青い空はポケットの中に - 2008年12月

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冬の夜長に天体観測

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-31 Wed 14:46:10
  • Essay
Google Skyが面白くて、思いついた天体や星雲の名前を検索して天体観測気分に浸りながらこの日記を書いています。

▼12.19 (Fri.) 《サヨナラ…あんず先生》
飲み会で初のダウンを喫してしまったという話をします。その日は絵画会の3年生の引退式で、私はT先輩に色紙とプレゼント、それに感謝の言葉を捧げました。T先輩は喜んでくださったようなので何よりです。ところが、結構な勢いでサワーを飲んでいたら1次会の終わり際になると猛烈に気分が悪くなり、 2次会の前半はずっと横になってダウン状態になってしまいました。たかだかコップに5~6杯程度なのですが、酒には未だに慣れません。どうやらあんず酒との相性が悪かったのかも……。2次会も終盤に差し掛かると何とか気分も回復してきて、S先輩や後輩とここでは書けない内容の話をして、お開きに。ロータリーに出るともう先輩方を胴上げできるくらいには元気になっていて、結局オールでカラオケまで付き合うことになりました。スピッツの「君が思い出になる前に」とか、レディオヘッドの「High And Dry」あたりは普段よりもよく歌えた気がします。どなたか先輩が私をボーカルだと紹介してくれましたが、リードボーカルじゃなくて、ボーカル「も」やるってだけです。というわけで、この場を借りて先輩方に感謝申し上げます。

▼12.21 (Sun.) 《スパークリングワインにうってつけの日》

バイトでパシフィコ横浜へ。その日はスティングの追加公演のスタッフとして仕事をしてきました。初めて訪れた会場で観客の案内をせよという無茶振りでしたが、なんとか無事に終了。ホール内の配置だったので、スティングとリュート奏者の音が背後から間近に聴こえてきました。どうでもいいことですが、チーフの人が藤子・F・不二雄先生のSF短編「求む!求める人」に出てくる二部伊という主人公にそっくり! その日は友人と一緒で、帰りに恵比寿で酒と弁当を買って、駅前の公園でひたすら映画について語らうという混沌とした時間を過ごすことに。友人はスパークリングワインを1本丸々開けていて、恵比寿の公園でスパークリングワインを飲むという何ともシュールな光景は道往く人にどう映ったのでしょうか。23時を回ったところで帰路につきましたが、暖かい日で良かった……。

▼12.23(Tue.)《A Rush Of Alcohol To The Head》
月曜日で今年の授業も終了し、翌日は名画座Walkerの裏忘年会で山谷に行ってきました。山谷は東日本最大のいわゆるドヤ街で、常磐線の南千住駅から少し歩いたところにあります。浅草の裏手に位置していて吉原も近いのですが、どちらも政治的な理由?なのか最寄り駅が存在しません。歩いていると東京とは異質な雰囲気の街だということがわかります。寂れた地方都市の繁華街という表現がピッタリです。まあ、山谷で飲み会を開くサークルなんてここくらいなものでしょう。滅多に顔を出さないサークルですが、幹事には顔と名前を覚えられているので気が向いた時に参加できる気楽さがあります。当の幹事長(その日は参加していない)が全く人望のない人(笑)なので来年度の方針がどうなるのかわかりませんが、あのゆるい雰囲気のサークルだしそのままなんじゃないかって気がしてきます。立ち寄ったのは山谷で唯一小奇麗な居酒屋だそうですが、当然カクテルなどという洒落たメニューは存在しません。そこで、あんず酒ソーダ割りを飲んでみたら、1杯飲み終わったところで気分が悪くなりまたもやダウン。ここで、あんず酒が鬼門なんじゃないかっていう思いがふと頭をよぎったわけです。1次会で早々に退散しましたが、名画座のみなさん、来年度もよろしくお願いします。

▼12.24 (Wed.)《いろんな聖夜の過ごし方》
午後からバイトで再び横浜へ。その日は横浜アリーナで平井堅のコンサートがあって、スタッフとして仕事をしてきました。私は通用口のパスチェックに回され、扉の前に座ってひたすら時が過ぎるのを待っていなければなりません。その配置からでも平井堅の声はよく聴こえてきます。彼は全体の半分くらいの時間をトークに使っており、彼が喋るたびに観客は笑っていました。何を話していたんだよ平井堅!? 23時に終了し、渋谷経由で吉祥寺から帰路につきました。行きも帰りもiPodでクリスマスソングのコンピを聴いていたのでクリスマス気分に浸りたくなり、ちょうど午前0時を過ぎたばかりの渋谷に立ち寄ろうと思いましたが、精神衛生を保てる自信がなかったので、未だ眠ろうとする気配が全く感じられない渋谷のスクランブル交差点を横目でちらっと見るだけにして井の頭線のホームに向かうことにしました。渋谷と比べると午前1時近い吉祥寺は祭りの後って感じで静かなもんです。スーパーの24時間開いているはずの駐輪場に自転車を停めておいたら、最近23時に閉鎖されるようになったことを知らなくて、仕方なく吉祥寺から部屋までの2.6kmを歩いて帰る羽目に……。この程度の距離は歩き慣れているので実際は大したことないのですが、部屋に辿り着くと午前2時近くになっていて、なんやかんやで寝たのが午前3時30分。結局2時間強しか眠れませんでしたとさ。バイトが日払いの現場だったのでその給料を軍資金に、いざ合宿へ……。

▼12.25 (Thu.)《寒さと熱さの二本立て》
6時少し前に起床。絵画会の温泉合宿で箱根への旅です。7時55分くらいに小田急線新宿駅の西口改札前へ到着すると、あれっ!?誰もいない? すると後輩2人が現われ、集合場所が南口だということが判明。早めに来たのにとんだ無駄足を踏んでしまいました。小田急線新宿駅って3つも改札口があるのね。そして2時間半以上かけて箱根に到着。箱根は幼少時に行ったことがあるのかもしれませんが全く記憶になくて、私にとっては人生で初めて訪れた場所に等しい感覚でした。彫刻の森美術館では女子に彫刻と同じポーズをとらされ、「ああ大学生の合宿っぽいノリだな~」と思いつつ、外気の寒さに震え、足湯の熱さにヒリヒリしながら庭園内を回りました。年季の入った雰囲気のいい宿で、こういう時はお腹も空くもんで飯を5杯も食べてしまい、数ヶ月ぶりに食欲が回復しました……別にいいことがあったわけじゃないのに。飲み会はみんなの酔いが回るのが早くて早々についていけなくなり、日付が変わる頃に退散。ため息をつきながら風呂へと向かうとKN先輩が先に入っていて、そのひとときが私の心をほぐしてくれました。戻る気もなかったのでそのまま就寝。おやすみなさい。

▼12.26 (Fri.) - Part.1《Crystal!》
2日目はグループ別行動で、私は箱根ガラスの森へ。男子は私だけで女子組にお供させていただきました。園内に入るとキラキラと光るガラスのオブジェに感動。ヴェネツィアングラスは華美な装飾が実にヨーロッパ的で美しいのですが、切子細工の部分は何故かラフで、そういう装飾にかけては例えば日本の江戸切子の方が繊細なのでしょう。箱根湯本に戻ると湯葉の店で湯葉ぜんざいなるものを食べてみました。これが結構おいしくて、また食べたくなりました。帰りも小田急線に揺られ、新宿に戻るとさすがに疲れを感じます。O先輩からは来年もよろしくと直々に言われ、K先輩からはせっかく仲良くなれたのにと言われ、小田急線新宿駅改札前はさながらお別れの会状態と化しました。何だか名残惜しい感じです。もう少し一緒にいたかったのですが、なんと合宿帰りなのに夜から荻窪で裏庭の忘年会の幹事をしなければなりません。と、いうわけで合宿帰りの身で新宿から荻窪へ……。

