青い空はポケットの中に - Music

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ロックンロール・スターを待ちながら

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-10-07 Wed 00:39:36
  • Music
偶然、過去の日記を読み直す機会があった。日記というものは、それが書いた本人か否かにかかわらず、たいてい読むと恥ずかしくなるもの。もちろん俺も例外ではない。特に2007年上半期の日記、あの初々しさはどこから湧いて出たのだろう。大学に入って、慣れない東京の地に戸惑い、新しくサークルに入り、初めてギターに触れてバンドを組んでみた……そんな青臭い初期衝動の塊みたいなのが文章の端々から染み出してくるような、そんな感覚を覚える。まあでも、死ぬまで青臭くはありたいな、とは思うけど。

mixiの日記も読み返してみる。そういえば、コメント欄に目を通すと名前が空欄になっている人が多くてちょっと寂しくなった。色々な事情があってmixiから離れて行っちゃったんだろうけどね。国際教養学部で留学に行っている同級生とか、もう帰ってきた頃なんじゃないかとふと思ったり。

3月中旬に友人主催のライブに出演してから久しくギターに触れていないので、丸っこい瓢箪みたいなギターを膝に抱えると、ふいにそれが新鮮な感触のように思えるときがある。ギターを始めた頃に比べて上達したかといえばそれは否だ。もちろん、練習量が圧倒的に足りないのだから当たり前の話なんだけど。明日ちゃんと弦を張り替えてあげよう。黒いエピフォン・スーパーノヴァを眺めながら、そう心に決めた。

先日、Twitterで知り合った他大学の後輩と会ってきた。メッセージをもらった時は「シューゲイザー好きな人同士で話そう」という名目だったはず。それがいつの間にか、彼と初めてお会いしたベースストの方とバンドを組むことになってしまったのだから人生何が起こるか分からない。彼のことは少し前から知っていたので話は早かったけど、他愛もないお喋りがいつの間にかバンドの顔合わせに変貌していた。金曜日にはスタジオに入ることになっている。正直久し振りで心配だけど、新しいバンド、楽しんでみようと思う。

確かに、「シューゲイザー」なるものは80年代終盤~90年代前半にかけて隆盛したムーブメント、しかもさして注目を浴びることなく終息したジャンルだから同世代に好きな人が少ないのも理解できる。いや、探せばたくさんいるんだろうけど、狭いコミュニティの中で探し出すのは難しいよなやっぱり。世界のインディーズ・シーンに目を向ければ、次々と新人が生まれているからきっと根強い人気があるのだろう。昨年My Bloody Valentineが十数年ぶりに復帰・来日してフジロックのヘッドライナーを務めたことでそれなりに知名度も上がったことだし。

rockin'on11月号を読む。オアシス、ノエル脱退の真相。そしてオアシスデビュー当時(1994年)のインタビュー再掲。編集長もライターも文章から動揺がにじみ出てる。みんなオアシスが好きなんだな。実家にいるとき、Yahoo!のヘッドラインで第一報を知った。やはり私も動揺を隠せなかった。マイケル・ジャクソンがこの世を去った時よりもショックだったかもしれない。

マンチェスター出身で札付きのワルから成り上がったバンド。いつだって彼等はゴシップ・メディアを賑わしてきた。だからギャラガー兄弟の脱退・解散騒動は枚挙に暇がない。だが今回はノエルが正式な声明を発表したことで事態はより深刻になったと言われている。

夏休み中ほったらかしにしておいたブログにログインしたら非公開コメントが届いている。送り主は俺のブログを読んでくれている高校生ブロガーからだ。彼はいま受験生で、自分にアドバイスを求めてきてくれたのだ。そして「ノエルはきっと戻ってくる。そんな気がしています。」と付け加えられていた。こんな俺でも誰かに頼られるってのは凄く嬉しい。そしてそんな年下の彼からの励ましは、年上のそれよりも大きな力になったりするもんだ。

……髪を切ったら気付いてもらえる人間を目指そう。

Noel quits

  • Posted by: Rainyblue
  • 2009-09-02 Wed 18:09:44
  • Music
愛媛から実家に帰ってきたと思ったら……

オアシスのノエルが脱退…リアムと決裂か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000502-sanspo-ent

ギャラガー兄弟の脱退騒動は今に始まったことじゃないけど、どうかいつもの兄弟喧嘩で済みますように。

ノエルが出て行ってしまったら、オアシスがなくなってしまったら……

誰が俺のロックンロール・スターになってくれるんだよ!

