェルカム・ムービーが流れ、さくさくと初期設定が進む。ああ、こうやって物好きなユーザーを獲得していったんだなって感じ。

ネットの接続設定が一瞬で済んだのにはびっくり。一番四苦八苦する箇所だと思ってたので意外でした。データの移行もスムーズで、FirefoxとThunderbirdのデータはMacに丸ごと移行できます。iTunesの12,000曲あまりの曲データとプレイリストや再生回数も完全移植OK。まあこれはアップルのソフトだからできなきゃ困るか。移動する可能性のあるデータはすべて外付けHDDで管理していたのでその辺は問題ありません。

ワープロソフトは当面NeoOffice(フリーソフト)で問題なさそう。レポート程度の文書なら複雑なレイアウトは必要ないしね。

いいところはとにかくフォントが美しいこと。Windowsで明朝体を見るとげんなりしていたけど、パソコンが変わるとこうも変わるものなんですね。ここはMacに軍配を上げざるを得ないようです。

でも一部のMacユーザーみたいに排他的な偏愛感情を持つ気はありません。Macにチェンジしたのも単なるミーハーな動機。どうせWindowsも入れるので(Windowsが公式でサポートされてるのもMacにチェンジする敷居を下げた要因)。愛着はそれなりに持つけどパソコンはただの道具。快適に使えればそれでいいんです。

iPodを流行らせた戦略が功を奏したのでしょう。あれがなけりゃMacに興味を持つことはなかっただろうし。ただiPhoneには全く興味が沸かないなあ。日本の特殊な携帯電話事情にローカライズされていない携帯電話を持つ気はないし、docomoからスイッチもしたくないので。

一番困ったのはSAIがMacに対応してないのをすっかり忘れてたこと。あれ使いやすくて気に入ってるんだけどWindows専用なんだよね。まあ、どのみち近いうちにWindows 7も導入するので問題ないです。DSP版なら1万5千円以内で買えるので。お絵描きなら当面はPhotoshop Elementsで何とかなります。というか前のパソコンはSAIを使ってるとレイヤー10枚程度で永遠の砂時計になってしまうのでお絵描き環境の改善は急務だったのです。

面白いソフトといえばMacには標準でGarageBandという音楽製作ソフトが付属しています。録音機能も備えているので、ギターを録音するケーブルは既に持ってるし何か録ってみようかな。思いっきりヘタクソだけど。とりあえずループ音源をいじってるだけでも楽しいねこれ。あらかじめプリセットされたループ音源を組み合わせるだけで、楽器が弾けなくてもいちおう作曲らしきことができるようになっているらしい。

シューゲイザーってノイズ出してりゃいいから簡単じゃね?って思ってた時期が私にもありました。でもそうはいきません。なんにしろギターは難しい。弾けたところで今度はノイズの出し方に向き合わなきゃならないから。お金さえあればギターを習いたい。楽器って絶対誰かに習った方が上達すると思うんです。小学4年生の時だったかな、音楽の時間にクラスの女子を味方に付けてピアノ習ってる子に鍵盤ハーモニカを指導してもらって、音楽発表会でキーボードのポジションをゲットしたことがあります。あの時の上達の早さは半端なかったなあ。

ギターといえば今日のスタジオの帰りにギターケースがとうとう壊れてしまいました。もう2年以上使ってたんだけどスライダー部分が弱くて、1年後に片方のスライダーが割れてしまい、この日とうとう片方が割れてしまいました。ギターケースは必需品なので買い直さなければなりません。大出費をした直後にまた出費とは痛過ぎ。

ギターは下手な癖にバンドもスタジオも楽しいんだけど、今月はサークルの単独展に専念しなければ……。リスト製作の仕事請け負っちゃったし、自分の絵も描かなきゃなんないし。自分の絵を改めて見るといつも恥ずかしくなるので過去作品は出しません。あえて少女趣味な絵を描いたりしてるのには理由なんてないけど。どうにか5枚くらい描きたい。今度は音楽趣味な絵を描いてみようか。でも何描こうか思いつかない。ミュージシャンの肖像画じゃ野暮だしなあ。

早稲田祭でライブをしたかったけど、去年のような合同音楽祭企画が存在しなくて断念せざるを得なかったのは苦い思い出になりそう。またみんなを呼びたかったな……。ライブハウスに呼ぶとしても、わざわざ遠くまで来てもらった上にお金まで払わせる訳だからそう気安くできないしね。

来年、最後のチャンスあるかな。結局今年の早稲田祭は戸山キャンパスにしか足を運ばなかったんです。毎年両親と弟と祖母を案内してあげてたんだけど、今年はとうとう来なくなりました。弟が受験なので人混みで新型インフルエンザでもうつされちゃ大変だもんね。ああ、ギター弾いて少し元気が出たと思ったら最後と聞いて切なくなっちまったじゃねーか!

