青い空はポケットの中に - 2008年09月

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雨夜のアールグレイティー

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-09-30 Tue 23:57:41
  • Essay
久々の更新です。

アールグレイティーってのを淹れて飲んでみたんですよ。

元来緑茶党な自分がなんでそんな小洒落た名前の紅茶を飲んでいるのかといえば、ディズニーシーで買ってきたからです。ディズニーシーへは一昨日行ってきました。誰とって? もちろん家族とですよ。母親の会社のツアーを利用して行ってきたわけですね。

ディズニーシーは日曜日の割にはそんなに混んでいませんでした。ファストパスを効率的に利用しつつ主要なアトラクションはほぼ制覇。そして今回は、レイジングスピリッツ、センター・オブ・ジ・アース、タワー・オブ・テラーの三大絶叫系アトラクションにも挑戦してみました。こういうのはあんまり得意じゃないんですけどね。

で、乗ってみた感想は前者2つのアトラクションは全然OK。それほど怖くありません。レイジングスピリッツは、360°の回転があるジェットコースター、センター・オブ・ジ・アースはスプラッシュ・マウンテンのような下に落っこちるタイプのアトラクションです。しかし、タワー・オブ・テラーはもう二度と乗る気がおきません。あれ怖すぎ…。要はフリーフォール型のアトラクションなんですが、足元をすくわれる感覚がこれでもかっていうくらい続くんですよ。落っこちる途中にフェイントがあったりするし。こちとら「もう勘弁してくれ」ってな具合に音を上げているというのに。そりゃもう降りた時には涙目になっていましたとさ。

思うに、心地よいスリルを感じるためには、足元をすくわれる感覚ってのは3秒くらいが限度ではないかと。それ以上だと、心地よいスリルが恐怖心に変わってしまうとような気がします。だから、私にとってタワー・オブ・テラーはまさしく恐怖心を与えるアトラクションだったわけです。

話は戻ってアールグレイティーの話。茶葉の入った缶の蓋を開けてみるとフルーティーな香りが漂ってきます。思ったよりも強い香りです。ディズニーシーで買ってきた紅茶は4缶入りのセットで、他にペア(洋梨)ティー、アップルパイティー、煎茶があります。煎茶を除いてどれがどう違うのかよう分からんのですが、ともかく私のアパートには日本茶用の急須があって、それを使って淹れて飲んでみました。ディズニーシーで他に買ってきたお菓子をつまみながらガムシロップをひとつだけ入れた紅茶を飲むと、「午後のティータイム」と呼ぶのにはいささか遅すぎますが、何となくそれっぽい気分には浸れます。たまには紅茶もいいもんです。

以前「おいしいカレーの作り方」なんて日記を書きましたが、「おいしい紅茶の淹れ方」はとんと分かりません。Googleで検索もしてみたんですが、まず用語からして今ひとつピンと来ないのです。ティーポットと急須ってどう違うんだろう。いろいろ作法もあるみたいです。地元ではよくパスタ屋さんに行くんですが、そこで食後に出される紅茶は、ティーサーバーって言うんでしょうか、ガラス製で中心部に金属製の茶こしが付いていてそれを押し込むと茶葉が下に落ちる仕組みの容器に入っています。紅茶も色々と奥が深そうですね。紅茶なんてティーパックで淹れるものだとしばらく思っていたくらいですから、もう少しいろいろと調べてみようかな。

さてさて、2008年は結構アルバムラッシュで、Oasis、Queen+Paul Rodgers、Razorlight、The Verve、Keane、Weezer、Travis、Coldplay、The Vines などがニューアルバムをリリースしたか、もしくはリリースを控えています。新人ではAdele、Duffy、The Draytones、Cajun Dance Party、Parka、Friendly Firesあたりが気になりますが、最近の新人はニュー・レイブ以降どうも80'sリバイバルっぽいダンス系の音ばかりで今一つ食指が動きません。ガレージロック・リバイバルの頃は結構いい新人がそれこそ雨後の筍のように出てきたんだけどな。だから最近ではAdele、DuffyのようなUK出身の女性シンガー・ソングライターをよくチェックしています。UKの女性シンガーは、いかにもUSのメイン・ストリーム的な音を出していないところが面白いですね。Duffyは50's~60'sのモータウン・サウンドみたいだし、Adeleも歌声やら歌い方やらが貫録ありまくりでとても19歳とは思えません。

