青い空はポケットの中に - 2008年10月

Home > 2008年10月

2008年10月 Archive

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

ディレイド・ディレイ

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-10-31 Fri 23:26:44
  • Essay

music2.jpggeography2.jpg

私が持っているエフェクターは、BOSS SD-2、BOSS DD-6、BOSS DF-2、BOSS CS-3の4つで、最初はオアシスのノエル・ギャラガーのセッティングを真似ることから始めました。先週とうとうエフェクター・ボードを導入し、私のなんちゃってギタリスト気取りにますます拍車をかけています。あのアタッシュケースみたいな箱を持っている人を見かけると、いかにも「ギタリストだな」って感じがするんですよね。

その中で最も高額なエフェクターはBOSS DD-6で、唯一1万円をわずかに超えています。いわゆるデジタル・ディレイというやつです。

今週バンドの練習でスタジオに入った時に驚愕の事実が発覚しました。今まで、どうもディレイが効いている感じがしないなと思っていたら、なんと接続する場所を間違えていたのです。このエフェクターにはInputとOutputがAとBの2つあるのですが、"MONO"と書かれたBの方に繋ぐべきだったのを、今までずっとAの方に繋いでいました。理由は、モノラルよりステレオの方が何となく良さそうといういい加減なものでした。しかし、真空管を使っているアンプがステレオのはずがなく、T君に指摘されなければこのままライブに持ち越す事態になるところでした。嗚呼、無知って恐ろしい…。己の未熟さを否が応でも痛感させられるのでした。

それで、ディレイを踏んでみるとこれが面白いのなんのって。"WARP"とか"REVERSE"とか"HOLD"とか色々なモードがある多機能ディレイで、弄るたびに不思議な音を出してくれるのです。

このエフェクターを買ったのが昨年の11月頃ですから、実に1年近く宝の持ち腐れ状態だったことになります。それでも気付かないとは、自分の音感って一体どうなっているんでしょう?ディレイタイム1年、まさに「遅れてきたディレイ」とはこのこと。

今日は文キャンにビラを貼りまくってきました。上の写真2枚がそれです。私が作りました。戸山キャンパスにお立ち寄りの際には、「裏庭の混沌と創造」と書かれたビラに目を留めてくれるとありがたく思います。

早稲田祭のライブ告知は明日正式に行うのでよろしく。

俺は俺自身でなければならない

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-10-27 Mon 23:53:26
  • Essay
タイトルは、オアシスの"Supersonic"の歌い出しを和訳したものです。
"I need to be myself
I can't be no one else"
というフレーズが好きで、この曲をライブで歌うつもりです。初めてライブでギターボーカルに挑戦します(冷や汗をかかないようにしなきゃ)。後の歌詞はただ韻を踏んでいるだけでよく意味が分からないのですが、オアシスの、しかもデビュー曲がこの歌い出しで始まるということに彼らのメッセージ性を感じます。ちなみに、ファーストアルバムの1曲目である"Rock 'n' Roll Star"では、"Tonight I'm a rock 'n' roll star"(「今夜俺はロックンロールスターだ」)と高らかに宣言していて、聴き始めた頃は私もずいぶんと憧れたものです。

このフレーズを合同音楽祭のバンド紹介文として実行委員に提出したはずなのに、未だに早稲田祭2008公式サイトの"Chaos And Creation"の欄だけ更新されていません。他のバンドは皆思い思いの紹介文を綴っているというのに……。ただ、自分たちのバンドだけ紹介文が空欄ってのもそれはそれで面白いかもしれませんが(笑)。

最近梯子を外されるような日々が続いていて、飲み会で一言も口をきかなくても、半ベソかきながら帰っても、もうちょっとやそっとじゃ動じなくなりました。慣れたのかと言われれば決してそうではないし、こんな惨めったらしい思いは二度としたくないのだけど、他者の自分に対する印象を思い返してみれば、なるべくしてそうなったのかもと思ったり。曰く「(心配そうに)いつも孤立してるよね」「何か影がある感じがする」とか、そんな文言ばかり浮かんできて、「じゃあ俺って一体何者なんだ?」と自問自答したくなります。

そんな私も、木曜日に「裏庭の混沌と創造」(私たちが運営しているインカレサークルです)の後期新歓コンパで幹事を務めることになり、吉祥寺で無事に開催されました。吉祥寺にした理由は、私たちのサークルはインカレなのでわざわざ高田馬場で行う必然性がないことと、個人的に、(私のアパートから近い)吉祥寺が好きな街だからというのもあります。