ああ、これからどうやって生きていけばいいのか……

リアムと喧嘩したらしい。

ノエルよ、どうか戻ってきてくれ!!

Waiting For The Rapture

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-12-09 Tue 00:50:02
  • Music
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Gem And Andy

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イープラスの先行で、オアシスの来日公演のチケットが当選しました!いや~これでライブがますます楽しみになりました。財布には痛いけど、もう支払いも済ませました。とりあえず、2009年3月28日(土)の千葉公演初日分は確保できたので、その他の公演は追加公演があるかどうかの様子を見ながらチケットを確保したいと思います。首都圏の公演にはすべて足を運びたいところですが、他にも行きたいライブはいっぱいあるし、お金が足りそうにありません。春休みはバイト頑張ろうっと。

今回は北海道、千葉、愛知、大阪と全国行脚する予定とのことです。やっぱり、リアムがボイコットした事件が起こった忌まわしき九州(福岡)は避けてきたかという感じです。それと、3月末という日程はどうなんでしょう?土日なのはいいとして、社会人や新入生あたりにとってはあまり都合の良い時期とは思えません。チケット売れるかな?まあ、売れても売れなくてもどっちでもいいけど、レディオヘッドはかなり売れてたみたいで追加公演もあったので、できればそこそこ売れてほしいなあ。前回の代々木公演も余り気味だったみたいだし、もしかしたら追加公演にはちょっと期待できないかもしれないですね。

最近(2008年)のギグに関して、基本的には以下のセットリストが標準のようです。

01. Fuckin'In The Bushes
02. Rock 'n' Roll Star
03. Lyla
04. The Shock Of The Lightning
05. Cigarettes & Alcohol
06. The Meaning Of Soul
07. To Be Where There's Life
08. Waiting For The Rapture
09. The Masterplan
10. Songbird
11. Slide Away
12. Morning Glory
13. Ain't Got Nothin'
14. The Importance Of Being Idle
15. I'm Outta Time
16. Wonderwall
17. Supersonic
18. Don't Look Back In Anger
19. Falling Down
20. Champagne Supernova
21. I Am The Walrus

"Live Forever"がセットリストから外れたのはちょっとしたニュースになりました。もうリアムが歌えないからでしょうか?でも、"Slide Away"はもっとキーが高いのにセットリストに入っているし、あえて定番曲を外してしまう理由がわかりません。ちょっと前までは珍しく3rdから"My Big Mouth"がセットリストに加わっていて、この曲が大好きな私はすごく嬉しかったのですが、リアムが嫌がったらしく結局すぐに外されてしまう始末。そのライブ映像をYouTubeで見ましたがキーをかなり下げており、私が鼻歌で歌えるくらいでした。それに、7thからは"Bag It Up"と"The Turning"という盛り上がりそうな2曲があるのにこれもなぜ演らないのでしょうか!?まあ、ノエルは"Bag It Up"に関して、「俺とザックで2~3時間もかかったからやらない」みたいなことをインタビューで言っていましたが。あと、アンディの曲も1曲くらいは聴きたいな。ライド時代から彼の曲は大好きなので。

…とかまあいろいろ不満はありますが、最近のライブはとにかくメンバーの演奏レベルと音響の質が飛躍的に向上して「聴けるライブ」になりつつあります。でも、ヴォーカルに関して言えば今やノエルがリアムを圧倒しつつあるのではないでしょうか。ノエルはますます歌が上手くなっているし、コーラスもリアムを食ってしまうくらいに頑張っています。リアムはヴォーカル力回復のために毎日トレーニングに励んでいるって何度もインタビューで言っているけど、もっと専門的な対策をしたほうがいいんじゃないかなって思います。でもリアムのことだからそういうのはやりたがらないでしょうねぇ。

ひとまず、3月末の来日を楽しみに待ちたいと思います。

12月1日発売のニューシングル"I'm Outta Time" Official PV ↓


ファンタジックでいい感じです。リアムの佇まいとか、ずいぶん渋くなったなあ。

Oasis - I'm Outta Time (Black Islands Studios, London) August 14, 2008 ↓


個人的には"I'm Outta Time"のベストアクトだと思います。リアムの声がCDに近い領域にまで戻っているし、歌い方も丁寧で高音も出ています。リハーサルなのがもったいない!