Coldplay、Travis、The Vinesの新作はもう既に聴きました。このうち、ColdplayとThe Vinesは個人的には今までで一番好きかもしれません。Coldplayはとにかくアルバムの流れが美しいし、The Vinesは最もキャッチーなアルバムで音は更にUKっぽくなり、曲はますますNirvanaをパンク化させたような雰囲気になりました。Travisは曲の良さという点では前作に譲りますが、アンプとプロデューサーを変えたことで、今まで以上にギターがジャカジャカ鳴っていて心地いいアルバムです。

そして、明日は待ちに待ったOasisのニューアルバムの発売日です。前日までにはCD屋の店頭に並ぶのですが、今日はサークルが忙しくて買いに行けなかったので、明日早速買ってきて聴いてみたいと思います。アルバムレビューは別記事にて書く予定。

新学期が始まりました。堕落しないようにと1限の授業を取ったのですが、楽で面白そうな授業ばかり取っているせいか、1年のとき必修だったフランス語の鬼教授の授業のような緊張感が懐かしくすら思えてきます。

とはいっても、大学祭の準備(合同音楽祭でバンドが演奏する曲決めとか、アカデミックスに出すレポートの執筆とか)で、そんな悠長なことを言っている暇もなさそうです。

Cigarettes & Alcoholはやめました(押井守ナイト〈第二夜〉)

ただ今帰省中で、群馬にいるところ。
田舎。静か。虫が多い。山。暇。コンビニがすごく遠い。東京と比べたらの話だけど。
9月中は用事があるときを除いて帰らないつもり。



池袋の新文芸坐で、押井守ナイト〈第二夜〉を見てきた。8月30日の夜から31日の早朝にかけてのこと。第一夜はパイプ椅子が設置されるほどの盛況ぶりだったそうだが、今回も劇場はほぼ満員だった。上映されたのは4作品で、比較的マイナーな作品が中心。

オールナイトの映画館って独特な雰囲気がある気がする。新文芸坐の上映開始のベルは学校のチャイムに似たメロディで、さながら夜間合宿みたいな気分にさせられる。夜更かしなんて平気だろうだと思いきや、見終わった後には精根尽き果てたかのごとくヘロヘロになってしまった。ただ、上映中は画面に釘付けで一睡もすることはなかった。銀幕に体力まで吸い取られてしまったのだろうか。千鳥足で池袋からアパートまで帰り着いた。

以下簡単なレビューメモをどうぞ(ネタバレあり)。

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)
押井監督の劇場版第2作(事実上の第1作)。『うる星やつら』シリーズの劇場版第2作目。押井監督の作家性を決定付けた作品として名高いので、どんだけ難解な作品かと思いきや、良質なエンターテインメント作品に仕上がっており、観客を飽きさせないし、『うる星やつら』を知らなくても楽しめる。ただ、後でまとめるが監督の趣味全開である。原作者の高橋留美子先生を怒らせたというが、無理もないかも。セル画のやさしい質感とか、背景のタッチ、動画の動かし方はいかにも80年代アニメといった感じで、ちょっとノスタルジックな気分に浸れる。私が小さい頃のアニメってこんな感じだったよな~と…。楽しめる素晴らしい作品。おすすめ。

『紅い眼鏡』(1987年)
押井監督初の実写作品。ケルベロス・サーガ第1章。低予算製作かつB級臭さ全開の作品。冒頭こそ特撮映画みたいだが、ほぼ全編に渡って露出が抑えられた画面は暗く、ほとんどモノクロ作品みたい。そして立喰師が登場する(演じているのは故・天本英世氏)。俳優はほとんどが声優で、今では有名声優と呼ばれている人達がゴロゴロ出演している。B級臭さを感じたのは頻繁に挿入されるギャグ演出がアニメ調だからかも。上記の作品と同じく、作品世界における夢と現実の狭間があいまいで、重層的なメタ演出が多く、軽いタッチの作品の割に物語は難解。オチも今ひとつ腑に落ちない。一見アクション映画みたいだがアクションシーンはほとんどなく、万人にはおすすめできそうにない作品。

『人狼 JIN-ROH』(2000年)

監督は沖浦啓之。押井は原作・脚本を務める。ケルベロス・サーガの第3章。第二次世界大戦を、日本がイギリスと連合国側で参戦、ドイツ・イタリアの同盟国側と対戦して敗北(アメリカは第一次世界大戦よりモンロー主義を貫き不参戦)、日本がドイツ軍に占領されたとするパラレルワールド設定の世界における昭和37年の日本が舞台。手書きにこだわった画面はただただ美しく、スタジオジブリ作品にも匹敵する。人物描写が漫画的ではなく、登場人物にそれぞれ実在のモデルが存在するのかと思えるくらい、徹底したリアリズムに則っている。物語は反体制側:左翼(アカ)と体制側:首都警(狼)との対立を、「赤ずきん」の寓話になぞらえて描いた作品。脚本がとにかく秀逸で、アレンジされた「赤ずきん」の童話が断片的に挿入されるタイミングは素晴らしいの一言。沖浦監督の演出は手堅く、押井監督の脚本を見事に映像化している。内容は非常に重く、救いがあるわけでもカタルシスを得られるわけでもないが、多くの人に見て欲しい作品。