今回は津田塾大2名、早稲田大・東京外国語大・横浜市立大1名ずつの計5名の新人さんが参加してくれました。対して参加した現役は男5人で、こんな弱小サークルによくこんなに集まってくれたなと感涙の思いです。全員女性ということもあり、極めて乏しい脳内異性データベースをサーチしつつ先週はひとり吉祥寺をフラフラしながら、女性に喜ばれるような店を探してまいりました。

私が幹事の場合、普通の居酒屋はまずあり得ません。「居酒屋」はもはや私のトラウマタームに近い感じです。そこで思いきって気取ったイタリアンにしようと、比較的値段が安いと評判の、キャパの広いイタリアンレストランに昼食がてら入ってみることに。ランチ1250円はまあ妥当として、トマトソースの味がちょっと物足りなくて、量も少ないし、悪くはないんだけど今一つの印象。それに、店員の威勢が良すぎ!「ご注文入りました!」→(店員全員が手を止めて)「イエス!」って何ですかそれ……。こういうの苦手なんだよなぁ。というわけで却下。

生粋の麺食文化圏の群馬県民である私は、麺類には少々シビアなのです。群馬全体としてはうどんが広く好まれますが、私が通っていた高校のある高崎市はパスタの街として(一応)アピールしており、実際にパスタ屋があちらこちらに点在していて、私もついつい馴染みのパスタ屋の味と量を基準に考えてしまいます。ちなみに群馬基準では、パスタは150グラムが「標準」で、「大盛り」となると250グラムにも達します。それで値段は600円台とリーズナブル。対して東京だと100グラムか下手するとそれ以下が標準で、大盛りもせいぜい150グラムが相場。それで値段も1000円前後しますよね。地価も物価も高い東京だから仕方ないといえ、上京してからというもの、なかなか安くておいしいパスタ屋にめぐり会えた例がありません。そうそう、10月25日は「パスタの日」だそうですよ。

第一候補が却下されたので、さてどうしたものかと次善策を考えます。とりあえずハンジローだのGAPだのパルコだので時間をつぶしていると、時刻はいつの間にか夕方に。そこで、店内からビートルズが流れているのに惹かれて("You Know My Name (Look Up The Number)"の次に"And Your Bird Can Sing"という奇妙な選曲なのも面白くて)、たまたま目についた店に入ってみることにしました。店内はアメリカンな感じでハロウィンの装飾が一際目をひきます。夜はドリンク&フードがすべて399円というリーズナブルな店で、学生が多い印象を受けました。その場の勢いでその店を予約。ちなみにシルバーエレファントなるライブハウスの隣にある、コーキーズハウスという店です。

新歓コンパ当日は、普段が普段だけにかなりテンションを上げて臨みました。結果としては思ったよりも会話のキャッチボールがテンポ良く進み、私もいつになく喋りまくりました。新人さんたちも楽しんでくれたと思います……多分。2次会はいつものように喫茶店でおしゃべり(今回はサンマルクだったけど、吉祥寺のスタバって閉店するの早いのね)。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。次はどこか自然の豊かな所に出かけましょう。

というわけで、(実際かなりテンパってたと思うのですが)後期新歓コンパは無事に終了しました。久々にアップテンポな自分が垣間見えたかもしれません。でも、翌日別のサークルに顔を出してみれば、適度に作業のお手伝いなどもするんですが、やっぱり隅の方で孤立しがちな自分がいたり……。そういう場から逃げたっていいのに、なぜか顔を出してしまうのは、私は人一倍人恋しくて誰よりも寂しがりやだからなのでしょう。でも、逃げるのは別段悪いこととは思いません。肌の合わない集団からは素直に逃げた方がいいと強く思います。

「俺は俺自身でなければならない。他の誰かにはなれやしないのだから。」

iTunesのトップ25

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-10-19 Sun 12:13:00
  • Music
日記のネタがないので(正確に言うと、書きたいネタはたくさんあるけどまだ材料が揃っていないか、長文になりそうで書く気力が沸かないとか、そんな理由で)、iTunesのトップ25でも公開してみます。

