青い空はポケットの中に - 2007年07月

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2007年07月 Archive

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雨音を聴きながら

  • Posted by: Rainyblue
  • 2007-07-15 Sun 23:59:59
  • Essay
久しぶりに台風に遭遇した気がします。私の故郷、群馬県では台風は珍しい気象現象でした。群馬県は内陸部にあるので、台風が滅多に訪れないのです。台風が関東地方に上陸した場合でも、気持ち程度の雨風を私達にもたらすだけでした。

地元にいるとき、台風が来るとワクワクすると言う人が私の周りにいました。私はその言葉を聞いて、思わず共感してしまったのを覚えています。もちろん、台風による深刻な被害を被っている地域にお住まいの方々からすれば、失礼極まりない文言だということは重々承知しています。しかし、台風が来た時に感ずる、テーマパークのアトラクションに乗るような、あの不思議な高揚感は一体何なのでしょうか。

私の高校2年の時の担任教師も同じようなことを言っていました。恐らく、多くの群馬県民にとって台風は実感を伴わない気象現象なのだと思います。台風が群馬県を訪れたとしても、台風は自身のおこぼれ程度の風雨を降り撒き、やがては去っていくのみです。ドラえもんの道具に例えるならば、「ほどほどあらし」(てんとう虫コミックス第45巻「南海の大冒険」より)を使っているような気分です。群馬県は内陸部という地理的特性上、夏は暑く、冬は寒いですが、地震・台風・大雨・大雪といった大規模な自然現象とはほとんど無縁の地域です。したがって、台風のような、大規模な気象現象に遭遇すると、私のような一部の群馬県民は、一種のイベント的な錯覚を覚えるのです。

東京に来れば、海に近いということもあり、台風なる気象現象の実態を、この身をもって体感できるものと信じて疑いませんでした。しかし、今回の大型台風によって実感したのは、私の五感で感じ取った「台風」という気象現象の総情報量は、地元にいたときのそれをはるかに下回るものであった、ということです。

その理由は一体何なのでしょうか。今回の台風がもたらした風雨が、報道されていたよりも小規模だったからというのもあるでしょう。でも、もっと大きな理由があると私は確信しています。

それは、マンションという、鉄筋コンクリートによる集合住宅という構造の建物にあります。このマンションという、多数の人間をそれぞれの区画に箱詰めするという住装置は、我々日本人に、「四季」を感じさせることを阻害しているような気がします。(外部からの)音・風・水といった、不快な情報をできるだけ遮断してくれるマンションは、現代人にとって最適とはいかないまでも、安心できる空間かもしれません。事実私も、とりあえずライフラインが正常に機能してくれさえいれば、一日中部屋の中に引きこもっていたとしても、不快には感じません。

快・不快の別はともかくとして、季節、あるいは自然現象を感じることは、人間の心を豊かにするものと私は思っています。東京のこの地に引っ越してきてから、何度か雨が降りました。私が部屋の中にいる時にも、幾度となく雨は降ったことでしょう。しかし愕然としたのは、私の部屋の中に雨音がほとんど響いてこないということです。今日など、多少強い雨が降った時などは、「ビチャビチャ」という、パイプを伝ってきた雨水が垂れる不快な音が、とりわけ目立って聞こえてくるのみです。

部屋の中で雨音を聴くのは、私の至福のひと時です。私にとって雨音は、至高のノイズなのです。この美しいノイズを聴くことができたのも、私の実家が瓦葺の木造住宅であるからでしょう。私の実家は、安売りのマイホームではありますが、木造であり、屋根は地元、群馬県藤岡市の名産品である瓦を使用しています。瓦屋根かつ木造という建物の特性が、雨音を美しく響かせることに大きく貢献しているのです。こうしてもたらされる雨音は、音響室にいるような感覚を私に感じさせ、心地よい規則的なリズムを私に届けてくれます。

木造のボロアパートならともかく、なまじマンションという未体験の住居に住んでしまったがために、今まで当たり前だと思ってきたことが失われるような事態になったのです。ただし、私の今の住環境は学生1人が住むには十分な安全性・快適性であり、しかも家賃は両親が支払ってくれています。この恵まれた環境に対して声高に文句を申し上げるつもりはありません。

部屋の中に響き渡る雨音を心地よいと感じる人がどれだけいるのかは分かりませんが、なぜ私は雨音を心地よく感じるのでしょうか。よく、列車に乗っていると眠くなるのは、「ガタン・ゴトン」という列車が線路の継ぎ目を通る音の規則的なリズムが、母親の胎内にいたときの音に似ているから、と言う人がいます。私もその意見に賛成です。部屋の中に響き渡る雨音が私に心地よさや安心感をもたらすのは、きっと母親の胎内にいる時の、「音の記憶」を、私が本能的に感じ取っているからかもしれません。

