青い空はポケットの中に - ドラえもん(TV)

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ドラえもん(わさドラ)2009年1月放送分レビューメモ

1月放送分のドラえもんはなかなか面白かったので簡単にレビューメモを記しておきます。

◆1月9日(金)「のび左エ門の秘宝」(てんとう虫コミックス第4巻)
30分1話構成。前半はほぼ原作通りで、後半からオリジナル展開となっている。前半(宝探し)+後半(宝物争奪戦)というのが大まかなストーリー。

野比家に代々伝わる巻物を手掛かりに、のび太の七代前のご先祖様であるのび左エ門が埋めたとされる宝物を探しにタイムマシンで江戸時代まで向かう。ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの出番を作るためか、後半は山賊が登場して宝物の争奪戦が繰り広げられる。過去に行く話ではお約束として、のび太たちのご先祖様が登場。ジャイアンのご先祖様は方言を話し、スネ夫のご先祖様は髷を結い刀を持ち、のび左エ門は鼻水を垂らし、おしず(しずかちゃんのご先祖様)はおてんばだったりと、ディテールもしっかりしている。

貧しいながらお年玉ひとつとっても創意工夫の心を忘れない野比家のクリエイティビティに感心(まあ、額は少ないけど)。全体として無難といえば無難な出来なんだけど、オリジナル展開を混ぜておきながら特にヒヤヒヤさせることなく原作と上手く溶け込ませたストーリーが作れるようになったことは評価すべきだろう。


◆1月16日(金)「のび太の夢物語」(てんとう虫コミックス第38巻「ドリームプレイヤー」)
久々の大当たり! 脚本・演出は高橋渉という方で、非常に優れた演出力を持っていると感じた。このエピソードも30分1話構成で、後半からオリジナル展開を持ってくるんだけど、夢の不条理さが秀逸に映像化されている。

思うに、夢の記述って宇宙を記述すること並みに難しいんじゃないだろうか。夢なんて起きたらすぐ忘れてしまうし、もし覚えていたとしてもその世界に論理的整合性などあるはずもなく、言葉で説明しようとしても上手くできない……そんな経験は誰しもあるはず。

今回メインとなる道具は『ドリーム・プレーヤー』。付属のディスクを入れれば、SF、スリラー、時代劇、メロドラマなど、どんな夢でも見ることができる。ちなみに、原作では「カセット」だったけどアニメではMO風の「ディスク」に。時代の流れを感じさせられる。のび太が見る夢は順番に「教訓」→「海賊もの」→「SF」→「特撮ヒーロー」→「青春ドラマ」→「教訓」というように物語は進んでいくんだけど、実はのび太が見ていたのはすべて「教訓」の夢だった、というオチ。

このエピソードの各シーンを抽出してみると、

・「教訓」の夢(前半)
模範的のび太のキャラが極端すぎ(笑) 軍隊式ラッパ、語尾に「~のだ」を連発、やたら諺を持ち出す……などなど原作以上に個性的な性格に。だいたい夢って、対象のエッセンスだけが抽出されて極端にデフォルメされるってこともよくあるしね。ここでは、対象のデフォルメ化が表現されているのだろう。

・「海賊」の夢
しずかちゃん(ミーナモット家令嬢)の台詞がやけに生々しいのもそうだし、最後にのび太がマストから「落ちる」っていうのは夢の定番。どこからか「落ちて」覚める夢は数知れず、それが表現されている。ちなみに、斬り合いのシーンは大迫力だ。今回は何故か作画気合入ってるな~。

・「SF」の夢
敵を倒すために計算問題が出題されるというこの不条理さ加減。さらに、無駄に気合の入ったCG。ビーム砲もリアルだし、宇宙船のディテールもやたら凝っている。水を差すような展開は夢にはよくあることだろう。不条理な夢の特徴が表現されている。

・「特撮ヒーロー」の夢
ママの悪役姿がハマりすぎ(笑) これは声優さんの力量によるところが大きい。ママ役の人は暴走させたら天下一品だろう。「日本中のご家庭の晩御飯のおかずは100%ピーマン料理になる!」にも笑った。そして放たれるピーマンミサイルをのび太が口で全部受け止めるのも笑える。とにかく、夢とはえてして思うような方向に進まないし、むしろ嫌な方へと突き進んでしまうことだってあるということが表現されている。