▼12.26 (Fri.) - Part.2《出会いの先》
「裏庭の混沌と創造」の忘年会を荻窪で開催しました。毎回飲み会の幹事は私が務めているのですが、合宿帰りで実際かなり疲れていたので無難にやり過ごすつもりだったのに、なんと11人も集まってしまいました。当初決めていた店には入れず、別の店に入りました。新しく来てくれた4名は、早稲田ビートルマニアの幹事長に、母校高崎高校の後輩に、地理好きで100キロハイクや山手線1周を達成した人に、メタルとサッカーが好きな女の子と、かなり豪華な顔ぶれで私もテンションを上げずにはいられませんでした。思い返せば、よくあんな元気が残っていたなという感じです。まさか母校の後輩に会えるとは思っていなかったし、ビートルマニアの幹事長が来てくれるとは思ってもみない事態でした。本当に出会いって不思議なものです。どこに人と人とのつながりが隠されているか分からないのですから。これだからサークル運営はやめられません。2次会のマックで、もともと興味があったビートルマニアに春休みから顔を出させてもらうことになりました。これで私のサークル掛け持ち数は1、2、3、……まあ何とかなるでしょう。

▼12.27 (Sat.)《土曜の夜と日曜の朝》
28日に実家に帰るので、27日は部屋を片付け、それがひと段落したところで新宿と吉祥寺をぶらぶらしてきました。年末の新宿は人でごった返しています。何か服を買おうと思ったけど、もうすぐセールなのでルミネエストやらFlagsやら丸井やらでセール狙いの服をチェックするだけにして吉祥寺に戻りました。ああ3か月ぶりの群馬か……。とりあえず年末と正月は静かに過ごすことにします。それでは皆さん、よいお年を♪

All The Young Dudes, Carry The News.

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-17 Wed 19:21:26
  • Essay
最近寒いっすね。私としては夏よりも冬の方が好きなので、早く雪でも降ってくれって感じなんですけどね。私の地元は「カカア天下と空っ風」で有名な群馬県、群馬の空っ風は凄まじいですよ。中高生の時は向かい風に煽られながらひたすら自転車を漕いで学校に通っていたのを思い返しました。それに比べれば、東京の寒さは風が吹かない分それほど厳しいとは感じません。

「空っ風」とは季節風の一種です。日本海側から下りてきた寒波が越後山脈を越えて新潟県から群馬県北部にかけて大雪を降らせ、カラカラに乾燥した風が赤城山を下って群馬県中南部に吹き荒れます。この空っ風は「赤城おろし」なる異名もあるのですが、風が吹くと風速に比例して体感温度が下がるので、実際の気温以上に寒く感じるのです。久々に帰省すると、予想以上に寒さが身に堪えることがあります。

「カカア天下」とは亭主関白の反対語で、群馬県出身の女性は夫を尻に敷くタイプが多いってことです。群馬の男女の気質を表す言葉として、「男は気立てが良くてギャンブル好き、女は気が強く働き者」というのがあります。群馬県は少し前まで公営ギャンブルである競輪、競馬、競艇、オートがすべて揃っている唯一の都道府県でした。それからパチンコメーカーの本社もいっぱいあるんですよね。どんだけギャンブル好きなんだよ群馬県人。私は賭け事を嗜みませんが、確かに周囲は何かしらのギャンブルをやっている男性が多かったような気がします。でも私にも浪費家癖があって、ちょっと気をつけなきゃいけないな…… みたいな。それで酒飲みで気性が激しいと思いきや、家ではおとなしい人が多いと聞きます。そして、私の両親は共働きだし、うちの祖母は威勢が良くて一人称が「俺」だし(群馬の高齢者は男女問わず一人称に「俺」を使う人が多い)、女性に関しても確かにその通りなんですね。ああそういえば、大学で出会った群馬県出身の女子ってそんな感じの人が多いなってふと思いました。

意図せず地元トークでジャブをかましてしまいましたが、そろそろ本題に入ります。

金曜日の会議ではもっと積極的に発言しようと思ったのに、ボーっとして言葉が出てこないっ……! ああいう場でさらっと意見が言える人はそれだけで尊敬に値します。それで、家に帰って冷静になってみれば「ああ言っとけば良かった」みたいな思いに駆られてしまいます。I君は私に二度も発言を振ってくれたのに、ボケをかましてトンチンカンな事を言ってしまったかもしれないと思うと何だか恥ずかしい……。今度はマトモに意見が言えるように頑張ります。

土曜日は、基礎演習の男連中と飲みました。友人宅でチゲ鍋を作ってみんなでつついたんだけど、これがおいしいのなんのって。友達と鍋を囲むと、普段の何倍以上にもおいしく感じられるのは何故だろう。久しぶりに会ったからもっといろいろ話してぶっちゃけたかったんだけど、それでも少し元気になりました。やっぱ荒れてばかりじゃいけないね。基礎演習77組でまたクラコンをやろうという話になりました。女子といかに連絡を取るかということが目下の課題みたいです。それから2時間ほどカラオケ。基礎演習の友達と何度もカラオケに行っていると、もはやこれを聴かなきゃ始まんないっていう定番曲みたいなのが出来てきて、私だとオアシスの"Rock 'n' Roll Star"と"Whatever"がそれに当たるみたいです。"Whatever"は実際歌いやすくて私の十八番状態になりつつあります。その日は珍しく JOYSOUNDだったんだけど、"Whatever"のライブバージョンってのが入っていて、歌ってみるとライブ映像が出てきて驚いたのなんのって! こんなに熱かったカラオケは初めてかも。オアシスだと"She's Electric"が唯一入っている機種だったりとJOYSOUNDには一目置いていたんだけど、なかなか侮れませんね。出てきたライブ映像はJools Hollandというイギリスの音楽番組で1994年に放送されたものです。リアムの目が変なのはクスリをキメてラリってるからです。YouTubeにもありますのでどうぞ。

Oasis Whatever live@Jools Holland Show


日曜日は、裏庭の企画で「山手線一周ハイク」を挙行する予定だったんだけど、寒さに加えて雨も降っていて、結局2人しか来なかったため中止にしてもらいました。私も喉の調子があまり良くなかったし。すぐ帰るのも何なのでK君の提案で「蒙古タンメン中本」新宿店で辛さにうち震えながら温まってきました。私は一番辛さ控え目な「味噌タンメン」を注文したんだけど、寒さのためかあまり辛さを感じませんでした。もうひとつ辛さが上のメニューにしとけば良かったかも。てか、久々に中本に行ったらもう一度行きたくなってしまいました。今度また行ってみよ。