写真は「標準OASIS学」さんから引用させていただきました。

ロックの流行と共に語る破産寸前のライブ計画2009

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-11-29 Sat 13:15:43
  • Music
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おかげさまで風邪は治りました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。風邪はひき始めが肝心と言いますが、おかしいと思ったらすぐに対処したのが功を奏したのかもしれません。もしかして二日酔いも混ざっていたのかもと今になって気づきました。

思い返すと、美術サークルの単独展の期日が迫ってまして、準備やら作品制作やらで実は忙しく大変な毎日でした。準備は今日一段落して、今し方午前様を何とか免れる時間に帰宅いたしました。単独展の告知はまた後日ということにして…

*

今日は2009年1~3月にに予定されているライブの話とロックの流行に関する音楽の話を少しします。こうして日記にしたくなる程、どうしてこんなに重なるんだオイ!ってくらいライブがあるんです。これから挙げるライブにはすべて行きたいのですが、果たしてMONEYが足りるかどうか…。というわけなので、年末から来年にかけてK君と一緒に登録制のアルバイトを始めます。もうこれ以上親にも迷惑はかけられないしね。

現時点で決定している公演のうち、行きたいライブをすべて挙げておきます。裏庭の人にはすでにメーリスを流しましたが、それ以外でも行きたいっていう人や自分も行くよ!っていう人はコメントしてくれると嬉しいなっ♪

1. スピッツ
@さいたまスーパーアリーナ
1月17日(土)・18日(日)
OPEN 17:00 / START 18:00
\5,900(全席指定) / \5,300(ステージサイド席)
みんな大好き、スピッツ初のアリーナ公演です。29日の10時から開始の一般発売でチケットが確保できれば、17日の公演に行くつもりです。今のところ私以外に2人が名乗り出てくれています。チケット確保は私に一任されているので早起きして頑張ります。ちなみに、スピッツのアルバムは『名前をつけてやる』が一番好きで、もう何回繰り返したかわからないほど。草野氏がシューゲイザーに最も傾倒していた時期のアルバムだからかな。

※29日(土)11:00追記…指定席のチケット3枚確保できました!10時の時点では繋がりにくいわ2枚申し込めないわで焦ったけど、キャンセル分の変動が激しくてその隙をついてゲットしました。ネットで申し込んだため2人と1人が別々の席になってしまいましたが。今の時点でも18日(日)の分はまだ若干残っているみたいですよ~。でもほんとe+のサイトでは○△×の変動が激しいな…。それでもチケット確保がしやすいアリーナ公演に踏み切ってくれたスピッツに感謝!

2. Franz Ferdinand
@ZEPP TOKYO
2月10日(火)
OPEN 18:00 / START 19:00
\7,000(1Fスタンディング / 2F指定席)
3枚目となるニューアルバム"Tonight"のリリースを1月下旬に控え、その直後に来日決定という情報を先日知りました。高校生の時に"Take Me Out"のPVを見たことがきっかけで、私をUKオルタナティブの世界に引きずり込んだ思い出深いバンドでもあるので是非行きたいと思っています。

3. Coldplay
@さいたまスーパーアリーナ
2月12日(木)
OPEN 18:00 / START 19:00
\9,000(アリーナ立見 / スタンド指定)
コールドプレイも好きだから是非行きたいんだけど、一番後回しになりそうな予感。1日だけしかないけど、追加公演もありそうなので、とりあえず様子見の段階。あ、ミニアルバム"Prospekt's March"を先日出したんだよね。賛否両論の"Viva La Vida Or Death And All His Friends"は意外と気に入ってしまったので、その続編ということだし聴いてみよっと。

4. Travis
@東京国際フォーラム・ホールA
2月27日(金)
OPEN 18:00 / START 19:00
\7,500(全席指定)
大好きなバンドの10年振りの単独来日公演です。フジロックにも行けなかったのでとても楽しみにしています。最近はアルバムのリリースも精力的ですね。私は既にチケットを確保しましたが、先行で取ったのに2階席というオチ。"Why Does It Always Rain On Me?"ではジャンプしまくりたいな。

5. Eric Clapton
@日本武道館
2月15日(日)、18日(水)、19日(木)、24日(火)、25日(水)、27日(金)
OPEN 18:00 / START 19:00 (15日のみOPEN 16:00 / START 17:00)
S:\11,000 / A:\10,000 / B:\9,000(全席指定)
密かに行きたいと思っていた、エリック・クラプトン2年半ぶりの来日公演です。追加公演の噂やジェフ・ベックとの共演の情報が出ていますが、裏庭の有志で初日に行こうということになりました。チケットの取得はサークルの友達に一任してあります。