トップ25






順位 / 曲名 / アーティスト名 / アルバム名
01. Out Of A Beaten Path / Moonwalk / Seven Winters
02. Viva La Vida / Coldplay / Viva La Vida Or Death And All His Friends
03. I Wear Your Chain / Revolver / Cold Water Flat
04. My Forgotten Favorite / Velocity Girl / Velocity Girl
05. Disneyworld / Blind Mr. Jones / Spooky Vibes : The Very Best Of
06. 春の行人坂 / COALTAR OF THE DEEPERS / Seven Winters
07. Sorry Again / Velocity Girl / ¡Simpatico!
08. Breather / Chapterhouse / Whirlpool
09. Sunshine Smile / Adorable / Footnotes 92 - 94
10. Vertigo / Moonwalk / Seven Winters
11. Sometimes / My Bloody Valentine / Lost In Translation [Bonus Track]
12. The Turning / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
13. I'm Outta Time / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
14. AQUA / Choro Club Feat. Senoo / 「ARIA The ANIMATION」オリジナルサウンドトラック
15. Wating For The Rapture / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
16. Bodysnatchers / Radiohead / In Rainbows
17. パズル -extra hot mix- / ROUND TABLE Feat. Nino / Nino
18. The Sound Of Light / Secret Shine / All Of The Stars
19. There's Only One Thing Left To Say / Velocity Girl / ¡Simpatico!
20. Violet Hill / Coldplay / Viva La Vida Or Death And All His Friends
21. Bag It Up / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
22. The Shock Of The Lightning / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
23. The Nature Of Reality / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
24. Rainbow / ROUND TABLE Feat. Nino / ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
25. シンフォニー / 牧野由依 / ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション

iTunesは楽曲整理のため何度かリセットしていて、これを導入してからのトータルの記録ではないため再生回数は大したことないのですが、日に日に増えていくiTunesの楽曲リストもついに8000曲、容量にして40GBを突破。30GBのマイiPodには全部収まりません。正直、一度も聴いてない曲が結構あるんだろうなあと思いつつ、結局はその日の気分で聴きたい曲を決めているわけです。

1位の曲は、新宿のディスクユニオンでたまたま見つけて買った"Seven Winters"っていうシューゲイザーのコンピに入っている曲です。歌っているのは北海道出身でインディーズのハードコア・バンドらしいです。もう解散していて詳しいことはよく知りません。このコンピはかなり気に入って、一時期は毎日のように聴いていました。洋邦問わずシューゲイザーのエッセンスが詰め込まれているアルバムです。同じくシューゲイザーのコンピだと、色々ありますが"The Secret Garden Vol.1"ってのがお勧めです。こちらはイギリスを中心とした新人・若手のシューゲイザー・バンドの曲が収録されています。アルバムすら出していなくて、未だにMySpaceでしか気軽に曲が聴けないようなバンドもいくつかありますよ。

後は、オアシスの新譜の曲がが上位に食い込んできてるなとか、以前見てたアニメのサントラの曲も混じっているとか、そんな感じです。

あ、そうそう、トラヴィスとコールドプレイがともに2月に来日するのでライブを見に行きたいな~。11月27日に来日公演があるヴァインズはチケットを取り損ねたけど(ヤフオクで安く出ていたら落とすかも)やっぱライブっていいですよね。先日のレディオヘッド見てから気が触れたようにライブに行きたい毎日です。オアシスはいつ来日するのだろうか。トロントのライブでノエルが暴漢に襲われて肋骨を3本折ってしまう事件の影響でライブの予定が狂ってしまったみたいですね。ノエルには大事がなくてホッとしましたが。その様子はYouTubeで見られます。再生回数が1ヶ月で160万回を突破してます↓



日曜日は友だちと横浜に行きました。横浜スタジアム、中華街、元町、山下公園、外国人墓地、赤レンガ倉庫などを巡りました。中華街で食べた豚バラ飯より、丁度ワールドフード・フェスティバルが開催されていた山下公園で買って食べた北アフリカのケバブ・サンドイッチの方がおいしかったと思います、正直。

早稲田祭2008の合同音楽祭でライブをします。詳細は後日お知らせしますが、メンバーの持ち曲をそれぞれ1曲ずつ、計4曲ほど演奏します。私はオアシスの"Supersonic"をギター弾きながら歌うつもりです・・・上手くいけば、ですが。私の課題は、イントロを素早くきれいに弾けるようになること、歌いながらリズムを崩さずにギターを弾くこと、とにかく歌詞を覚えること、以上。