月曜日は6限まで授業があって、その授業では同じサークルのIさんが一緒なのですが、H君も一緒だということがわかりました。6限後はH君に誘われて「武道家」で夕食。人気店なのに今回初めて行きました。50円でライス食べ放題なので注文したら、ラーメンのスープの濃さが相俟って1.5杯しか食べられませんでした。最近ずっと食欲がないのは知っていたけど、それでも50円の理由がわかったような……。つまり、ライスをラーメンのスープに入れてしまうとかさが増えて意外と食べられないんですね。

で、ここ1週間くらい調子がいいなって自分でも思ってたんですが(少なくともドラミちゃんの記事が書けるくらいには)……。火曜日になると、またボーっとして人の話を聞いていなかったり、やたらとネガティブになって気分が沈んでしまったり。その時は頭の中がもやもやしてきてそれが入道雲のように増幅していくのが本当によくわかるんですが、そうなると意識が半分飛んでしまって自分でもわけがわからなくなってしまいます。気分の浮き沈みってやつですか? ありゃまあって感じですね。少し前に日記で書いた通り、具体的内容をうだうだと書き連ねることはもうしませんが、まあその理由は何となくわかります。私はある特定の話題が出るとトラウマが発動してしまうみたいです。それに悩みが多すぎるのも問題だよなあ。レディオヘッドのトム・ヨークは初期の雑誌インタビューで趣味に「悩むこと」と書いたのはファンの間では有名で、私もトムに憧れて趣味に「悩むこと」と書いたことがあるんだけど、私はトム・ヨークではなく、私自身でしかありません。まあ、趣味が「悩むこと」っていうのは今となってはもはや洒落にもならない状況ですけどね。要は、いかにして自己を表現し、いかにして自己を受け入れてもらうか。それが問題です。

ブラーが再結成というニュースに喜び勇んでいたら、モータースポーツではホンダのF1撤退に続いてスズキとスバルがWRC撤退というニュースが飛び込んできました。大丈夫か自動車業界!? スバルのラリーが見られなくなるのはとても残念ですが、今現在の世界大恐慌とでも言うべき不況を鑑みれば致し方のないことなのだろうと思います。諸行無常ってやつでしょうか。

今話題のH&Mに潜入!

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-15 Mon 00:00:00
  • Essay
H&M - Inspiration

国立新美術館は六本木よりむしろ原宿寄りにあり、明治神宮前で乗り換えるついでに原宿をぶらぶらしながら、せっかくなのでH&M原宿店に潜入してきました。休日には二度と通りたくないと思っていた竹下通りを何とか通り抜け(これで何度目だ)、右手にやや進んだ先にあります。入口と出口が完全に分けられており、入口にはロープが張られていましたが特に並ぶことなく入れました。

でもやっぱり店内は混んでいて、B1Fにしかないメンズフロアはもっと混んでいました。私にとっては、店員がしつこく寄ってこないという理由で服を買うときはなるべく混雑時に行くようにしているので、むしろありがたいんですけどね。

で、並べられている服はベーシックな物もあるにはあるのですが、ちょっと変わったデザインも多く、「使えるか」と問われれば「使えない」物が多い気がしました。ただ、値段は思ったよりも頑張っていて、ジーンズはまだまだ高いものの、ほとんどの服が10000円未満なのは特筆すべきだと思います。質的には、値段を考えるとユニクロに軍配を上げざるを得ませんが。

輸入品が多いようなので、どれもこれも海外の古着みたいなデザインで日本人が好みそうな服はあまりなかったような気がします。陳列されている服の種類にも偏りがあり、ボトムスはジーンズがやたらと多いし、冬なのにニットやコートが全然置いてありません。おそらく、新商品の投入サイクルが早く再生産はほとんどしないというH&Mの方針を考えると、良い物からすぐに売り切れていってそうでもない物ばかり残っているんだろうな……という印象を受ける品揃えでした。

バイトでチノパンが必要だということを思い出し、ここのチノパンの値段を見ると3290円で3990円のユニクロよりも安いのでそれを買って帰りました。ウエストは最小の28インチなのに試着したら拳が2つも入ってしまったのは、ウエストが広めに作ってあるからかそれとも私が痩せたからかは定かではありません。

辛口のコメントになりましたが、何年かすれば日本人向けにデザインと値段もこなれてくると思うのでしばらく様子を見たいと思います。

巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:43:24
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第5弾☆

◆巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)◆
サントリー美術館で開催されているピカソ展はこちらです。国立新美術館に比べると小規模で落ち着いた雰囲気でした。展示作品も自画像や肖像画が中心で、サイズの小さい作品はこちらに多く展示されています。

六本木の東京ミッドタウンという建物内にサントリー美術館はあります。全体的にお高くとまった雰囲気の施設で、いかにも高級感を漂わせているような空気がどうも好きになれませんでしたが……。まあ、学生一人でうろつくような場所じゃないことは確かですね。

サントリー美術館のピカソ展を見終わったところでクリアファイルと図録を購入しました。図録は本棚の景観向上に役立つので大概買っています。もちろん、学芸員の先生が言っていたことですが、厚さと資料的価値を考えれば非常にお買い得だし、パラパラと眺めているだけでも楽しいからというのもあります。

ピカソはとにかく作品数が多いので、私としては全体的にこれといって惹かれる作品は少なかったのですが、これだけ大規模なピカソ展はしばらくないと思うので早起きして出かけて行った甲斐があったというものです。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:39:26
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第4弾☆

◆巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)◆
そろそろキーボードを叩くのにも疲れてきましたが……。皆さんご存知ピカソ展のメインはこちらです。ピカソの生涯における主要な作品はほぼ網羅されていました。開催期間の終了直前なので大混雑を覚悟していましたが、早起きして開館時間の10時前に到着したので思ったほど混んでいなくて、比較的スムーズに見ることができました。フェルメール展の混雑具合に比べたら空いているとさえ思えましたよ。まあ、フェルメール展は本当にカオスでしたからね……。

NEC_0203.jpg
上の写真は国立新美術館の全景です。携帯のカメラで撮りましたが、本当にうねっていますね。建築家である故・黒川紀章氏が設計したことでも有名です。

ピカソについていっぱしに語ろうとするとボロが出そうなので手短にいきます。

特に良かったのが時代ごとに展示スペースを区切り、作風の違いがわかるような展示構成となっていたことです。ただ、キャプションは最小限に留めてあるので、解説には期待しない方がいいと思います。

ピカソが若い頃は写実的な作品を描いていたのは知っていました。10代前半で描いたとは思えないような写実的な油彩画などはテレビで何度も目にしたことがあります。それ以降はずっとキュビスムに傾倒していたのかと思えばそうではなく、古典主義に回帰した時代があることを知って驚きました。むしろ彼がキュビスムの表現者として最も尖っていたのは1909~1918年というかなり若い年代だったということは実際に作品を見ると理解できます。その頃の作品でも、対象の形態におけるエッセンスを抽出して、抽象化された対象を分解した上で多様な視点から再構成するというキュビスムの特徴を考えながら見ていけば、「あれはギターのネックの部分だ」や「あれは女の鼻の部分だ」などということは何となくわかるのですが、《マンドリンを持つ男》(1911年)に至ってはもはや何が何だかわからなくなってきます。そうすると、後年はキュビスムと古典主義を止揚したことで達した作風なのかなと思います。というよりも、初期の作品群を見てしまうと後年の作品の方がむしろわかりやすく見えてしまうから不思議です。

