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【展覧会告知】早稲田大学絵画会単独展2009 濁展(だくてん)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-12-04 Fri 10:23:27
  • Art
もう開催期間も短くなってまいりましたが、私の所属している美術サークル「絵画会」の単独展が今週の日曜日まで開催されております。週末に足を運ばれる方が多いと思われますので、ここで改めて告知させていただきます。

【展覧会概要】
名称:絵画会単独展2009 濁展(だくてん)
会期:2009年12月1日(火)~12月6日(日)
時間:10:00~20:00(最終日は19:00)
会場:早稲田大学学生会館B201 多目的ホール
   (地図はこちら:http://bit.ly/8LaaOz
入場無料
公式HP:http://kaigakai.sakura.ne.jp/

私は5枚ほど絵を展示させてもらってます。

・「空をあつめて」 B3 透明水彩、水彩色鉛筆
・「冬待ち」B4 透明水彩、水彩色鉛筆
・「ワンダーガール」A3 透明水彩、水彩色鉛筆
・「Kaleidoscope」A4 透明水彩、水彩色鉛筆
・「Velocity」A4 Photoshop Elements


完成を急ぐあまり焦ってしまって必ずしも満足の行く出来栄えではないのですが、もし足を運ばれる際には見ていただけたら幸いです。ちなみに、「ワンダーガール」という絵は『エスパー魔美』がモチーフです。以前から一貫してそうなのですが、私の絵のタイトルはいつも曲名そのまま、もしくは曲名のパロディにしています。当たったらすごい!

あとは、展覧会のリストは私が作りました。最後にしてちょっとだけ貢献できたかな、なんて思ったりしてますが。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:43:24
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第5弾☆

◆巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)◆
サントリー美術館で開催されているピカソ展はこちらです。国立新美術館に比べると小規模で落ち着いた雰囲気でした。展示作品も自画像や肖像画が中心で、サイズの小さい作品はこちらに多く展示されています。

六本木の東京ミッドタウンという建物内にサントリー美術館はあります。全体的にお高くとまった雰囲気の施設で、いかにも高級感を漂わせているような空気がどうも好きになれませんでしたが……。まあ、学生一人でうろつくような場所じゃないことは確かですね。

サントリー美術館のピカソ展を見終わったところでクリアファイルと図録を購入しました。図録は本棚の景観向上に役立つので大概買っています。もちろん、学芸員の先生が言っていたことですが、厚さと資料的価値を考えれば非常にお買い得だし、パラパラと眺めているだけでも楽しいからというのもあります。

ピカソはとにかく作品数が多いので、私としては全体的にこれといって惹かれる作品は少なかったのですが、これだけ大規模なピカソ展はしばらくないと思うので早起きして出かけて行った甲斐があったというものです。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:39:26
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第4弾☆

◆巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)◆
そろそろキーボードを叩くのにも疲れてきましたが……。皆さんご存知ピカソ展のメインはこちらです。ピカソの生涯における主要な作品はほぼ網羅されていました。開催期間の終了直前なので大混雑を覚悟していましたが、早起きして開館時間の10時前に到着したので思ったほど混んでいなくて、比較的スムーズに見ることができました。フェルメール展の混雑具合に比べたら空いているとさえ思えましたよ。まあ、フェルメール展は本当にカオスでしたからね……。

NEC_0203.jpg
上の写真は国立新美術館の全景です。携帯のカメラで撮りましたが、本当にうねっていますね。建築家である故・黒川紀章氏が設計したことでも有名です。

ピカソについていっぱしに語ろうとするとボロが出そうなので手短にいきます。

特に良かったのが時代ごとに展示スペースを区切り、作風の違いがわかるような展示構成となっていたことです。ただ、キャプションは最小限に留めてあるので、解説には期待しない方がいいと思います。

ピカソが若い頃は写実的な作品を描いていたのは知っていました。10代前半で描いたとは思えないような写実的な油彩画などはテレビで何度も目にしたことがあります。それ以降はずっとキュビスムに傾倒していたのかと思えばそうではなく、古典主義に回帰した時代があることを知って驚きました。むしろ彼がキュビスムの表現者として最も尖っていたのは1909~1918年というかなり若い年代だったということは実際に作品を見ると理解できます。その頃の作品でも、対象の形態におけるエッセンスを抽出して、抽象化された対象を分解した上で多様な視点から再構成するというキュビスムの特徴を考えながら見ていけば、「あれはギターのネックの部分だ」や「あれは女の鼻の部分だ」などということは何となくわかるのですが、《マンドリンを持つ男》(1911年)に至ってはもはや何が何だかわからなくなってきます。そうすると、後年はキュビスムと古典主義を止揚したことで達した作風なのかなと思います。というよりも、初期の作品群を見てしまうと後年の作品の方がむしろわかりやすく見えてしまうから不思議です。