RADIOHEAD / JAPAN TOUR 2008

R A D I O H E A _ D / J A P A N T O U R 2 0 0 8
RA D IOHEA_D / JA PAN T OUR 200 8

saitama_super_arena





RADIOHEAD / JAPAN TOUR 2008
東京公演2日目@さいたまスーパーアリーナ
2008.10.05 (Sun)
OPEN / START:15:30 / 17:00
Opening Act:Modeselektor

[Setlist]
01. 15 Step
02. Airbag
03. Just
04. There There
05. All I Need
06. Pyramid Song
07. Weird Fishes/Arpeggi
08. The Gloaming
09. Myxomatosis
10. Faust Arp
11. Knives Out
12. Nude
13. Optimistic
14. Jigsaw Falling Into Place
15. Idioteque
16. Fake Plastic Trees
17. Bodysnatchers

〈アンコール1〉
18. Like Spinning Plates
19. Videotape
20. Paranoid Android
21. Reckoner
22. Everything In Its Right Place

〈アンコール2〉
23. Go Slowly
24. My Iron Lung
25. How To Disappear Completely

出典:IDIOT COMPUTER



レディオヘッドの東京公演2日目に行ってきました。レディオヘッドのライブに行くのはこれが初めてですが、あっという間の2時間でした!

会場はさいたまスーパーアリーナで、私は14時少し前にさいたま新都心駅に到着しました。とりあえずグッズ販売の列に並びましたが、14時の時点でもう既に長蛇の列ができていました。ここでTシャツとツアーポスターを購入。Tシャツは4000円で結構高いなと思っていたら、グッズ販売ブースに掲げられた7thアルバム"In Rainbows"のジャケットを模した張り紙に「労働者搾取工場で製造していない」「1枚のTシャツにつき数本のペットボトルが使われている」などの文言が書いてありました。なるほどそれでコストが掛かっているんだなと。エコボトルも欲しかったのですがこれも結構値が張るので後で買うことにしていったん外へ。TSUTAYAのブースが大声を張り上げて限定販売CDの売り込みをしていました。外ではレディオヘッドが参加している環境NGO団体の日本支部が署名活動をしていました。署名するとレディオヘッドのポストカードがもらえたみたいですが、私は声をかけられなかったのでパス。こうしてみると、エコロジー運動や政治的活動に熱心なだけあって彼らのライブは多分にポリティカルな雰囲気が漂っています。

彼らはライブで同じセットリストを繰り返すことはほとんどないので、今日はどの曲を演奏するのか楽しみにしていました。ある程度パターンがあったり、有名曲・人気曲は各日程ごとに分散させるなど、演奏曲を想像する楽しみもあります。

私の席はアリーナではなくスタンドの指定席です。上の写真をご覧頂けると分かる通り400レベルのスタンド席はステージからけっこう遠いのですが、視界は広いしゆったり見る分にはちょうどいい席かもしれません。

今日のセットリストは、初っ端から飛ばしすぎでこっちも吹っ飛びそうでした。15 Step → Airbag → Justという素晴らしい流れです。AirbagとJustのイントロが鳴った瞬間は会場の歓声も凄かったのですが、私も興奮して涙が出そうになりました。特にJustは自分もバンドで演奏しているだけあって(そして演奏に一際苦労しているだけあって…ドラムだけど)、感極まるものがありました…。

演奏曲の中で印象的だったものをいくつか紹介しておきます。



01. 15 Step・・・7thより。変拍子が印象的な曲。ドラムのイントロと共にメンバーが登場し、トム・ヨークが「コンバンワ!」と挨拶する。発音が大変うまい。

02. Airbag・・・3rdの1曲目を飾る曲。無機質で冷やかなディストーション・ギターのイントロで幕を開ける。観客の大歓声が起こる。

03. Just・・・2ndより。先日の大阪公演でも演奏した。トムがイントロを弾き始めた瞬間両手を挙げて拍手してしまった。ジョニーのギターも冴えわたっていた。

04. There There・・・6thより。ライブ版だと異様にカッコよくなる曲。パーカッションが一際重厚になっており、トムが弾くフルアコも中盤素晴らしく盛り上がる。

05. All I Need / 06. Pyramid Song・・・7th / 5thより。2曲ともピアノを使った荘厳な曲で、曲間の連続した流れが美しい。"Pyramid Song"も変拍子を使った曲だが、とてつもなく難しい拍子らしい。曰く、何分の何拍子では表せないとか。こんな複雑な曲を一人ピアノで弾いてしまうトムもトムだが、この複雑なリズムのドラムを澄ました顔で正確に叩くフィルはもっと常人離れしている。