それに加えて、ピカソがすごいのは91歳で亡くなる直前まで創作意欲が衰えなかったことでしょう。生涯で制作した作品数は7万点を超えると聞きます。彼の旺盛な創作意欲を保つ上で大きかったのは死ぬまであらゆる女性と関係を持ち続けたことじゃないかと思います。ジジイになるまでいろんな意味(笑)で意欲を保ち続けたピカソはやっぱり化け物じみているという月並みな感想で終わりたいと思います。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:34:51
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第3弾☆

◆未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)◆
文化庁芸術家在外研修の成果として、海外に派遣された1970~2000年代における日本の芸術家たちの作品が展示されています。ピカソ展のついでにさらっと見てきました。私が行った13日(土)は開催初日だったのですが、係員の方が多いんじゃないかっていうくらいガラガラでした。ちなみに、学生証+ピカソ展の半券を提示すると500円で見られます。ギャラリートークもありましたが、サントリー美術館の方に早く行きたかったのでパスしました。

私は古典的な芸術よりも現代アートの方が好きですが、現代アートゆえに作風もアプローチも作家によってバラバラで、当然展示されている作家の好みにもかなりの差があります。個人的には正直しょーもない作品もあったように思いますが、今後の作品制作にインスピレーションを与えてくれるような作品も多数あって、日本の現代アーティストたちの幅広さを知ることができました。

私が特に好印象をもった作家は……

・原直久……白黒の風景写真を得意としているようです。雑然とした都市空間の一角を写した静謐なショットの張り詰めた空気感が特に気に入りました。ヴェネツィアの水路風景を写した写真群を見ていたら、私の好きな某漫画・アニメのワンシーンが思い浮かんできてしまいましたが……。

・石井勢津子……東工大出身でホログラムを使った作品を制作している作家です。こういうテクノロジー系のアートにはとりあえず食指が動いてしまいます。ホログラムの向こうにあたかも人がいるかのように見える作品群は必見です。テクノロジーが進歩すれば『スター・ウォーズ』に出てくるような立体ホログラムも実現するのでしょうか。

・ヒグマ春夫……映像を組み込んだインスタレーションを制作し、その空間に身体表現者や音楽家を招いて、コラボレーションやパフォーマンスを行っている作家とのことです。インスタレーションなので空間全体が作品であり、空間=作品が変容していくのが特徴です。何層ものスクリーンに写真が投影してあり、そこに転がる球体の映像が重ねられているという不思議な作品でした。

・小山利枝子……花の絵画で有名だそうです。花というよりは花の温度・湿度や花を取り巻く空気そのものを表現しているかのように思えました。私の好きな画家にイギリスのターナーという人がいますが、彼が波や風、光などの具象化できない概念を表現したように、彼女が描く絵画もアプローチの仕方は似ているのでしょう。

・小林浩……この中では一番好きになった作家です。コンピュータを用いたデジタル加工でモザイク処理を施した写真を基にして、キャンバスにアクリルを分厚く塗り重ねる手法で描いた絵画が特徴的です。ポップな作風のアートは大好きなので気に入ったのだと思います。彼がモチーフにしているぬいぐるみがとてもキュートでした。作品を至近距離からまじまじと見たのですが、まるでキャンバス上にカッティングシートを貼り重ねているかのようでした。これをアクリルでどうやって塗り重ねたのだろう?

<公式サイトはこちら>


【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:28:29
  • Art
☆怒涛の美術館レポート第2弾☆

◆蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)◆

オープン・スペース2008と同じ日に行ってきました。ちなみに、東京オペラシティアートギャラリーは東京オペラシティの3階に、NTT/ICCは4階にあります。

蜷川実花は最近トレンディな写真家で、様々なメディアによく露出しているのを目にします。でも、彼女は映画『さくらん』や人物写真などで見られる、あの原色系を多用した色遣いが私の趣味じゃないしどうもいけ好かない印象だったのですが、展示を見てあの個性は彼女にしか出せない才能だろうなと感じました。それに、写真家としての基礎は割としっかりしていて、根底の作風はオーソドックスなのではないかと思いました。

展示内容では壁一面に敷き詰められた芸能人・有名人のポートレートが圧巻です。どの写真もやたらエロティシズムを漂わせていたので、きっと彼女は人をエロく撮ることに関してはかなりの才能を持ってますね。ただ、出来栄えには多少バラつきがあるように思えました。例えば、ビートたけしの写真は彼の素朴な印象を醸し出す瞬間を余す所なく写して切っていたのに対し、栗山千明の写真は化粧が濃すぎたり装飾がゴテゴテし過ぎたりで、総じて「やりすぎ」の印象を受けました。あれじゃ栗山さんの魅力がスポイルされちゃってますよ。まあ、ファンだから多少うるさくなってしまうっていうのもありますけどね。

以下、レポートの転載です。

・蜷川実花の作家性 ――金魚・花・旅――
蜷川実花が持つ独特の作家性について、展示作品を中心に、人物以外の金魚、花、旅の表現から考えてみたいと思います。

まず、金魚の表現について考えてみましょう。本展の金魚をテーマとした展示スペースには、壁面に金魚を撮影した巨大な映像が投影されており、その他の金魚を被写体とした写真も、金魚の持つ鮮やかな色彩が大胆にクロース・アップされています。本展公式サイトに掲載されている彼女の金魚に対するコメントでは、「フナの突然変異体、人によって捻じ曲げられた生き物。幸せそうにひらひら泳ぐその姿。」とあります。ここから読み取れるのは、金魚をある種の人工物として解釈し、形を伴った色彩そのものへと分解しようと試みる彼女の姿勢ではないでしょうか。金魚をテーマとした一連の作品を見て感じられるのは、金魚の姿よりも、金魚の持つ独特の色彩それ自体が形を伴って浮かび上がって私たちの目に入ってくるということです。

次に、花の表現について考えてみることにします。彼女の花の写真は、アップや大写しの構図の多さによって特徴づけられています。上記の金魚の写真では、金魚を、形を伴った色彩そのものへと分解しようとする彼女の姿勢を指摘しましたが、花の表現で特徴的なのは、色彩よりもむしろ形が際立っている点です。しかし他の写真家による花の写真と異なるのは、花の「形」が花全体としての「形」ではなく、唯名論的に私たちが花を個々のパーツに分解できる最小単位の「形」として際立たせているということであると思われます。ここに、彼女の「形」に対する鋭敏な感性を感じることができるのではないでしょうか。

最後に、旅の表現について考えてみたいと思います。旅は人の営みであり、過去から現在に渡って数多の写真家が取り組んできたテーマといえます。したがって、旅の表現はその写真家の作家性が如実に表れるテーマであると考えられます。本展に展示されている旅をテーマとした一連の写真群は、彼女の得意とする極彩色を強調した表現が抑え目になっているように見えます。一方で、、彼女の写真はPhotoshopで彩度を極端に上げたり、被写体の周辺にオブジェを大胆に配置したりするなど、多分に作為的な面が感じられます。しかし、旅は人の営みであると先述したように、その一場面を写真として切り取る行為には作為性が許されません。したがって、旅の表現はその写真家の素顔が如実に浮き出てくるのです。映画でいえば、前者(作為的な写真)は劇映画で、後者(旅の写真)はドキュメンタリーと捉えることもできるでしょう。このテーマから見えてくるのは、彼女は独特の表現が注目を浴びていますが、その根底にあるのは地に足のついた写真表現に対する姿勢ではないかと考えられます。彼女の旅をテーマとした写真は、アップや大写しが多い他の写真とは異なり、非常におおらかでのびのびとした構図が特徴的です。そうした写真は極めてオーソドックスであることから、それが彼女の繊細な写真表現の基礎となっているのではないでしょうか。