去年の展覧会で、サークルの交換ノートにもう俺に残された時間はない云々という2ページにも渡るウザい長文書いたらみんなに「病んでる」とか言われたっけな。もう誰も覚えてないと思うけど。まあ今年は病んでる余裕もないしもう病みたくない。まあ実際昨年後半のメンタルはヤバかったかもしれん。

TSUTAYAの半額クーポンを利用して邦楽をいっぱい借りてみました。フリッパーズ・ギター、ナンバーガール、the pillows、ピチカート・ファイブ、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、フルカワミキ、中村一義、東京事変。どれも素晴らしい、というか邦楽も侮れないね。洋楽至上主義では全くないけど邦楽はあまり開拓してこなかったのでもっと色々聴いてみよう。

ピロウズはUK志向が強くていい感じ。フリッパーズはベスト盤よりフルアルバムの方が圧倒的に良いと気づきました。ミッシェルかっこよすぎ。東京事変はセンスの良いプロの仕業。ナンバーガールも個性的でかっこいい。フルカワミキの1stは初期スーパーカーっぽい1曲目と12曲目がツボ。中村一義は才能の塊の上に何だか共感できる。ピチカート・ファイブは昔NHKの「みんなのうた」で流れてて好きだった「メッセージ・ソング」を聴いたらすごく懐かしくなりました。

▼ピチカート・ファイブ - メッセージ・ソング


今日オープンするH&Mの新宿店に行ってみようかと思ったら昨日夜の時点で既に行列ができていると聞いて行く気が失せてしまいました。Jimmy Chooコラボが気になってたけど皆考えることは同じか。日本上陸した直後に原宿店に行った時はメンズの品揃えにがっかりしたけど、少しは良くなってるんだろうか。ユニクロの「+J」も結局何も買わなかったしなあ。あれ独立して専門路面点を構えるそうですよ。せっかくのジル・サンダーだし利用しない手はないけど値段上がっちゃうかもね。今季の冬アウターはまだ何も買ってないけど、何かひとつくらいは欲しいな。

A4用紙3枚のレポート程度で四苦八苦するのにくだらない独り言はいくらでも書けるのは何故?

東京モーターショー2009

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-11-11 Wed 05:58:34
  • Cars
去る10月28日、東京モーターショー2009に行ってきました。幕張メッセにて隔年で開催されている東京モーターショーは今年で41回目の開催となります。

初めて足を運んだのが確か中学生のときなので、もうかれこれ東京モーターショーには5回ほど足を運んでいるはずです。人並みに車への興味はあるので、半分ペーパードライバーですが運転免許(当然MT)は大学1年の夏休みに取得しています。

100年に一度の大不況と言われる中、海外メーカーは軒並み不参加を決定し、近年では最もコンパクトなショーになってしまいました。会場の規模も例年の半分以下という小ささです。普段なかなか触れるチャンスのないBMWやベンツやポルシェに触り放題&乗り放題なのもモーターショーの醍醐味のひとつだったのに、海外主要メーカーはすべて不参加。出展したのはロータス、アルピナなど小規模メーカー3社に留まっています。

期待の日本勢ですが、こちらは光岡自動車と主要トラックメーカーが不参加を表明。参加を決定した各メーカーは例年と同規模のブースを設けていましたが、正直言ってどの自動車メーカーもあまり元気を感じられませんでした。それでも各メーカーがしのぎを削って環境対策に注力したり、「Fun to Drive」(運転の楽しさ)をアピールするコンセプトカーを発表するなどの気概が見られたのは頼もしいところです。

平日といってもそれなりに混んでいましたが、それはおそらく会場の規模が半分以下になってしまった為にいつもより人が多いように感じただけでしょう。例年なら幕張メッセ全体がお祭り騒ぎの様相を呈していたのに、今回は9・10ホールだけを間借りして、何だかひっそりと開催されているような印象さえ受けました。