11. Knives Out・・・5thより。切ないギターのアルペジオが好きな曲。ライブだとスピード感が増しているにも関わらず哀愁を漂わせるアレンジになっていた。アルペジオのエッジが立っていたからだろうな。

12. Nude・・・7thより。トムのファルセット・ヴォイスに聴きほれる。CD版よりも一段と美しく、一聴の価値あり。今日のライブで一番ヴォーカルが冴えていた曲かもしれない。

14. Jigsaw Falling Into Place / 15. Idioteque・・・7th / 4thより。どちらも体が自然に動いてしまう曲。前者はアコギを中心とした爽やかな曲。後者は打ち込みの重厚なリズムが特徴的で、問題作の"KID A"の中で最もキャッチーな曲と言っていいだろう。重低音が体に響き渡り、中盤のラップ・パートでは本当に踊り出したくなる。曲間の流れも素晴らしい。

16. Fake Plastic Trees・・・2ndより。レディオヘッドで最も好きな曲のうちのひとつ。アコギとディストーション・ギターの対比が美しいバラード。この曲を生で聴けただけでも9500円を払った価値があった。今日この曲を演奏してくれたレディオヘッドに感謝。ジョニーのギターが入る瞬間はいつ聴いても本当にゾクゾクする。

17. Bodysnatchers・・・7thで最もアップテンポでキャッチーな曲。トムはギターをGibson SGに持ち替え、主旋律を弾きながら歌いこなす。

ここで第一部は終了し、メンバーはいったん舞台袖に移動する。しばらくしてメンバーが再登場し、1回目のアンコールに突入した。

20. Paranoid Android・・・3rdより。この曲を聴かなければ始まらない。名曲"Creep"と同じくらい歌詞に共感を覚える曲。アイロニカルな言い回しが好き。中盤の激しいパートで会場も一段と盛り上がる。

22. Everything In Its Right Place・・・4thの冒頭を飾る曲。無機質なキーボードのイントロで幕を開ける。"Everything~"をひたすら繰り返す歌詞は一度聴いたら誰もが耳から離れないだろう。LEDの舞台装置に歌詞が映し出され、右から左に流れていく。機材にチベット国旗が貼られていた。日本のフリーチベット運動はどうも好きになれないが、レディオヘッドが主張するのなら共感できる。

1回目のアンコールはここで終了。そして2回目のアンコールへ。

24. My Iron Lung・・・2ndより。まさかこの曲まで演ってくれるなんて!自分のような"The Bends"好きにはたまらない。目眩がするくらいストロボのフラッシュが瞬く舞台装置にクラクラしそうになる。

25. How To Disappear Completely・・・4thより。無機質な"KID A"の中にあって最もアコースティックで温かみのある質感を残す曲。余韻が残るアウトロを響かせながらメンバーが舞台袖に去り、今日の全ての演目が終了。トムが「オヤスミナサイ」と言い、深々と一礼してステージを後にした。以前トムは「コンバンワ」を"Good Night"の意味と勘違いして来日公演のラストで言っていたことがあるそうだが、ようやく正しい日本語を覚えたらしい。



素晴らしいライブでしたが、舞台装置も一見の価値があります。LEDの棒がステージから無数に垂れ下がっており、それがスクリーンの役割を果たして曲ごとに違った色や光を映し出す仕組みです。それこそフラッシュみたいにに瞬かせることも、文字を映すことも可能で、2008年のツアーではすべてこの舞台装置を使用しているのでYouTubeなどで見てみることをお勧めします。ちなみに来日公演の電源はすべて彼らが専属契約した日本のクリーン電力から賄っているとのこと。最後までエコロジカルなライブでした。