・蜷川実花の作家性 ――人物――
蜷川実花が昨今メディアで注目を浴びるようになったのは、人物写真に見られる極彩色を強調した独特の表現からであると思われます。ゆえに彼女の作家性を最も明確に特徴づけているのが、この人物表現です。本展で最も観客の注目を集めたのも芸能人・有名人のポートレートであり、壁一面にポートレートを敷き詰めた展示スペースの前には実際に長蛇の列ができていました。

彼女の人物表現で特徴的なのは、その人物のエロティシズムを内面から浮き立たせている点です。彼女の芸能人・有名人を被写体にした一連のポートレートを見て感じたのは、ヌードやポーズなどの直接的かつ表層的な表現からではなく、その人物そのものの内面からエロティシズムが浮き出ていたということです。それはちょっとした表情かもしれませんし、被写体となった人物全体から醸し出される雰囲気かもしれません。あるいは、言葉では抽出できない写真それ自体の佇まいかもしれません。そもそも彼女が監督した映画『さくらん』は、極端に原色を多用した極彩色が特徴であるとともに、花魁を主人公とした非常にエロティックな作品でもあります。したがって、人物の内面からエロティシズムを抽出するということに関して、彼女は独特の感性を持っていると考えられます。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)


オープン・スペース2008(NTT/ICC)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 21:41:43
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第1弾☆

◆オープン・スペース2008(NTT/ICC)◆
12月7日(日)に、東京オペラシティにあるNTT/ICCで開催されているメディア・アートの「オープン・スペース2008」に行ってきました。

京王新線なんて路線があることを初めて知りました。東京オペラシティは京王新線の新線新宿駅から1駅の初台駅からすぐの場所にあります。蜷川実花展とともに、同じ先生の映像演習と講義で出された中間課題で行ってきました。

NTT/ICCとは、NTTが運営するメディア・アート関係の作品が体験できるミュージアム・スペースです。ちなみにタダです(太っ腹!)。メディア・アート関係者の待ち合わせ場所として利用されることも多いそうですよ。運が良ければアーティストに会えるかも? 私はテクノロジーと芸術の融合的分野が大好きなので、非常に楽しめる展示内容でした。

レポートからの転載ですが印象的な作品をピックアップしておきます。

・《インタラクティヴ・フィールド》1999年,マーティン・リッチズ
テーブル状のステージの上には、表と裏を白黒にそれぞれ色分けされた36枚の長方形のパネルが直立してグリッド状に整然と並んでおり、体験者がステージに近寄るとパネルは体験者の存在や動きなどに反応して動くという作品です。

私は一人でこのテーブルの周囲を回ってみましたが、テーブルに近づくと不協和音のような独特の音楽が流れ出し、テーブルに沿って歩くと、本当にダンスでも踊っているかのようにそれぞれのパネルがシンクロして動き始めました。

この作品は28個の赤外線センサーによって体験者の動きをキャッチし、それによってプログラミングされたパネルの動きが決定するとのことです。もちろん、体験者の人数や動きによって非常に複雑な動きを見せてくれますが、それもパターン化されたプログラミングによる動きに他なりません。しかし、この作品と体験者の一見デジタルで無機質に見える関係の中に、私たちがどれくらいの人数でどのような動きをするかという非常に刹那的な行為によって、ある種アナログ的で温かみのある関係性を感じることができるのがこの作品の特筆すべき点であると思います。

・《多義の森》2008年,木本圭子
やや暗い室内の床には微細なピクセルで描かれた静止画が設置されていて、その一角には小さなアクリルのオブジェがあり、2つのモニターからは映像が流れています。奥の部屋では、ゆっくりと変化を続けるリアルタイムのプロセス映像を見ることができます。宇宙を思わせるような幾何学的な図形によって作り出される映像が美しい作品です。

私はこの銀河系のような幾何学模様に芸術的な美しさを感じたのですが、このリアルタイムで変化を続ける図形が極めてシンプルな数式によって生成されているということに驚きを覚えました。展示スペースの入り口付近には作者によるこの作品の解説パネルが展示してあり、そこに書かれている数式は残念ながら私が理解できる範囲を超えていたものの、ほんの数行しかない非常にシンプルな数式であることは理解することができました。

数学に芸術的美を見出すことはできるのでしょうか。実際に、図形であったりグラフであったり、時には数式そのものや数式から導き出される解答に芸術性を感じる人は多数存在するものと思われます。私もその一人で、シンプルな数式から生成される宇宙の深淵へと続く銀河を思わせるような映像は芸術といって差し支えないと思います。この作品の《多義の森》という題名も、数学と芸術という二つの領域にまたがった作品であり、その事に作者が自覚的であることを示したものかもしれません。

・《gravicells[グラヴィセルズ]-重力と抵抗》2004年-,三上晴子+市川創太
225枚のパネルを敷き詰めた床の上には、糸を張ったようなラインが規則的に表示されており、その上に足を踏み入れると、体験者の身体の重さ・傾き・動きの速度に床下のセンサーが反応して周囲のラインが歪んでいきます。それによってリアルタイムで作り出される画像・音・光を私たちが知覚することによって、重力を体感できるという作品です。

私はこの作品の床に敷かれたパネルの上に足を踏み入れた際、思わずよろけてしまいそうになりました。このパネルはとてもゆっくりと下に沈み込むような仕組みになっており、体験者が足を踏み入れると、低反発マットの上を踏み締めた時のような反発を感じることができます。もしかしたらこの作品は画像・音・光だけでなく、パネルの床を踏み締めるという行為そのものが、体験者に重力の存在を身体的に感じさせてくれる可能性を秘めているのではないかと思います。

この作品の主たる目的である、画像・音・光によって重力を知覚させるということについては、体験者が視覚的に感じるインパクトが非常に大きいのですが、そのインパクトの強さゆえに、体験者が直感的に重力の存在を知覚することができるかということについてはやや疑問が残ります。しかし、私たちが普段無自覚であり、しかし逃れることができない重力という物理現象に、メディア・アートというツールによって切り込んだこの作品の意義は大きいのではないかと考えられます。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

ドラミちゃんの日

12月2日は、ドラえもん……じゃなくって、ドラミちゃんの誕生日です。
ハッピーバースデイ、ドラミちゃん!