※29日(土)11:00追記…15日(日)のチケットは一瞬で売り切れてしまい、18日(水)のスタンド席になったとの連絡がありました。私は行ければいつの日でもいいので、全然構わないんですけどね。てか通常公演の日程発表がおかしすぎて、6公演のうち土日は15日(日)だけという妙な日程だったのがいけないと思います。クラプトンのライブに行く固定客は皆おじさんばかりだろうから、休日にしか行けなくて15日に集中してしまったんでしょうね。追加公演は土曜日になりそうとのことだし(ここでジェフ・ベックとの共演との噂)。

6. Duffy
@SHIBUYA-AX
3月17日(火)
OPEN 18:00 / START 19:00
\6,500(1Fスタンディング / 2F指定席)
"Mercy"のヒットで話題となったUK出身で新進気鋭の女性シンガー、ダフィーの初単独来日公演です。早稲田祭2008のライブでは、"Rockferry"という彼女の楽曲を演奏しました。だから思い出深いシンガーの歌声をぜひ生で聴いておこうと思いまして。私とサークルの友達が既に行くことを決定しており、1Fスタンディングのチケットは確保済みです。

ダフィーの新曲"Rain On Your Parade" 


…なんか路線変わった?

7. Oasis
@幕張メッセ国際展示場
3月28日(土)・29日(日)
\9,000(ブロック指定オールスタンディング)
ついにオアシスの来日公演が決定しました。できれば両日参加したいところですが、少なくとも片方の日程は必ず行きます。とりあえず、28日の分は速攻で先行申し込みをしましたが、当たるといいな~。29日は一般で買おうかな…でも9000円×2は痛い、痛すぎる。ところで幕張って遠いし、後ろの方は見えにくそうだし、音も悪いしであんまりいいハコとは思えません。私はモーターショーや博覧会などで何度も来たことがありますが、どうもライブ向きではなさそうですよね。東京国際フォーラムかさいたまスーパーアリーナあたりで追加公演やらないかな。でも追加があったとしても幕張だろうなあ。

と、いうわけで今の時点で特に行きたいと思っているのが上の7公演。それに加えて、気になっているライブは他にCajun Dance Party(08/12/11)、The Kooks(1/13-1/14)、Primal Scream(1/28-1/29)、The Subways(2/16-2/17)あたりですかね。

The Subwaysは1stを買ってけっこう気に入って、2ndはまだ聴いていないんだけど気になっています。Cajun Dance Partyはものすごく失礼な言い方をすると、不作続きのUK新人勢の中でまあ何とか期待がもてそうなバンドのうちのひとつということで一応。The Kooksは1stをHMVで試聴した時点ではスルーしちゃったんだけど、しぶとく生き残っているようで感心しています。正統派のブラー・フォロワー的ブリットポップ路線を貫いているからかな。Primal Screamはすべて聴いているわけじゃないんだけど、"Shoot Speed (More Dirty Hits)"という日本限定のベスト盤に収録されている曲が大好きで、最近の路線はよく知らないけど、ライブも実は結構気になってたりします。深夜の音楽番組でも何度も取り上げられているのを見ると結構注目されてるのかな。アルバムでは"Screamadelica"ばっか注目されているけど、初期のギターポップ路線もかなりいいですよ。

せっかくチケットを取って楽しみにしていたThe Vinesの来日公演が中止になってしまいとても残念に思います。本来ならばもうライブは終わっているはずです。フロントマンのグレイグはアスペルガー症候群を抱えているので、彼のメンタルがいち早く回復することを祈って次の来日公演を待ちたいと思います。あ、返金通知は今日届きました。中止は悲しいけど月末に7000円が手に入るのは助かります。

*

以前、「ロックの流行は20年前のリバイバルを繰り返す」という主張をある音楽レビューのサイトで読んでなるほどと思いました。そして、その時は10年前の流行がダサいものとして強く否定されるとの主張にも納得してしまいました。