それに加えて、ピカソがすごいのは91歳で亡くなる直前まで創作意欲が衰えなかったことでしょう。生涯で制作した作品数は7万点を超えると聞きます。彼の旺盛な創作意欲を保つ上で大きかったのは死ぬまであらゆる女性と関係を持ち続けたことじゃないかと思います。ジジイになるまでいろんな意味(笑)で意欲を保ち続けたピカソはやっぱり化け物じみているという月並みな感想で終わりたいと思います。

<公式サイトはこちら>

【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:34:51
  • Art
☆怒涛の美術展レポート第3弾☆

◆未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)◆
文化庁芸術家在外研修の成果として、海外に派遣された1970~2000年代における日本の芸術家たちの作品が展示されています。ピカソ展のついでにさらっと見てきました。私が行った13日(土)は開催初日だったのですが、係員の方が多いんじゃないかっていうくらいガラガラでした。ちなみに、学生証+ピカソ展の半券を提示すると500円で見られます。ギャラリートークもありましたが、サントリー美術館の方に早く行きたかったのでパスしました。

私は古典的な芸術よりも現代アートの方が好きですが、現代アートゆえに作風もアプローチも作家によってバラバラで、当然展示されている作家の好みにもかなりの差があります。個人的には正直しょーもない作品もあったように思いますが、今後の作品制作にインスピレーションを与えてくれるような作品も多数あって、日本の現代アーティストたちの幅広さを知ることができました。

私が特に好印象をもった作家は……

・原直久……白黒の風景写真を得意としているようです。雑然とした都市空間の一角を写した静謐なショットの張り詰めた空気感が特に気に入りました。ヴェネツィアの水路風景を写した写真群を見ていたら、私の好きな某漫画・アニメのワンシーンが思い浮かんできてしまいましたが……。

・石井勢津子……東工大出身でホログラムを使った作品を制作している作家です。こういうテクノロジー系のアートにはとりあえず食指が動いてしまいます。ホログラムの向こうにあたかも人がいるかのように見える作品群は必見です。テクノロジーが進歩すれば『スター・ウォーズ』に出てくるような立体ホログラムも実現するのでしょうか。

・ヒグマ春夫……映像を組み込んだインスタレーションを制作し、その空間に身体表現者や音楽家を招いて、コラボレーションやパフォーマンスを行っている作家とのことです。インスタレーションなので空間全体が作品であり、空間=作品が変容していくのが特徴です。何層ものスクリーンに写真が投影してあり、そこに転がる球体の映像が重ねられているという不思議な作品でした。

・小山利枝子……花の絵画で有名だそうです。花というよりは花の温度・湿度や花を取り巻く空気そのものを表現しているかのように思えました。私の好きな画家にイギリスのターナーという人がいますが、彼が波や風、光などの具象化できない概念を表現したように、彼女が描く絵画もアプローチの仕方は似ているのでしょう。

・小林浩……この中では一番好きになった作家です。コンピュータを用いたデジタル加工でモザイク処理を施した写真を基にして、キャンバスにアクリルを分厚く塗り重ねる手法で描いた絵画が特徴的です。ポップな作風のアートは大好きなので気に入ったのだと思います。彼がモチーフにしているぬいぐるみがとてもキュートでした。作品を至近距離からまじまじと見たのですが、まるでキャンバス上にカッティングシートを貼り重ねているかのようでした。これをアクリルでどうやって塗り重ねたのだろう?

<公式サイトはこちら>


【関連記事】
・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
・巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)

蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-14 Sun 22:28:29
  • Art
☆怒涛の美術館レポート第2弾☆

◆蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)◆

オープン・スペース2008と同じ日に行ってきました。ちなみに、東京オペラシティアートギャラリーは東京オペラシティの3階に、NTT/ICCは4階にあります。

蜷川実花は最近トレンディな写真家で、様々なメディアによく露出しているのを目にします。でも、彼女は映画『さくらん』や人物写真などで見られる、あの原色系を多用した色遣いが私の趣味じゃないしどうもいけ好かない印象だったのですが、展示を見てあの個性は彼女にしか出せない才能だろうなと感じました。それに、写真家としての基礎は割としっかりしていて、根底の作風はオーソドックスなのではないかと思いました。

展示内容では壁一面に敷き詰められた芸能人・有名人のポートレートが圧巻です。どの写真もやたらエロティシズムを漂わせていたので、きっと彼女は人をエロく撮ることに関してはかなりの才能を持ってますね。ただ、出来栄えには多少バラつきがあるように思えました。例えば、ビートたけしの写真は彼の素朴な印象を醸し出す瞬間を余す所なく写して切っていたのに対し、栗山千明の写真は化粧が濃すぎたり装飾がゴテゴテし過ぎたりで、総じて「やりすぎ」の印象を受けました。あれじゃ栗山さんの魅力がスポイルされちゃってますよ。まあ、ファンだから多少うるさくなってしまうっていうのもありますけどね。