1週間ほど遅れてしまいましたが……。

ドラミ

今回は宣言通り、ドラミちゃんについて少しお話したいと思います。

最初に、よくご存知ない方のためにドラミちゃんの簡単なプロフィールを紹介します。

◆ドラミちゃんプロフィール◆
☆関係:ドラえもんの妹
☆役割:家庭科専門ロボット→ドラえもんのサポート的役割へ
☆身長:100.0cm
☆パワー:1万馬力
☆誕生日: 2114年12月2日
☆好きな食べ物:メロンパン
☆嫌いなもの:ゴキブリ
☆特技:歌と料理、家事全般
☆搭乗タイムマシン:チューリップ号

身体的特徴としてはドラえもんに似た体形で、色は製造時のドラえもんと同様に黄色です。ポケットにはチェック柄があしらってあり、しっぽは花柄模様になっています。使用する道具は「どこでもドア」に模様があるなどの細かい違いもあり、その多くが花柄をあしらった女の子らしいデザインとなっています。道具に関して補足すると、初期は家庭科専門ロボットという設定であり、ポケットから出す道具も料理や掃除といった家事に関する物ばかりでしたが、後にはドラえもん同様の様々な道具を出すようになっています。頭の後ろのリボンが「リボン型集音装置」と呼ばれる耳となっているというのは比較的有名な話のようです。また、ドラえもんの顔にはレーダーひげがありますが、ドラミちゃんは女の子なのでひげはなく、代わりにリボンがレーダー機能を兼ねています。

なぜロボットなのにドラえもんの妹なのかというと、ドラえもんと同じ缶のオイルを分け合って製造されたからです。しかし、上澄みの薄い部分をドラえもんに、下半分に沈殿していた濃くて良質な部分をドラミちゃんに使ったため、兄よりも妹のほうがかなり優秀という設定が出来上がりました。

体重の設定は流動的であり(まあレディに体重を聞くのは失礼だという話でもありますが)、私も完全には把握していなくて、 35kg→91kg→100kg→91kgとテレビの放送年代や出版物の発行年によって記述がまちまちでしたが、現在では91kgで統一されているようです。

以上は方倉陽二氏(かたくら・ようじ、漫画家で藤子・F・不二雄先生のチーフアシスタントを務めていた)が描いた『ドラえもん百科』という作品によるもので、藤子F先生がドラえもん本編で直接描いた設定ではないことに留意しておく必要があります。

1970~80年代のファンにとってこの方倉版『ドラえもん百科』の影響力は大きく、今現在ドラえもんや主要キャラクターの公式設定とされているものの大部分はこの、いわゆる「方倉設定」が由来だと言われています。その影響力は藤子F先生にまで及び、ドラミちゃんの搭乗タイムマシンである「チューリップ号」は、方倉版『ドラえもん百科』の出版後にドラえもん本編に”逆輸入”される形で描かれました。それ以降は、アニメや映画にも当然のごとく登場し、ドラミちゃんのタイムマシンといえばあの赤いチューリップの形っていうくらいファンに定着しています。私自身は完全に後追い世代というか、映画『2112年ドラえもん誕生』(1995年)以降の世代ですね。

ドラミちゃんは原作における性格の変遷が激しいキャラクターでもあります。今では真面目でしっかり者のキャラクターとして認知されているようです。ただし真面目すぎる面があり、道具に頼らずのび太に自分の力で物事を解決させようとする傾向があります。道具の使いこなし方も兄であるドラえもんよりも優れていることを示すエピソードが原作には多数存在します。登場初期はかなりのおてんばぶりで、1万馬力の怪力で暴れ回りドラえもんを力づくで押さえつけるなど、かなりの暴れん坊キャラクターとして描かれていました。詳しい方は『ドラえもん』連載最初期にごくわずかな期間だけ登場した「ガチャ子」という幻のアヒル型ロボットキャラを想起してみてください。そうすると、ドラミちゃんはもしかしてガチャ子と同系統のキャラクターとして描かれていたのではないかと思える節があります。その後連載が進むにつれ、後期にはしっかり者のお世話ロボットとして定着していくこととなります。

ところで、ドラミちゃんは藤子F先生が直接考えたキャラクターではないことをご存知でしょうか。そもそもドラミちゃんは、小学館の学習雑誌『小学4年生』のある読者がアイディアを小学館に送り、それが採用されたことで生み出されたキャラクターなんですよ。

ここでちょっと興味深い画像をご覧いただきたいと思います。

dorami-prototype.jpg

あれあれ、これはドラミちゃん?……でもなんか変!?

それでは、ドラミちゃん誕生の経緯を説明します。1973年2月、『小学四年生』(小学館の学習雑誌)3月号誌上で、「かわいいドラミちゃんがでます。よろしく!」とのび太により予告されます。このときはまだ妹であるとは設定されておらず、告知のカットではドラえもんがドラミちゃんに照れている素振りさえ見せており、上の画像のようにデザインも今とはかなり異なっています。もしかしたら当初はドラえもんのガールフレンド的キャラクターとして想定されていたのかもしれません。そして同年3月発売の『小学5年生』4月号掲載「ハイキングに出かけよう」でデビューを飾ります。このときにドラミちゃんは現在のデザインになりました。「ハイキングに出かけよう」は藤子不二雄ランド第2巻(中央公論社)収録ですが、残念ながら現在では入手困難です。

※Wikipediaでは、「ドラ美」なる表記がなされていますが、上の画像以前にも告知があったんでしょうか。ちょっとそこまではわかりません。

さて、ドラミちゃんはジャイ子と同じく、キャラクターの性格や『ドラえもん』の物語における立場・役割が連載時期によって大幅に異なっています。ドラミちゃんのキャラクターとしての立ち位置は、『ドラえもん』とは別の作品である『ドラミちゃん』に登場していた時期と『ドラえもん』本編に統合されて以降、そして再登場後の3つの時期に分けることができると思います。

◆『ドラミちゃん』時代◆
ドラミちゃんはデビュー当初『ドラえもん』本編に登場した回数はごくわずかで、それ以降は『ドラえもん』の外伝的作品、今風に言うとスピンオフ作品である『ドラミちゃん』(『小学館BOOK)』『小学生ブック』連載)の主人公として活躍することになります。この作品は、ドラミちゃんがのび太の遠い親戚であるのび太郎の家に居候し、彼の面倒を見るという物語でした。第1話「じゅん番入れかわりき」は、ドラミちゃんがドラえもんの手伝いに現代の野比家へやって来たものの、偶然にも町中でのび太郎に出会い、彼の世話をすることになるというエピソードで、作中ではのび太とのび太郎が共演しています。残念ながら第1話「じゅん番入れかわりき」は後述する理由で現在では極めて入手困難となっています。

『ドラミちゃん』はメインキャラクターも『ドラえもん』のレギュラーメンバーとは異なり、しずかちゃん的美少女キャラは「みよちゃん」、ジャイアン的ガキ大将キャラは「カバ田」、スネ夫的キザ&嫌味キャラは「木鳥高夫(ズル木)」という配役でした。のび太郎のママの名前は「野比のぶ子」で、彼らはみな藤子F漫画の王道パターンを踏襲しているものの、『ドラえもん』のレギュラーメンバーとは似て非なるキャラクターだったのです。

【参考】『小学館BOOK』『小学生ブック』掲載順と初出タイトル
・『小学館BOOK』掲載作品
1. 1974年01月号「じゅん番入れかわりき」
2. 1974年02月号「のび太郎テレビ出えん」
3. 1974年03月号「ふしぎなドア」
・『小学生ブック』掲載作品
4. 1974年05月号「ふしぎなキャンデー」
5. 1974年06月号「ここほれワイヤー」
6 .1974年07月号「海底ハイキング」
7. 1974年08月号「公園のネッシー」
8. 1974年09月号「とう明人間」