2000年代のロックは確かに、80年代のリバイバル的側面が非常に強く感じられます。そのデビューがロックンロール・リバイバル的な文脈においてセンセーショナルに語られることが多いThe Strokesだって、今聴くと1stから80年代ニュー・ウェイヴ/ポストパンクの香りが感じられるし、2nd、3rdとアルバムを重ねるごとにニュー・ウェイヴ/ポストパンク色を強めていったように感じられます。ニュー・ウェイヴ/ポストパンクを音楽的に定義するのは非常に難しいのですが、都会的で洗練された音、性急なリズム(例外も多いが)、ロック以外(特にダンス・ミュージック)の音楽からの影響、電子音の導入…などが特徴として挙げられると思います。

私は80年代の音楽があんまり好きじゃなくて、だから最近のニュー・ウェイヴ・リバイバルやニュー・レイブなどのバンドたちがどうも好きになれないんだなって思ってました。The Strokesを60年代のリバイバルと解釈して次々に登場したJET、Mando Diao、The Vinesあたりのガレージ・ロックバンドは大好きですが、Franz Ferdinand、Bloc Party、Arctic Monkeysの登場を契機としてUKは一気に80年代リバイバルの流れに傾いていったと考えられます。Franz Ferdinandはダンス色が強くポストパンク的ですが、メディアではThe Strokesに対するイギリスからの回答という扱われ方でした。Bloc Partyは音も佇まいも、もはやニュー・ウェイヴ・リバイバルバンドの筆頭格と言えるでしょう。それにArctic Monkeysはメディアでは異常な持ち上げられ方をされましたが、ヒップホップのフィルターを通して再解釈しているものの、実際は非常にポストパンク的な流れの中にある音だと思います。そう考えると、Oasisがやたら気に入っているKasabianは今主流のダンスロック+電子音路線の先駆者といえるのかな?そうなれば、本来のガレージロック・リバイバルの流れとしては、The White Stripes、The Killsあたりがポツンと取り残されてしまっているようにも思えます。

そして、私が好きなのは90年代、特にその初期のUKロックなのですが、これがまた悲惨な扱いを受けているバンドばかりです。それは2000年代の10年前にあたる90年代がダサい時代として否定されているからなのでしょう。Blurのデーモン・アルバーンが97年に発した「ブリットポップは死んだ」発言は今でも何度かネットやメディアで取り上げられているのを目にします。

90年代初期を代表するムーヴメントであるシューゲイザーはMy Bloody Valentineばかりが注目され、RideやChapterhouse、Slowdiveあたりは辛うじて知っている人がいても、私の大好きなRevolver、Blind Mr.Jones、The Charlottes、Secret Shineあたりになるともうほとんど知られていないと言っていいでしょう。シューゲイザーは不遇なバンドが多いのですが(っていうかほとんど不遇で悲惨な末路を迎えたバンドばかり)、80年代後半から続くマッドチェスターの陰に隠れ、それに加えて90年代前半から台頭してきたブリットポップに完全に押されてしまった感があります。今でこそコアなファンを抱えるシューゲイザーですが、そもそもそのムーヴメント自体が十分に注目されることなく終息してしまったという不遇なものであったことは否めません。USにもNirvanaと同じSub Popレーベルから3枚のアルバムを出しているVelocity Girlという素晴らしくキュートでポップなバンド(初期はシューゲイザー色が非常に強い)がいたのに、これもまた扱いは同じですね。Velocity Girlは大好きなバンドで、爽やかなギターポップで聴きやすいし本当におすすめです。

90年代というと何と言ってもブリットポップというムーヴメントが象徴的ですが、今でもトップの地位にいるのはOasisだけで、彼らとライバル争いを演じたBlurは現在活動休止状態だし、最近ではヒップホップを取り入れるなど大幅に現代的なアレンジを施したGorillazのヒットが特筆すべきくらいですね。ブリットポップといっても、私にはOasisだけが何だか別な音に聴こえて、それが今でも生き残っている理由なのかも?と思っています。