外に出ると天気は雨降り。自分の体よりもポスターの保護を最優先させながら帰路につきます。電車がそんなに混んでいなかったのはラッキーでした。

〔同一記事〕
裏庭の混沌と創造 - RADIOHEAD / JAPAN TOUR 2008

Oasis "Dig Out Your Soul" レビュー

ディグ・アウト・ユア・ソウル(初回生産限定盤)(DVD付)ディグ・アウト・ユア・ソウル(初回生産限定盤)(DVD付)
(2008/10/01)
オアシス

商品詳細を見る


10月1日は、待ちに待ったオアシスの7枚目となる新作の発売日です。早速HMVで買ってきました。CDのネット予約は当てにならないので(発売日から数日遅れで到着とかザラ)、予約もせずに店で買うことにしています。

6回通して聴いた印象で、さっそくレビューしてみたいと思います。

では、全曲解説です。話が脱線しまくるかもしれませんが…。

[Track Listing]
1. Bag It Up

ノエル作曲。イントロからへヴィーなギターリフが炸裂している。個人的には、ヴァースからサビに入る瞬間、バックのギターがフッと抜けてリアムのヴォーカルが浮き立つ瞬間が最高に格好いいと思う。この展開は今までにない感じ。オアシスはどんなアルバムを作っても1曲目だけは外してこないので、この曲も7thの1曲目を飾るにふさわしい曲だ。

2. The Turning
ノエル作曲。ドラムとピアノから始まる。初期の曲はドラムから始まる曲が多かったが、この曲は複雑なリズムで、初期のようなある種の野暮ったさなどなく洗練されている。2曲目にこういう曲があると嬉しい。私は3rdの2曲目"My Big Mouth"が好きなんだけど、それを聴いた時と同じ気分になれる。サビ(コーラス隊を起用)は明らかにオアシス節なのに、それ以外の部分が今までと違う。もっとこう、分厚いギターでゴリ押しするわけでもなくなって、技術面での明らかな進歩がみられる。今作はキーボード・パートが大部分でまともにギターが使われている曲の方が少ないとのことだが、この曲の間奏がすごく格好いい。ノエルが弾いているのか分からないけど、大人っぽいギターソロだ。アウトロのアルペジオは、ビートルズのホワイト・アルバムにこれと似たような曲があったはず。今作で一番好きな曲かも。ぜひライブで演奏してくれ。

3. Waiting For The Rapture
ノエル作曲&ヴォーカル。他の人が指摘しているようにギターがホワイト・ストライプスみたい。ノエル曰く、原曲は元々アシッド・フォークみたいなバラードだったらしい。実際、サビの、特にファルセットの部分なんかは結構甘いメロディで、確かにバラードしても通用しそう。ただ、へヴィーなギターがこの曲を全く別のものにしている。ノエルのヴォーカルをしっかり聴かせるため、冗長にせず3分にまとめたのも正解。

4. The Shock Of The Lightning
ノエル作曲。アルバムからの先行1stシングルで前半のハイライト。シンプルでストレートなロックンロール。B面の"Fade Away"に近い感じ。イントロとヴァースは2カポにA→Amを繰り返すシンプルな2コードで、ノエル曰く一発録りの勢いだけで仕上がった曲かと思いきや、実は結構計算された曲だと思ったり。オルガンの使い方とか結構凝っていると思う。最後のサビからアウトロにかけてコードを変化させずにA→Amで押し切ってしまうのも、この曲の勢いとスピードを感じさせるための計算だったりして。キックを連打するザックのドラム、荒々しいドラムソロも彼で良かったと思わせるほど素晴らしい。ザックが今作限りで抜けてしまったのが残念。

5. I'm Outta Time
リアム作曲。こういう曲がオアシスのアルバムに入っているとやっぱり安心する。ノエルも、重い曲が続く前半で、リスナーがほっと一息つけるようにとこの曲を配置したとのこと。ノエルの曲みたいだが、作曲者はリアムなのが驚き。実際、他のリアムの曲と同じくコード進行は単純で、ネット上にアップされたTAB譜を見るといくつかパターンがあって確証はないが、ヴァースはEm、サビはGをメインにした曲であることは間違いなさそう(リアム作の曲にはEmとGが頻出する)。私は未だに耳コピできない人間なので、それ以上テクニカルな部分は分からないけど、リアムの優しいヴォーカルに神々しいまでに美しいメロディと、ともかく素晴らしい曲であることには間違いない。5thの"Songbird"とどっちが上かと問われれば、"Songbird"の方に軍配を上げると思うけど。この曲はリアムのジョン・レノン趣味が全開で、アウトロにはゲムのアイディアでジョン・レノンの古いインタヴュー・テープが使われている。3rdシングルはこの曲かな。