◆『ドラえもん』本編に統合へ◆
『ドラミちゃん』の連載エピソードは、第1話「じゅん番入れかわりき」を除いた7話全てが『ドラえもん』の単行本に収録されています。上記のような設定の『ドラミちゃん』が『ドラえもん』本編の単行本であるてんとう虫コミックスに収録されるにあたって、『ドラえもん』の設定と辻褄を合わせるため、レギュラーメンバーの名前や顔が大きく描き換えられることになりました。

例えば…

・のび太郎→のび太
・みよちゃん→しずちゃん
・カバ田→ジャイアン
・野比のぶ子→野比玉子


といった具合です。しかし、木鳥高夫(ズル木)はスネ夫に変更されることなく”木鳥高夫”のまま単行本に収録されています。おそらく、チビのスネ夫に対しズル木は普通の身長なので、身体全体の描き換えは困難と判断されたためでしょう。ちなみにスネ夫が全く登場しないわけではなく、「ウラシマキャンデー(ドラミちゃん)」(てんとう虫コミックス第9巻収録)というエピソードの中では、端役の少年の顔がスネ夫に描き換えられています。あと、のび太郎のパパの顔がのび太のパパの顔に描き直されています。ちなみに、のび太郎についてはのび太そっくりだったので名前だけが変えられました。

したがって、第1話で、のび太郎とのび太が共演し、『ドラミちゃん』が『ドラえもん』とは全くの別作品であることを示すエピソードであり修正の効かない第1話「じゅん番入れかわりき」は単行本未収録となってしまったわけです。

てんとう虫コミックスの古い版では、修正ミスによって「みよちゃん」「カバ田」「野比のぶ子」といった名前が残っている箇所があります。のび太がしずかちゃんのことを「みよちゃん」と呼んだり、ジャイアンのことを「カバ田」と言ったりする(のび太がジャイアンの家の前で「まちがえた。これはカバ田の家だっけ。」と言っているコマがあるが、現在の版では修正済み)ので、古い版をお持ちの方は疑問に思った方も多いようです。私が所持している版は比較的新しいので全て修正済みです。

「カバ田」の修正ミスは比較的最近まで直されなかったようです。ちなみに、このコマが興味深いのはジャイアン(カバ田)の家が普通の洋風一戸建て住宅になっているということです。ジャイアンの家、つまり剛田家といえばボロい和風建築で雑貨屋(乾物屋や八百屋の場合もあり)を営んでいるはずですが、このコマを見るとこのエピソードの初出が別の作品であることが何となくおわかりいただけると思います。それ以外でも家屋や家具といった部分の修正までは難しかったようで、現在の版においても、のび太の部屋にベッドがあったり、野比家の門構えが妙に豪華だったりといった微妙な違いは残っています。

また、セリフや行動から読み取れるキャラクターの性格、それに家族関係も、この2作品の違いをおぼろげながら浮き立たせる結果となっています。例えば、のび太がやたらと研究熱心だったり、のび太の家族も彼に非常に好意的でなおかつ積極的に家族で旅行に出掛けたりするなど、野比家のキャラクターのあり方とは明らかに異なっています。また、ドラミちゃんはのび太郎のことを連載時は「のびちゃん」と呼びかけていましたが、単行本収録後はのび太に対して「のび太さん」と呼ぶように変更され、ドラミちゃんがのび太を呼ぶときは「のび太さん」であることは現在まで漫画・アニメ問わず一貫しています。つまり、後述するドラミちゃんの立場の変遷により、のび太(のび太郎)の家に居候し彼と寝食を共にしているキャラクターからゲストキャラクター的扱いへと、ドラミちゃんとのび太の関係が変わっていくことにあたって、このような他人行儀の呼び方に変更されたわけです。ちなみにドラえもんはのび太のことを、アニメでは大山ドラ・わさドラ共に「のび太くん」と呼ぶことで統一されていますが、原作でも基本的には「のび太くん」であるものの「のび太」と呼び捨てにする場合も非常に多く(特に連載後期)、原作におけるキャラクターの関係というものを読者に提示してくれています。

小学館の学習雑誌(学年誌)での連載がメインだった『ドラえもん』とは違い、『ドラミちゃん』はメインの連載誌である『小学館BOOK』『小学生ブック』の主たる読者層である小学校高学年を意識した描き方がなされ、今読んでも非常に読みごたえのある内容となっています。『ドラえもん』のエピソードでも『週刊少年サンデー増刊』に掲載された「のび太の恐竜」「ゆうれい城へ引っこし」などには同様の傾向が見られます。例えば「ネッシーが来る」(てんとう虫コミックス第6巻収録)は、緻密な描き込みと迫力あるストーリー構成で、このエピソードが小学校高学年~中学生程度を読者に想定して描かれたことは明白です。その他のエピソードも、まだドタバタギャグの色彩が強かった『ドラえもん』初期の各話と比べて、科学的知識を惜しげもなく散りばめ、山奥村・地底・海底といった場所へ冒険に出かけるなど、読みごたえやスケール感のある作品が多いのが特徴です。これらはみな初期の単行本に収録されたため、単行本の各話を順番に読んでいくと明らかに浮いた印象さえ読者に与えることがあります。

『ドラミちゃん』は、『小学館BOOK』『小学生ブック』で1974年1月号~9月号(4月号は休載)まで連載され、全8話が描かれました。てんとう虫コミックス『ドラえもん』には第1話を除く7話全てが収録されています。『ドラミちゃん』として描かれた7話は以下の通りです。タイトル表記は全ててんとう虫コミックス版に準拠しています。

【参考】てんとう虫コミックス『ドラえもん』掲載順と各話タイトル
1. 「海底ハイキング」(てんとう虫コミックス第4巻)
2. 「地底の国探検」(同5巻)
3. 「ネッシーが来る」(同6巻)
4. 「山おく村の怪事件」(同7巻)
5. 「とう明人間目ぐすり」(同8巻)
6. 「ウラシマキャンデー(ドラミちゃん)」(同9巻)
7. 「テレビ局をはじめたよ(ドラミちゃん)」(同11巻)

『ドラミちゃん』連載話はどのエピソードも非常に面白いので、読んだことがない方はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか?

◆沈黙、そして突然の再登場◆
『ドラえもん』のスピンオフ作品『ドラミちゃん』の連載が終了してから約5年間、ドラミちゃんは『ドラえもん』本編から突如として姿を消し、沈黙状態が続きます。

そして沈黙を破り、ドラミちゃんは突如として『ドラえもん』本編に返り咲きます。そのドラミちゃん再登場エピソードで『ドラえもん』の原作後期におけるキャラクターのあり方を確認できる非常に重要なエピソードが1979年に掲載された「ドラえもんとドラミちゃん」(小学館コロコロ文庫「ドラえもん」ドラミ編収録)です。これは出木杉の初登場エピソードでもあり、私はここから『ドラえもん』の原作後期がスタートしたと勝手に考えています。

このエピソードでドラミちゃんは普段は22世紀(2125年)のセワシの家に居住し、たまにゲストキャラクターとして、あるいはのび太のピンチヒッターとして『ドラえもん』本編に登場するというキャラクターの立場が明確になります。この再登場によって、そして出木杉というキャラクターの登場によって、ドラえもんとのび太の関係、のび太としずかちゃんの関係がメタ的に揺るがされ、そして再確認されることになっていくのです。