先述した主張が正しいとすればブリットポップは70年代のリバイバルということになり、シューゲイザーは確かに70年代サイケデリック・ミュージックの再解釈的側面があることは否めませんし、Blur、Pulp、Suede、Supergrassあたりにはひねくれたメロディ、機智とユーモアに富んだ歌詞などから10CCやXTCなどの70年代UKロック・ポップスと同じ系譜が見てとれます。Oasisが例外的なのは、ノエル・ギャラガーが度々インタビューで述べているように、彼らは流行に左右されず(ノエル談)、一貫して60年代のロックを演奏しているのであり、その音がマッドチェスターの気だるいメロディとリズム、それにシューゲイザーの轟音ギターというフィルターを通したものであったためにブリットポップとして受け入れられたのかなと勝手に解釈しています。もちろん、ブリットポップ勢の中にもOasis的な音を鳴らすバンドはShed Seven、The Bluetones、Mansunなどがいますが、彼らもビートルズを中心とした60年代から連綿と続く70年代クラシック・ロックのリバイバル的文脈の中にいるバンドと受け取ってしまえば、例外とは言えません。さっき挙げたバンドはいい曲を作るのにあまり評価されず、The Bluetonesはいまだ現役で頑張っているのに、アルバムを出してもヒットチャートからはもはや無視され、Shed Seven、Mansunに至っては中古屋で投げ売り状態という有様です。

ところで、そうしたムーヴメントの影響を受けつつ、「USにおけるヒット」という大きな武器を手にしてずっとUKロックのメインストリームの地位にあり続けているのがいわゆるメランコリック路線です。「UKロック」と聞くとこうした湿っぽい音楽を想起する人が多いのはこのためでしょう。その代表格Radioheadは、初期に"Creep"の大ヒットによってグランジの代表格Nirvanaと共にアメリカでも大ヒットし、ロスト・ジェネレーション世代の大きな支持を得ました。初期のRadioheadはNirvana他グランジ勢の影響を強く受けており、例えば"Creep"は静かなAメロ/一転して激しいサビという構成、4コードの円環という曲構造、ネガティブな歌詞などNirvanaの代表曲"Smells Like Teen Spirit"との共通点がいくつも見られます。Radioheadは"KID A"で作風を大幅に変化させてもUSでの大ヒットは変わりませんでした("KID A"はUSビルボード1位を記録)。今その路線のフォロワーといえるのがColdplayでしょうね。今アメリカでのヒットが見込めるUKロックバンドは彼らとRadioheadくらいなものです。Travisもその路線にいるバンドといえますが、非常にUKに特化した音のためUSでのヒットは見込めませんが、「スーパーマーケットでも売っている・流れている」と言われるほど今ではUKにおける国民的バンドの地位を確立しています。

うだうだ言ってきましたが、2010年代はその20年前、すなわち90年代のリバイバルが来るのかどうか、それが注目されます。今思うとThe Kooksはその片鱗なのかなとも思えます(ロッキング・オンではネオ・ブリットポップとして扱われていた)。もしそうだとしたらとりあえずBlurは真っ先に再評価されると思います。しかしOasisはさっきも言った通り流行に左右されたくないそうなので、その時も現役であれば扱いは変わらないでしょうね。

私としては大好きなシューゲイザーがリバイバルして日の目を浴びるようになるととても嬉しいのですが、シューゲイザーは今では「ニューゲイザー」として一貫したフォロワー・ムーヴメントが確立されているので、それも難しいのかな。でも、AstrobriteやFleeting Joysなどのニューゲイザーの本拠地はUSだし、そういえばUKではシューゲイザー的な音を鳴らす新人がほとんど出てきていないことを考えると、リバイバルの可能性も否定できないですね。最近の有名どころではAmusement Parks On Fireがシューゲイザー的とも言えるけど、彼らもよく聴けば80年代色がかなり強いからそれなりにヒットしたのかなとも思えます。

UKでの話ばかりでしたが、USでも同じ法則が当てはまるのでしょうか。USロックはあまり詳しくないのでよくわかりませんが…。

*

写真は今制作中の絵です。透明水彩と水彩色鉛筆で仕上げる予定で、下書きがだいたい終わったところです。HBの鉛筆で薄く描いただけだしこの写真のクオリティだとたぶん何を描いているかほとんどわからないと思いますので、完成をお楽しみに(でもあんまり期待しないでね)。水彩画というよりはどうやらイラスト風になりそうな雰囲気です。

iTunesのトップ25

  • Posted by: Rainyblue
  • 2008-10-19 Sun 12:13:00
  • Music
日記のネタがないので(正確に言うと、書きたいネタはたくさんあるけどまだ材料が揃っていないか、長文になりそうで書く気力が沸かないとか、そんな理由で)、iTunesのトップ25でも公開してみます。