いつものことながら車には目もくれずおねーさんばかり撮り続けるカメラ小僧はウザいことこの上ないのですが、そのおねーさん達も今年はかなり数が少なく、あまり覇気もありませんでした。コンパニオン業界にも不況の波が……。どのブースのおねーさんが美人だったとか書いてみたいけど恥ずかしくて顔もまともに見ていないので割愛。それでもわざわざ作り笑顔がきれいなおねーさんからパンフレットを受け取るのが楽しかったりするんだけど。

各ブースの印象は、トヨタ、ダイハツ(トヨタの子会社)、ホンダの純国産勢はさすがに派手というか大規模でした。しかしマツダなんかはコンセプトカーも1台だけで、正直大丈夫?というくらい元気のなさが目立ちました。群馬がお膝元のスバルはとりあえず元気そうだったので一安心。

東京モーターショーといえば各メーカーが趣向を凝らしたパンフレットをもらうのも楽しみのひとつなのですが、そのパンフレットひとつをとっても不況の波を実感できます。紙質、厚さ、大きさ、レイアウトのクオリティ、どれをとっても驚くほど前回と比較するまでもなく悪くなっていたのです。大会社のトヨタなんかペラペラで、しかも雑誌とのコラボと広告で経費削減を図る始末。ホンダも同様で、フリーペーパー形式にしたために安っぽさが目立ちます。トヨタの高級ブランド・レクサスも明らかに質が落ちています。他のメーカーはレイアウトがシンプルになり、全体的に薄くなっていました。

海外メーカーはそもそも出展すらしていません。以前だとBMWミニなんてアンケートに答えるだけで数百ページもある分厚いカタログがもらえたのに。その海外メーカーですが、上海・北京のモーターショーにはきっちりと全メーカーが出展を表明しています。国産車が充実している不況真っただ中の日本から、新興国で外国車中心の中国へアジアのメイン市場を移そうとしているのでしょう。

最近初マイデジカメ(Nikon COOLPIX S640)を買ったので、そのシェイクダウンも兼ねてたくさん写真を撮ってきました。mixiフォトアルバムに厳選した100枚を掲載しておきましたので、もしよろしければご覧くださいませ。Picasaには失敗写真も含めたすべての写真がアップロードしてあります。

▼Picasa ウェブアルバムへのリンク

それでは、いくつか気になった車をピックアップしてみます。

▼ホンダ・CR-Z コンセプト
送信者 東京モーターショー2009

ホンダといえばインサイトが売れているが、そのインサイトで使われているハイブリッド技術を応用して作られたのがこの車。往年のコンパクトスポーツの名車「CR-X」を想起させるその車名に偽りなく、スポーツカーとして仕立て上げられているとのこと。エコなハイブリッドでスポーツカーというコンセプトが新鮮。展示車はほぼ市販車に近い形で、実際に2010年2月の発売が予定されている。

▼トヨタ・FT-86 コンセプト
送信者 東京モーターショー2009

対するトヨタも往年のコンパクトスポーツの名車「カローラレビン」「スプリンタートレノ」をモチーフとしたコンセプトカーを発表。「FT-86」という車名からイメージされるのは、特に「AE86型」と呼ばれる1983~1987年に製造されていたモデルだろう。漫画『頭文字D』の主人公・藤原拓海が乗る車としても有名で、そのせいか旧車にも関わらず中古車市場では異常な高値で安定している。『頭文字D』は中学・高校時代の愛読書だったなあ。第1部は本当に面白かった。

開発者曰く「誰でもドリフトができて若者に乗ってもらえる車を目指した」というが、果たして上手くいくかどうか。というより開発者自ら「ドリフト」とか言っちゃっていいのかと。ドリフトはあくまでレースの世界かイレギュラーなフィールドで行われるもの。車は当然ながら滑らない方が安全だし、ドリフトというのはそういう車をわざわざレーサーや走り屋が操って滑らせることによって発展してきた操縦法という側面がある。

そうして造られた「FT-86」はある意味オフィシャルなドリフトカーということになるんだろう。それがスポーツカー好きにとって魅力的に映るのかは疑問だけど、この不景気にスポーツカーを作ろうという心意気は買っておこう。

「FT-86」はスバルとの共同開発車で、設計開発・製造はスバルが担当する。2011年内の発売がアナウンスされており、トヨタとスバルの両ブランドで販売される。
「FT-86」はスバルとの共同開発車で、設計・製造はスバルに一任。2011年内の発売がアナウンスされており、トヨタとスバルの両ブランドで販売される。