ドラミちゃんの再登場によって、ドラえもんは果たしてのび太の良きパートナーか、のび太はドラえもんという存在によって堕落していないかということが自己批判的に言及されます。それ以降のドラミちゃん登場エピソードはドラえもんとのび太の関係を再確認する内容である場合が多くなっていきます。そして、しずかちゃんとの結婚が「のび太のおよめさん」(てんとう虫コミックス第6巻収録)で確定したはずの、のび太の未来も出木杉という存在によって揺るがされていくことになります。

ドラミちゃんの再登場は、『ドラえもん』の原作後期におけるマンネリ化を打破する起爆剤となりました。藤子F先生はそのような目的でドラミちゃんを新たなキャラクターとして再び活躍させることを決断なさったのではないでしょうか。

◆アニメのことについても少しだけ...◆
アニメでのドラミちゃんの声は、大山ドラでは声優のよこざわけい子さん、わさドラではタレントの千秋さんが務めています。

よこざわさんの声はドラミちゃんの聡明で利口な性格の印象を創出し、視聴者に定着させるのに一役買いました。私もとても好きな声です。

千秋さんの演技は初登場時には不安が残るものでしたが、現在では演技力も向上し、安心して見られるようになりつつあります。特筆すべきはドラえもんが大山さんとは異なるテイストの声に変更されたのに対し、ドラミちゃんの声はよこざわさんのテイストをそのまま踏襲した声になったということです。よこざわさんと千秋さんの声は似通っており、ドラミちゃんのキャラクター作りにおけるよこざわさんの影響力が予想以上に大きかったことを物語っています。

12月5日(金)のアニメドラえもん(わさドラ)はドラミ誕生日スペシャルとして「ドラミの最悪の一日」と「世界一のメロンパン」というオリジナルエピソードが2話放送されました。ベタな展開ではあるものの無難な脚本と演出だったので、詳細は割愛します。ちなみに、「世界一のメロンパン」ではスタッフの遊び心として、『ドラえもん』に登場したゲストキャラがモブキャラとして行列の中に確認できたという記述がいくつかのブログ記事で散見されました。もっと目を凝らして見ておけば良かったかも。

あと、テレビ朝日の『ドラえもん』公式ページは今ドラミちゃん特集で、ドラミちゃん風のかわいらしいデザインへとがらりと変わっています。おそらく特集は今週中までだと思うので今のうちに見ておいたほうがいいと思いますよ。

・テレビ朝日|ドラえもん

以上、ドラミちゃんについてちょっとだけ語ってみました。

12月と聞いて忘れてはならないのは、12月1日はドラえもんの原作者である藤子・F・不二雄先生のお誕生日であるということです。現在もご健在ならば75歳になられているはずです。下界から天国の藤子・F・不二雄先生へ、いちファンとして「お誕生日おめでとうございます」と言わせていただきたいと思います。12月2日をドラミちゃんの誕生日に設定した方倉氏は、彼なりの藤子F先生に対する尊敬の念の表れだったのかもしれませんね。

【参考サイト】
・藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記
・ドラちゃんのおへや
・からつぶ - 藤子・F・不二雄作品データベース

【同一記事】
・青い空はポケットの中に - ドラミちゃんの日

Waiting For The Rapture

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-09 Tue 00:50:02
  • Music
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Gem And Andy

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イープラスの先行で、オアシスの来日公演のチケットが当選しました!いや~これでライブがますます楽しみになりました。財布には痛いけど、もう支払いも済ませました。とりあえず、2009年3月28日(土)の千葉公演初日分は確保できたので、その他の公演は追加公演があるかどうかの様子を見ながらチケットを確保したいと思います。首都圏の公演にはすべて足を運びたいところですが、他にも行きたいライブはいっぱいあるし、お金が足りそうにありません。春休みはバイト頑張ろうっと。

今回は北海道、千葉、愛知、大阪と全国行脚する予定とのことです。やっぱり、リアムがボイコットした事件が起こった忌まわしき九州(福岡)は避けてきたかという感じです。それと、3月末という日程はどうなんでしょう?土日なのはいいとして、社会人や新入生あたりにとってはあまり都合の良い時期とは思えません。チケット売れるかな?まあ、売れても売れなくてもどっちでもいいけど、レディオヘッドはかなり売れてたみたいで追加公演もあったので、できればそこそこ売れてほしいなあ。前回の代々木公演も余り気味だったみたいだし、もしかしたら追加公演にはちょっと期待できないかもしれないですね。

最近(2008年)のギグに関して、基本的には以下のセットリストが標準のようです。

01. Fuckin'In The Bushes
02. Rock 'n' Roll Star
03. Lyla
04. The Shock Of The Lightning
05. Cigarettes & Alcohol
06. The Meaning Of Soul
07. To Be Where There's Life
08. Waiting For The Rapture
09. The Masterplan
10. Songbird
11. Slide Away
12. Morning Glory
13. Ain't Got Nothin'
14. The Importance Of Being Idle
15. I'm Outta Time
16. Wonderwall
17. Supersonic
18. Don't Look Back In Anger
19. Falling Down
20. Champagne Supernova
21. I Am The Walrus

"Live Forever"がセットリストから外れたのはちょっとしたニュースになりました。もうリアムが歌えないからでしょうか?でも、"Slide Away"はもっとキーが高いのにセットリストに入っているし、あえて定番曲を外してしまう理由がわかりません。ちょっと前までは珍しく3rdから"My Big Mouth"がセットリストに加わっていて、この曲が大好きな私はすごく嬉しかったのですが、リアムが嫌がったらしく結局すぐに外されてしまう始末。そのライブ映像をYouTubeで見ましたがキーをかなり下げており、私が鼻歌で歌えるくらいでした。それに、7thからは"Bag It Up"と"The Turning"という盛り上がりそうな2曲があるのにこれもなぜ演らないのでしょうか!?まあ、ノエルは"Bag It Up"に関して、「俺とザックで2~3時間もかかったからやらない」みたいなことをインタビューで言っていましたが。あと、アンディの曲も1曲くらいは聴きたいな。ライド時代から彼の曲は大好きなので。

…とかまあいろいろ不満はありますが、最近のライブはとにかくメンバーの演奏レベルと音響の質が飛躍的に向上して「聴けるライブ」になりつつあります。でも、ヴォーカルに関して言えば今やノエルがリアムを圧倒しつつあるのではないでしょうか。ノエルはますます歌が上手くなっているし、コーラスもリアムを食ってしまうくらいに頑張っています。リアムはヴォーカル力回復のために毎日トレーニングに励んでいるって何度もインタビューで言っているけど、もっと専門的な対策をしたほうがいいんじゃないかなって思います。でもリアムのことだからそういうのはやりたがらないでしょうねぇ。

ひとまず、3月末の来日を楽しみに待ちたいと思います。

12月1日発売のニューシングル"I'm Outta Time" Official PV ↓


ファンタジックでいい感じです。リアムの佇まいとか、ずいぶん渋くなったなあ。

Oasis - I'm Outta Time (Black Islands Studios, London) August 14, 2008 ↓


個人的には"I'm Outta Time"のベストアクトだと思います。リアムの声がCDに近い領域にまで戻っているし、歌い方も丁寧で高音も出ています。リハーサルなのがもったいない!

写真は「標準OASIS学」さんから引用させていただきました。

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