以下、レポートの転載です。

・蜷川実花の作家性 ――金魚・花・旅――
蜷川実花が持つ独特の作家性について、展示作品を中心に、人物以外の金魚、花、旅の表現から考えてみたいと思います。

まず、金魚の表現について考えてみましょう。本展の金魚をテーマとした展示スペースには、壁面に金魚を撮影した巨大な映像が投影されており、その他の金魚を被写体とした写真も、金魚の持つ鮮やかな色彩が大胆にクロース・アップされています。本展公式サイトに掲載されている彼女の金魚に対するコメントでは、「フナの突然変異体、人によって捻じ曲げられた生き物。幸せそうにひらひら泳ぐその姿。」とあります。ここから読み取れるのは、金魚をある種の人工物として解釈し、形を伴った色彩そのものへと分解しようと試みる彼女の姿勢ではないでしょうか。金魚をテーマとした一連の作品を見て感じられるのは、金魚の姿よりも、金魚の持つ独特の色彩それ自体が形を伴って浮かび上がって私たちの目に入ってくるということです。

次に、花の表現について考えてみることにします。彼女の花の写真は、アップや大写しの構図の多さによって特徴づけられています。上記の金魚の写真では、金魚を、形を伴った色彩そのものへと分解しようとする彼女の姿勢を指摘しましたが、花の表現で特徴的なのは、色彩よりもむしろ形が際立っている点です。しかし他の写真家による花の写真と異なるのは、花の「形」が花全体としての「形」ではなく、唯名論的に私たちが花を個々のパーツに分解できる最小単位の「形」として際立たせているということであると思われます。ここに、彼女の「形」に対する鋭敏な感性を感じることができるのではないでしょうか。

最後に、旅の表現について考えてみたいと思います。旅は人の営みであり、過去から現在に渡って数多の写真家が取り組んできたテーマといえます。したがって、旅の表現はその写真家の作家性が如実に表れるテーマであると考えられます。本展に展示されている旅をテーマとした一連の写真群は、彼女の得意とする極彩色を強調した表現が抑え目になっているように見えます。一方で、、彼女の写真はPhotoshopで彩度を極端に上げたり、被写体の周辺にオブジェを大胆に配置したりするなど、多分に作為的な面が感じられます。しかし、旅は人の営みであると先述したように、その一場面を写真として切り取る行為には作為性が許されません。したがって、旅の表現はその写真家の素顔が如実に浮き出てくるのです。映画でいえば、前者(作為的な写真)は劇映画で、後者(旅の写真)はドキュメンタリーと捉えることもできるでしょう。このテーマから見えてくるのは、彼女は独特の表現が注目を浴びていますが、その根底にあるのは地に足のついた写真表現に対する姿勢ではないかと考えられます。彼女の旅をテーマとした写真は、アップや大写しが多い他の写真とは異なり、非常におおらかでのびのびとした構図が特徴的です。そうした写真は極めてオーソドックスであることから、それが彼女の繊細な写真表現の基礎となっているのではないでしょうか。

・蜷川実花の作家性 ――人物――
蜷川実花が昨今メディアで注目を浴びるようになったのは、人物写真に見られる極彩色を強調した独特の表現からであると思われます。ゆえに彼女の作家性を最も明確に特徴づけているのが、この人物表現です。本展で最も観客の注目を集めたのも芸能人・有名人のポートレートであり、壁一面にポートレートを敷き詰めた展示スペースの前には実際に長蛇の列ができていました。

彼女の人物表現で特徴的なのは、その人物のエロティシズムを内面から浮き立たせている点です。彼女の芸能人・有名人を被写体にした一連のポートレートを見て感じたのは、ヌードやポーズなどの直接的かつ表層的な表現からではなく、その人物そのものの内面からエロティシズムが浮き出ていたということです。それはちょっとした表情かもしれませんし、被写体となった人物全体から醸し出される雰囲気かもしれません。あるいは、言葉では抽出できない写真それ自体の佇まいかもしれません。そもそも彼女が監督した映画『さくらん』は、極端に原色を多用した極彩色が特徴であるとともに、花魁を主人公とした非常にエロティックな作品でもあります。したがって、人物の内面からエロティシズムを抽出するということに関して、彼女は独特の感性を持っていると考えられます。

<公式サイトはこちら>

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・オープン・スペース2008(NTT/ICC)
・蜷川実花展 ――地上の花、天上の色――(東京オペラシティアートギャラリー)
・未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008(国立新美術館)
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