これを音楽、とりわけロックミュージックに当てはめて考えてみることにします。雨音も列車の音も、あるいはエレキギターの音もドラムの音も、音単体ではどれも悪い意味でのノイズだといえます。しかし、これらが複合的に奏でる音は―特に環境が整った時には―私たちの気分の良い面に大きく作用します。ロックの音は、そのルーツをたどれば、母親の胎内の音にあるではないでしょうか。ロックミュージック、列車の音、そして雨音を一緒くたにして母親の胎内の音に結びつけてしまうのはいささか暴論な気もしますが、人々がロックであれ雨音であれ、そうした「音楽」を追い求めるのは、母親の胎内の音の記憶を呼び覚まそうとする潜在的な欲求が、関係しているような気がしないでもありません。

先週はテストが重なり、さらにバンドを組んでくれそうな人とアポイントメントが取れず、結局前期定例ライブのバンドが組めなかったことにひどく落ち込んでいました。さらには、そのことが自分はサークルに未だ馴染めていないのではないかという強迫観念を私に感じさせ、精神面の不調が続きました。しかし、周りの印象はどうあれ、私はネガティブな人間などでは決してなく、元来楽天的でのんきな人間なのです。

もういくつ寝ると、夏休みです。あと数週間で初めて故郷に帰るわけですが、晴れやかな顔で帰りたいものです。

映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」

2008年の映画ドラえもん、ついにタイトルが決定しましたね。

その名も「のび太と緑の巨人伝」!!

公式サイトもついに正式にオープンしました。今のところ、壁紙のダウンロードと予告編の視聴ができます。ぜひとも以下のサイトをご覧になることをお勧めします。
URL:http://doraeiga.com/

私も当初から予想してい通り、キー坊の話のようです。おそらく、原作のキー坊も話を基にしたオリジナルストーリーになるのでしょう。「キー坊って何?」って思った方はぜひ「さらばキー坊」(てんとう虫コミックス第33巻)をお読みください。こうした原作の短編(中編)を基にしたオリジナルストーリーというのは、そのルーツをたどれば初代「のび太の恐竜」が最初です。藤子・F・不二雄先生の逝去後は、多くのオリジナル映画作品でその手法が使われました。特に、「のび太とふしぎ風使い」と「のび太のワンニャン時空伝」は、一連のオリジナル映画の中でも、完成度の高い作品であると個人的には評価しています。

ですから、今度の映画も前述の2作品と同じような雰囲気になると思います。監督は、再び渡辺歩氏が務めるようです。実際、予告編の作画を見る限り、キャラクターの作画のタッチは、前々作「のび太の恐竜2006」における作画のタッチを踏襲しているように私は見えました。

予告編では、キー坊のキャラクターデザインまでは公開されませんでした。何やら足のようなものが見えるくらいです。キー坊の姿は、小出しにされるか、すぐには公開されないような気もします。それから、「緑の巨人伝」というタイトルが示す通り、予告編のラストには巨大な木のようなものが見えました。冒険世界は、地球なのか、それともキー坊の故郷である「植物星」なのか、現時点では判断できかねますが、今までのオリジナル映画のプロットを見る限りでは、おそらく後者か、もしくはそれに類する異世界が冒険の舞台になると思います。来年の映画を楽しみに待つことにしましょう。

ところで、肝心のアニメドラえもんですが、もう1か月分以上も録画データが溜まってしまっています。早く見て、感想を書き上げてしまいたいのですが、今週あたりからテスト期間に入り、演習科目の発表や、各種レポートの提出等、色々と忙しく、日記を書くのもままならない状況です。私の所属している学部は2年進級時にコース(専攻)を決めなければならず、各人の志望コースは成績順に決定されるため、どうしても勉強を怠るわけにはいかないのです。私の周りには、「授業なんてサボってやるぜ!」とロックな生き方を貫いている方々もおりますが、少なくとも私に関して言えば、そのような生き方とは無縁です。まあ実際、浪人生時代は予備校を皆勤したくらいですからね・・・。

夏休みになったらドラえもんの感想記事も順次アップできると思います。最近のドラえもん、やたら芸能人を使って話題性を煽るようなことをしていますが、そのような方策はやめてほしいものです。原作のエピソードを使って地に足の着いた作品作りをしてもらいたいのですが、大人の事情はそれを許さないのでしょうか。土曜日もテストがあるので今日はこの辺で・・・。

「映画ドラええもん2008」公式サイトが7月13日(金)にオープン

2008年、つまり来年の「映画ドラえもん」の公式ホームページが、7月13日(金)の夜にオープンするそうです。

予告だけですがホームページ自体はすでに見られます。

URL:http://doraeiga.com/

次の年に公開される映画ドラえもんの情報は、その年の夏頃にコロコロコミック誌上にて公表されるのが通例となっています。その後、アニメ「ドラえもん」の放送中にも、順次映像が公開されていくことになっています。