6. (Get Off Your) High Horse Lady
ノエル作曲&ヴォーカル。古いレコード風にエフェクトの掛かったノエルのダルなヴォーカルが特徴的。単純な曲なのに、なぜか口ずさみたくなるクセになりそうなメロディ。歌詞は高飛車女についてで、ノエルが彼女と喧嘩した時に思いついたらしい。

7. Falling Down
ノエル作曲&ヴォーカル。後半のハイライトで、2ndシングルはこの曲だと予想。ビートルズの"Tomorrow Never Knows"風のリズムから始まる。サイケだが意外と優しいメロディ。ノエルの作曲の引き出しが広くなったことを証明するような曲。ノエル流にサイケを解釈した曲なのかな。ケミカルブラザーズがリミックスしたのも頷ける。

8. To Be Where There's Life
ゲム作曲。ヴァース1コード、サビ1コードの2コードしか使われていないらしい。雰囲気づくりにシタールが使われていて、ジョージ・ハリスンが書きそうなインド風の曲に仕上がっている。アルバムタイトルの"Dig Out Your Soul"はこの曲の歌詞から採られた。ベースラインが印象的。でも単純すぎて飽きる。リアムのヴォーカルがなぜか可愛らしく聴こえてしまう。

9. Ain't Got Nothin'

リアム作曲。この曲のデモ・ヴァージョンは既に聴いたことがあって、"They Got Nothing On Me, They Got Nothing On You"という曲名だった。5月頃ネット上に流出した3曲のうちの1曲で、YouTubeにもアップロードされている。この「リーク事件」はオアシスの公式サイトでも取り上げられ(5月7日付のNEWSを参照)、この3曲は7thのセッションではなく、6thのセッションの時にレコーディングされた曲であると正式にアナウンスされた。それで、てっきり7thには入らないと思っていたが、まさか収録されるとは。もちろん、デモとはテイクもアレンジも異なる。デモは6thのアウトテイク感丸出しだったが、完成版はきちんとサイケ風に味付けされている。曲自体は、6thでリアムが作曲した"The Meaning Of Soul"の延長線上にある曲といった感じ。"The Meaning Of Soul"のような初期衝動は薄れ、渋好みの曲になっている。ちなみにこの曲、富山県氷見市に合宿に行った時に、現地の新古書店で立ち読みした2004~05年あたりの古いロッキング・オンに「オアシスの新作大予想!」みたいな記事があって、その中の収録曲予想の中に書いてあったのを思い出した。他にも"Lord Don't Slow Me Down"など数曲が挙げられていたが、書かれていた曲はすべて6thには収録されないという”大ハズレ”な記事だった(笑)。ってことは、結構前からあった曲なんだな。

10. The Nature Of Reality
アンディ作曲。シューゲイザー風のフィードバック・ノイズから始まる。ギターリフが癖になる。リフだけなら今作で1番好きかも。リアムのヴォーカルはこの曲が最もジョン・レノンに似ているんじゃないか。語尾の伸ばし方なんかはサイケ期のビートルズみたいだし。私はアンディが以前フロントマンを務めていたライドというバンドが大好きで、基本的にアンディの曲は皆好きなんだけど、この曲は後期のライドのアルバムに収録されていそうだ。ライドは線が細く青臭いシューゲイザーから60'sクラシック・ロックに回帰した作風に変化していったけど、その変化はアンディの影響が強いんだろうな、きっと。それでもう1人のフロントマン、マークと仲違してライドは解散しちゃったけど。その後アンディが結成したハリケーン♯1というバンドはもろオアシス風のバンドだったし、専門じゃないベースを持たされても嬉々としてオアシスに参加した彼は、今じゃきっとオアシスのメンバーであることを一番楽しんでいると思う。