『天使のたまご』(1985年)
OVAとして発表された作品の劇場版。ファイナルファンタジーのイメージデザインで有名な天野喜孝氏がキャラクターデザインを務める。天野ファンは必見。天野氏の幻想的で線の多いキャラクターが見事に映像化されている。内容は「ノアの方舟」伝説を、押井監督が独自に解釈した物語がベースとなっている。台詞は非常に少なく、前衛映画とも芸術映画ともとれる作風で、一応ストーリーは存在するがこれといった山場やオチがあるわけではない。ほとんどの生物が石になるほど遠い年月が経過した後の忘れ去られた世界が舞台。それは「ノアの方舟」が新たな陸地を発見できなかった世界観と考えられており、ラストシーンでそう解釈できるようになっている。私は少女を「理想」、少年を「現実」、天使のたまごを「救世主」と単純に理解した。どことなく藤子・F・不二雄先生の短編「カンビュセスの籤」を想起させる世界観だった。この作品を「押井守の最高傑作」に挙げる声も多いと聞くが、この作品はあくまで実験作と位置づけるべきだろう。この後しばらく押井監督はアニメ業界から干されることになる。ただし一度見て損はない。

この4作品を見て思ったのは、

・学生運動の影響が色濃い。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』では、諸星あたる達が学園祭で出店する喫茶店の名前が「純喫茶 第三世界」で、旧ドイツ軍の旗がひしめいている。『人狼 JIN-ROH』は言わずもがな、体制側と左翼の対立を描いた作品。押井監督は学生運動経験者。

・ミリタリー趣味全開。『~ビューティフル・ドリーマー』では、ハリアー戦闘機や、西ドイツ軍のレオパルド戦車が登場。『紅い眼鏡』『人狼 JIN-ROH』では、B級SF作品に登場しそうなプロテクト・ギアが登場。その他どの作品にも何かしらの兵器が登場し、そしてそれらの描写が妙にこだわり抜かれている。

・「夢と現実の狭間」をテーマとした作品が多い。これはほとんどの押井作品に共通するテーマでもある。

・メタ的な演出(楽屋落ちネタ)が頻出する。『~ビューティフル・ドリーマー』では、TVアニメシリーズのいい加減な設定を逆手に取ったかのように、友引高校が3階建てになったり5階建てになったりする。『紅い眼鏡』では、主人公が自分のいる空間が実は映画のセットだと気づく場面が多い。

・とにかく犬好き。ケルベロス・サーガ自体が狼(犬)をテーマとしているし、いたるところに押井監督が好きなバセットハウンドのモチーフが登場する。

・立喰いへのこだわり。押井作品の食事シーンはとにかくまずそうに見える演出が施されている。とにかく美味しそうに見える藤子作品とは対象的である。

・やはり押井監督は、閉鎖的な空間・暗い画面の描写に長けた監督だと確信した。



ロッキング・オン10月号を購入。オアシスの新作特集で、リアム・ギャラガーの単独インタビューが掲載されている。リアムは、自分の声に危機感を感じ(やっと気付いたのかよ)、オアシスの象徴ともいえるCigarettes & Alcoholをきっぱりやめたらしい。実際、YouTubeに最新のライブ映像が上がっているので見て欲しいのだけど、声質が1990年代頃の水準まで戻ってきているように思える。これで声がもうひと伸びしてくれれば、ライブのクオリティとしては十分だろう。

トラヴィスのフラン・ヒーリィのインタビューも掲載されている。トラヴィスの新曲"Something Anything"が久々にロックな感じでかっこいい。そもそもトラヴィスは、デビュー当時は「ポスト・オアシス」とか「オアシスの弟分」的な扱われ方をされていたバンドだ。2ndアルバム以降内省的でメランコリックな作風で独自の世界観を確立するまでは、彼らもオアシス・フォロワーだったのである。6枚目の新作は9月24日に発売されるけど、残念ながら前作以上に売れない予感がする。私はとても楽しみにしているが。

Travis : Something Anything




さっき前期の成績が出ていたので見た。
A+が5つ、Aが4つ、Bが1つ。思ったほど悪くなかった。

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