ブースは大人気で、平日にも関わらず車の前には黒山の人だかり。モーターショーに足を運ぶような層なら気になるよなそりゃ。てか私もこの車欲しい。社会人になってある程度余裕ができたら買おうっと。

ブースではPS3の「グランツーリスモ5」とコラボした映像が車の横で繰り返し流されていて、同じ映像がYouTubeでも見られるのでよろしければどうぞ。この車のコンセプトがよく分かるので。ちなみに私がPSPで最初に買ったゲームは「グランツーリスモPSP」。


あと、他に気になった車とか。

▼ホンダ・EV-N(電気自動車)
送信者 東京モーターショー2009

▼ホンダ・SKYDECK(ハイブリッドカー)
送信者 東京モーターショー2009

▼ホンダ・インサイト(売れてるハイブリッドカー)
送信者 東京モーターショー2009

▼ホンダ・シビック TYPE R EURO (かっこいい!)
送信者 東京モーターショー2009

▼マツダ・清(きよら)(皆「きよし」と読んでいた(笑))
送信者 東京モーターショー2009

▼トヨタ・iQ(3+1人乗り超小型車)
送信者 東京モーターショー2009

▼三菱・i(アイ)(個人的に現行車で最も優れたデザインだと思う)
送信者 東京モーターショー2009

▼トヨタ・プリウス(今一番売れている車)
送信者 東京モーターショー2009

▼日産・フェアレディZ(先代より幾分デザインはマシになった)
送信者 東京モーターショー2009

▼スバル・ハイブリッドツアラーコンセプト(おねーさんピンぼけ!)
送信者 東京モーターショー2009

▼スバル・Plug-in STELLA(家庭で充電できる電気自動車)
送信者 東京モーターショー2009

▼レクサス・LFA(市販予定の国産スーパーカー・お値段は3,750万円以上!)
送信者 東京モーターショー2009

▼ケーターハム・スーパーセブン(今でも新車が買える名オープンカー)
送信者 東京モーターショー2009

▼マツダ・RX-500(幻のロータリーエンジン搭載スーパーカー)
送信者 東京モーターショー2009

▼トヨタ・スポーツ800(往年の名車・小さい!)
送信者 東京モーターショー2009

▼ホンダ・アコードCVCC(低公害車(エコカー)の先駆け)
送信者 東京モーターショー2009

▼日産・GT-R SUPER GT(レースカーだとかっこよく見える)
送信者 東京モーターショー2009

▼ロータス・エリーゼ(今回数少ない外車・かっこいい!)
送信者 東京モーターショー2009

いかがだったでしょうか。

そんなこんなでちょっと寂しい東京モーターショーでしたが、来年はまたいつものようなお祭り騒ぎになることを期待しておきます。

ねえ、こっちでつぶやいてよ

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-11-01 Sun 03:05:11
  • Essay
Novemberという響きに哀愁を感じる。その響きに偽りなく、11月はハロウィンのお祭り騒ぎから一転して、木々も、街並みも晩秋の愁いを帯び始めてきた。冬支度を済ませる前に、落葉樹林は名残を惜しむかのような最後の輝きを見せてくれる。

どうも最近はTwitterに頼ることが多くなって、まとまった文章を書く機会が減ってきた。私のブログは2010年3月に開設5周年を迎えるし、10万アクセスまであと1万2千人と迫った。でもブログというものは最低でも週に1回は更新しないと正常に機能しない気がする。

今年弟が受験なので、実家に電話を掛けると度々その話題が出てくる。弟は理系で、数学科に行くことを心に決めたらしい。我が家は一族に大卒がいないので、基本的に私や弟の進路は当人の判断を尊重してくれる。

そうは言っても、自分の息子の将来が気にならない親はいないものだ。

「でも本当に数学科で大丈夫なの?」と、電話口の母親は心配していることを悟られないような口ぶりで私にそれとなく訊いてきた。弟が数学科を志望したのは、高校2年時の担任だった数学教師の影響が大きいと思われる。プライドが高く癖の強い性格だが、他の教師を圧倒する知識量と教え方の上手さに定評があったという。とりあえず弟には「教員免許は取った方がいいぞ」とアドバイスしておいた。