私は4月下旬に「新魔界大冒険」を見てきたばかりなので、なんだか気が早く思えるのですが、確かに来年の映画の情報が公開される時期は刻々と近づいています。

現時点で分かっている情報は、上記のホームページの公開予告と、「新魔界大冒険」ラストでの予告、それに少しのインタビュー記事くらいしかありません。

これらの情報を総括すると、

・来年の映画は「ドラえもん」の原作の短編を基にしたオリジナルストーリー
・緑色が基調
・ドラえもんが手に双葉を持っている
・「新魔界大冒険」ラストの予告でも、双葉が出てきた

こんなところですね~。そうすると、来年は植物とか自然とか環境問題とかがテーマになりそうです。エコロジーがテーマの一つになっている映画ドラを挙げると、既に「のび太とアニマル惑星」、「のび太と雲の王国」という前例が2作品もあります。特に「のび太と雲の王国」は、藤子F作品にしては珍しく、エコロジー色・メッセージ色が強い作品になっています。F先生は「メッセージ色の強い作品は好きではない」とおっしゃっていたように、作品中で特定のメッセージを読者に押し付けるようなことはしませんでした。

したがって、もし来年の映画ドラえもんのテーマの一つに「環境問題」が取り入れられるとしたら、押しつけがましい作品にならないことを望みます。でもまあ、ドラえもんが双葉を持っていることくらいしか情報がないので、私の予想とは全く異なる映画になるかもしれませんが。ともかく、7月13日を楽しみに待つことにしましょう。

【参考リンク】壊れかけのaki-radio(aki-radioさん)
http://akiradioblog.blog6.fc2.com/blog-entry-1152.html

「大富豪」のローカルルール

  • Posted by: Rainyblue
  • 2007-07-02 Mon 00:29:38
  • Diary
今日は眠い目で1限に耐えた後、2限から昼休みにかけて文学部カフェテリアにて、英語のクラスの友人たちとトランプゲームの「大富豪」に興じました。

「大富豪」といえば、おそらく遊んだことがない人はいないというくらいポピュラーなゲームだと思います。このゲームは数々のローカルルール(地方ルール)が存在することが有名で、ローカルルールの一つである「8切り」や「イレブンバック」、そして「革命」は、もはや公式ルールと呼べそうなくらい有名なルールになりました。

今日は、地方出身者がそれぞれの地方で適用されていたローカルルールをすべて適用してゲームを行うという、極めて複雑なルールのもとゲームが行われました。

私の出身の小学校・中学校では、残念ながら特殊なローカルルールは存在せず、さらに「8切り」や「イレブンバック」の存在すらなく、「革命」のみ適用されるという非常にシンプルなルールでした。というのも、私の出身の小・中学校では「大富豪」のルールを知らない人が多く、一応ルールを知っている私はルールを教える側に回ることがよくありました。で、私が知っているルールというのはパソコンにインストールされていたゲームの「大富豪」に準じたもので、基本ルール以外は「革命」のみが適用されるという極めてシンプルなものでした。

そもそもパソコンゲームの「大富豪」においては、星の数ほどあるローカルルールのうちどれを採用するかの取捨選択が難しく、さらにルールを複雑にすればするだけコンピュータの思考ルーチンも幾何級数的に複雑になり、製作コストがかかるという理由もあって、ほとんどの場合ルールはシンプルなものになっています。そういう事情もあって、少なくとも私の周囲においては、特殊なローカルルールが生まれることはありませんでした。

しかし、高校に進学してからは違いました。高校は様々な地方からの出身者が集うため、「大富豪」においても様々なローカルルールが適用されました。といっても、「8切り」、「イレブンバック」、「都落ち」といったポピュラーなルールが追加されたくらいで、群馬県特有のローカルルールはありませんでした。

今日遊んだ「大富豪」は、私が初めて知ったルールばかりで驚くとともに、戦略に手こずりました。「5スキップ」、「7渡し」、「10捨て」、「下切り」、「乗っけ」、「激シバ」などなど、ともすればカルチャーショックを受けそうなくらい多くのローカルルールが存在することが分かりました。これらのルールをよく見てみると、カードゲームの「UNO」からの影響を受けているであろうルールも見受けられます。

ちなみに今日の結果は、最高位が平民という散々なものでした。そのうちほとんどは貧民・大貧民の身分に甘んじてしまいました。私は五目並べすら、コンピュータのレベルを一番低くしても勝てないくらい弱いので、こういった戦略系ゲームは苦手です。でも、こういったゲームで遊ぶのは楽しいので、徐々に腕が磨けられたらいいですね。

Wikipediaで「大富豪」を調べてみると(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AF%8C%E8%B1%AA)、膨大な数のローカルルールが存在することが分かります。読んでみましたが大変興味深い記事でした。今日適用されたルールのうち、9割方は Wikipediaの記事にもちゃんと載っていました。ほかの地方では、どんなローカルルールが存在するのか、ちょっと気になります。

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