トップ25






順位 / 曲名 / アーティスト名 / アルバム名
01. Out Of A Beaten Path / Moonwalk / Seven Winters
02. Viva La Vida / Coldplay / Viva La Vida Or Death And All His Friends
03. I Wear Your Chain / Revolver / Cold Water Flat
04. My Forgotten Favorite / Velocity Girl / Velocity Girl
05. Disneyworld / Blind Mr. Jones / Spooky Vibes : The Very Best Of
06. 春の行人坂 / COALTAR OF THE DEEPERS / Seven Winters
07. Sorry Again / Velocity Girl / ¡Simpatico!
08. Breather / Chapterhouse / Whirlpool
09. Sunshine Smile / Adorable / Footnotes 92 - 94
10. Vertigo / Moonwalk / Seven Winters
11. Sometimes / My Bloody Valentine / Lost In Translation [Bonus Track]
12. The Turning / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
13. I'm Outta Time / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
14. AQUA / Choro Club Feat. Senoo / 「ARIA The ANIMATION」オリジナルサウンドトラック
15. Wating For The Rapture / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
16. Bodysnatchers / Radiohead / In Rainbows
17. パズル -extra hot mix- / ROUND TABLE Feat. Nino / Nino
18. The Sound Of Light / Secret Shine / All Of The Stars
19. There's Only One Thing Left To Say / Velocity Girl / ¡Simpatico!
20. Violet Hill / Coldplay / Viva La Vida Or Death And All His Friends
21. Bag It Up / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
22. The Shock Of The Lightning / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
23. The Nature Of Reality / Oasis / Dig Out Your Soul [Bonus Tracks]
24. Rainbow / ROUND TABLE Feat. Nino / ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
25. シンフォニー / 牧野由依 / ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション

iTunesは楽曲整理のため何度かリセットしていて、これを導入してからのトータルの記録ではないため再生回数は大したことないのですが、日に日に増えていくiTunesの楽曲リストもついに8000曲、容量にして40GBを突破。30GBのマイiPodには全部収まりません。正直、一度も聴いてない曲が結構あるんだろうなあと思いつつ、結局はその日の気分で聴きたい曲を決めているわけです。

1位の曲は、新宿のディスクユニオンでたまたま見つけて買った"Seven Winters"っていうシューゲイザーのコンピに入っている曲です。歌っているのは北海道出身でインディーズのハードコア・バンドらしいです。もう解散していて詳しいことはよく知りません。このコンピはかなり気に入って、一時期は毎日のように聴いていました。洋邦問わずシューゲイザーのエッセンスが詰め込まれているアルバムです。同じくシューゲイザーのコンピだと、色々ありますが"The Secret Garden Vol.1"ってのがお勧めです。こちらはイギリスを中心とした新人・若手のシューゲイザー・バンドの曲が収録されています。アルバムすら出していなくて、未だにMySpaceでしか気軽に曲が聴けないようなバンドもいくつかありますよ。

後は、オアシスの新譜の曲がが上位に食い込んできてるなとか、以前見てたアニメのサントラの曲も混じっているとか、そんな感じです。

あ、そうそう、トラヴィスとコールドプレイがともに2月に来日するのでライブを見に行きたいな~。11月27日に来日公演があるヴァインズはチケットを取り損ねたけど(ヤフオクで安く出ていたら落とすかも)やっぱライブっていいですよね。先日のレディオヘッド見てから気が触れたようにライブに行きたい毎日です。オアシスはいつ来日するのだろうか。トロントのライブでノエルが暴漢に襲われて肋骨を3本折ってしまう事件の影響でライブの予定が狂ってしまったみたいですね。ノエルには大事がなくてホッとしましたが。その様子はYouTubeで見られます。再生回数が1ヶ月で160万回を突破してます↓



日曜日は友だちと横浜に行きました。横浜スタジアム、中華街、元町、山下公園、外国人墓地、赤レンガ倉庫などを巡りました。中華街で食べた豚バラ飯より、丁度ワールドフード・フェスティバルが開催されていた山下公園で買って食べた北アフリカのケバブ・サンドイッチの方がおいしかったと思います、正直。

早稲田祭2008の合同音楽祭でライブをします。詳細は後日お知らせしますが、メンバーの持ち曲をそれぞれ1曲ずつ、計4曲ほど演奏します。私はオアシスの"Supersonic"をギター弾きながら歌うつもりです・・・上手くいけば、ですが。私の課題は、イントロを素早くきれいに弾けるようになること、歌いながらリズムを崩さずにギターを弾くこと、とにかく歌詞を覚えること、以上。

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