大学では自分の好きな勉強をするのが一番だと思う。私の高校時代は、文系の同級生は半数以上が経済・商学系を志望していた。でも失礼ながら彼らが本当に経済を学びたいのかは疑わしかった。私も人のことは言えず、理系だった高校2年までは工業デザイナーを目指していた。あの頃が最も確固たる将来の目標があったはずだ。物理に挫折して文転してからは、平たく言えば「メディア」に関心があったので、一浪を経てそれに関係する大学を受験して今に至る。

不況というのもあるが、将来への不安は常に付きまとう。一時期東京に嫌気が差して、夏休みはほぼ群馬の実家で過ごした。庚申山という小高い丘の麓にある我が家は実に不便だ。四方は山と田んぼに囲まれ、最寄りのコンビニまでは2km以上車を走らせないといけない。1時間に1本しか来ないローカル線の駅までは5km近くもある。それでも、少しだけ残暑も和らいできた田園風景の中を風を切りながら自転車を走らすと、そんな田舎も悪くないのかな、と思ってしまう。

受験生時代はとにかく群馬を出たくて、東京の都心部にある大学ばかり受験した。お世辞にもきれいとは言えない猥雑な雰囲気の街だけど、新宿と池袋に挟まれた場所にある大学のキャンパスをふと眺めると、「ほら、お望み通りにしてやったぞ」とでも言わんばかりにそびえ立っている。

2年半ほど東京の大学に通ったくらいで諦観したと言うつもりはない。ただ、将来地元に帰るのも選択肢のひとつとしては有りかな、と天秤にかけるようになってしまった。幸いにして、群馬は交通は不便だけど物価も安いし、東京までは2時間以内に出られる。東京、愛知に次いで有効求人倍率も高い。一流企業の転勤先としてはいつも人気上位だという。もしかしたら、そんな土地を地元に持ち、そこで暮らすことは「幸せ」の選択肢としては割といい方なのかもしれない。

大学1年の頃ならきっとこんな「ちっぽけ」な日記は書かなかっただろう。あの頃、イギリスの「田舎」マンチェスターの札付きのワルで、一介の工事現場の労働者からロックンロール・スターに成り上がったオアシスに憧れ、私はギターを手にした。コード弾きもおぼつかない腕なのに何度かライブのステージにも立たせてもらった。ロック・スターに憧れた。ロック・スターになりたかった。だが、才能とか経験とかテクニック云々以前に、何かが足りない気がしていた。

若く見られるのは嫌いではないが、そんな私だって22年も無駄に歳を取ってしまった。きっと「ちっぽけ」な自分を知ることは、大人になる第一歩なのだろう。でもそれは「ちっぽけ」な自分に安寧することを意味しない。「世界」へと自身を敷衍させ、自分が大きく羽ばたく第一歩でもあるのだから。オアシスからノエルが脱退して、リアムがオアシスの終了宣言ともとれる発言をし、もはやオアシスは事実上の解散状態であるとの見方が強くなった今、そんなことを考えてみた。

将来への途中経過をいちいち日記やTwitterに書くということはしないだろう。何ヶ月先になるかは分からないけど、「そうそう、就職決まりました」ってあっけらかんと日記に書くくらいで丁度いい。専攻の先生が言っていたが、映画だの芸術だのメディアだのを専門にしている人はどうも物の見方がシニシスティックになってしまうらしい。そんな悠長なことを言ってられない情勢だからこそ一歩引いた立場の気分で、将来への分かれ道を楽しんで歩いていけたらいいんだけどね。

ああでも、こんな青臭い日記を書いてしまう自分はまだまだ「青い」んだろうな。ライドというバンドが好きで、今はフロントマンの一人がオアシスでベースを弾いてるけど、青白く線の細い20歳そこそこの青年が俯いてノイズに塗れたギターをかきむしる姿がとても美しかった。そんな青い音楽が好きだもの。

幸いにして、今はそのようなバンドにギタリストとして身を置かせてもらっていて、また音楽を楽しむことができている。ゆるい繋がりが特徴のTwitter経由でバンドを組むなんて思ってもみなかったけど、それもまた意外で面白い。

そう、すべては白昼夢のように。

P.S. 登録してから1年以上放置していたTwitterが最近俄かに活況を帯びてきたので、もしよろしければフォローしてくださいな。まだの人はこの機会に始めてみるのもいいかも。アカウントは同じ「Rainyblue」です。
http://twitter.com/Rainyblue

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