11. Soldier On
リアム作曲。リアムが飾るラストナンバーというと5thの"Better Man"を思い出す。5thじゃあまり成功したとは思えなかったけど、今作は成功していると思う。オアシスのアルバムのラストナンバーは、バラード(アコースティックな1st・6th、大仰な2nd・3rd・4th)であることが多いけど、5th以来の例外ってことか。メンバーによると断片しかなかったデモをリアムをけしかけて1日で完成させてしまったとのこと。想像以上に重くて暗い雰囲気の曲で、最後まで今作のトータルで一貫したイメージを作りあげることに成功している。ところで、昨年シングルの発売が予定されていながら中止になったリアム作の曲"Boy With The Blues"(7thのデラックス版ボックス・セットのボーナスCDに収録)をYouTubeで聴いたが、この曲と雰囲気が似ていて、それがラストでも良かった気がする。ノエルとリアムがアレンジで揉めたらしく、結局ノエルが仕上がりに満足できずにボツになったしまったみたい。

[Bonus Tracks]
12. I Believe In All

リアム作曲。軽快な曲でクオリティも高く、アルバムに入っても良さそうだが、この曲が入らないのが今作のテーマを物語っている。

13. The Turning (Alt Version #4)

ノエルのヴォーカル。アルバム・ヴァージョンとリズムが若干異なる。

[Bonus DVD]
1. Gold & Silver & Sunshine (The Making Of 'Dig Out Your Soul')

メンバーのインタヴューを交えながら、今作の製作舞台裏を知ることができる。映像もドキュメンタリーっぽくなっていて面白い。どうでもいいが、ノエルは"fuckin'~"ばかり言っているように聞こえるし、リアムの喋り方は暗くて言葉数も少ない。

2. The Making Of 'The Shock Of Lightning' Video

1stシングル"The Shock Of Lightning"のPV製作の様子を詳細に知ることができる。ちなみに、この映像の中でスタッフの1人が来ている謎の日本語が書かれたTシャツが気になる。

3. 'The Shock Of The Lightning' Video

PVの完成版。上のメイキング映像を見てからこのPVを見ると新たな発見があるかも。

[総評]

先行シングル"The Shock Of The Lightning"を聴いた段階で新作がどんな路線になるのかあれこれ想像を巡らせていたが、全曲通して聴いてみてやはり6thアルバム"Don't Believe The Truth"から続く路線にキッチリ乗せてきたなと、そんな印象を持った。前作はアコースティックな音作りだし、今作はサイケデリックな音作りだが、そもそもプロデューサーが前作と同じデイヴ・サーディーなので、全体的な音の質感はそれほど変わらない。しかも、国内盤のボーナスDVDを見ると分かるが、今作の曲は前作のセッションの時にできた曲もかなり使われているみたいで、個人的には6thと7thは「双子のアルバム」のように思る。いや、「双子のアルバム」というよりも、新メンバーになった4thからオアシスは一貫してこういう音楽、つまりブリット・ポップから抜け出したクラシックなロックの現代版とでも言うべき音楽をやりたかったのではないかと。たぶん、ノエルは4thをこういう音にしたかったんじゃないかと思う。だから、新メンバーになったオアシスはこのアルバムで一応最も完成形に近づいたと思われるが、次回作はどうなるのかな。もうそろそろこの路線は終わりにすべきだと思うけど。

前半、特に1~5曲目の流れは素晴らしく、過去のアルバムにも匹敵すると思う。ただ、後半がやっぱり弱いかな。決して悪くはないんだけど、曲数を増やす代わりに演奏時間を短くしてビートルズの"Abbey Road"風のメドレーにしてしまうとか、そんなもうひと工夫が欲しかったと思う。ノエルはいわゆる「オアシス節」と呼ばれるアンセム・ナンバーに飽き飽きしているのもわかるし、Aメロ→サビのような予定調和を壊したかったのも理解できる。しかし、そういう曲でリスナーを振り向かせるにはキャッチーなアンセム・ナンバーの何倍もの工夫を要するってことだ。ノエルはそれを知っているし、通して聴く限りではかなり工夫してきたと思うけど、あともう一歩ってところかな。ちなみに、このことでノエルの作曲能力が低下したとは思えない。今までにない新機軸の曲も見られるし、ストックされた曲もかなりの数に上るみたいだ。だからノエルにはまだまだ成長してほしい。ノエルだけでなく、ソングライターとして目覚ましい成長を遂げつつあるリアム、そしてアンディ&ゲムにも。

というわけで、私の評価は2nd、1st、3rdに次ぐ、6thと同じかそれ以上の出来と考える。

〔参考リンク〕
シャン☆しゃん - Oasis "Dig Out Your Soul"

Index of all entries

Home > 2008年10月

Tag Cloud
Search
Meta
Feeds

Return to page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。