・「青春ドラマ」の夢
夢の「理由のなさ」が表現されている。のび太たちは感動して涙を流しているが、なぜ涙を流しているのかは全く不明。しかも極めつけは「ぼくたちは青春なんだから!」という台詞。もはや理由などどうでもいいのか、それこそが夢の不思議なところだ。やたら目がきらきらしていたり、意味もなく歯が輝いたりと青春ドラマのお約束もばっちり。

・「教訓」の夢(後半)
ここからの怒涛の展開がこのエピソード最大の見せ場。青春ドラマの夕日が一瞬にして恐怖に変わる。空がぐるぐる回っていたり、海の上を歩けたり、唐突に何の脈絡もなく別の場面に移り変わったり、「夢」をここまで忠実に映像化できていることに感心しきり。夢から覚めようとしても覚められないのび太。ここでのび太は今自分がいる世界が夢であることを自覚している。明晰夢(Lucid Dream)を表現しているシーン。

そして最大の恐怖はここから。まずは浮いたドラえもん。目は白目。何故か四つん這い。虚ろで無感情な口調「きーかーいーが、こーわーれーたー」。ただっ広い空間。どれをとっても「夢」そのもの。視聴者の子供たちには良きトラウマとなったことだろう(笑)

最後はテレビに映るのび太。カウントダウンで教室からワンショットずつカメラが遠ざかっていくカットが素晴らしい。学校の教室をひとりでに歩いてくるテレビ。パパ、ママ、ドラえもんはテレビの外でケタケタと笑っている。のび太がテレビを叩いてもパパたちは一向に反応しない。合わせ鏡をモティーフにした表現に、夢のメタ的演出も見事。そして今まで見ていた夢はすべて「教訓」の夢だったことを模範的のび太から告げられて夢から覚める。

と、書いててきりがないくらい気に入ってしまったこのエピソード。個人的にはわさドラで5本の指に入るかもしれない。

◆1月23日(金)A「半分の半分のまた半分」(てんとう虫コミックス第42巻)
この刀で切ると、どんなものでも元の大きさの半分の体積になるという『半分こ刀』がメインのお話。のび太が自分を真っ二つに切るというビジュアル的にちょっときわどいエピソードをよくぞアニメ化してくれたという感じ。複数存在するのび太の違いを示すために、半分ののび太、4分の1ののび太、8分の1ののび太と、体積が小さくなるごとに声が高くなっていくという手法が採られた。のび太役の大原さんの演じ分けもきちんとできていて、演技力が向上しているのがよく分かった。

小ネタも光る。いつの間にかアニメ化されていた『オシシ仮面』。ファンはにやりとするだろう。

◆1月23日(金)B「あの日あの時あのダルマ」(てんとう虫コミックス第18巻)
感動の名作として知られ、『ドラえもん』で「人の死」に迫った数少ない作品。おばあちゃんの形見の品であるダルマをめぐる、のび太のおばあちゃんが亡くなるときのエピソード。このエピソードでは作中の重要な小道具として、このダルマが登場する。アニメでのリメイク回数も多い、涙なくしては語れない作品。私は今原作を読み返しても目頭が熱くなるけど、今回もやはり涙なくしては見られなかった。

今回のアニメ化で特筆すべきは、ギャグ要素が追加されたのと、のび太に対するママとドラえもんの目線がきちんと描かれていたことだろう。アニメオリジナルだが、おばあちゃんの教育哲学も伺い知ることができる。

冒頭、暗い部屋で死んだように横たわっているのび太。やはりこういうメタファーにはヒヤリとさせられる。おばあちゃんの形見の指輪をめぐるギャグシーンは賛否両論かもしれないが、次第にのび太が追い詰められていくことへの伏線となっている。さらに家の中を暗くすることでのび太の心理状態を表現する演出効果も。

階段前のシ-ンは意図的に反復され、ある種の苦難を象徴していたのだろうか。そして、おばあちゃんが亡くなるシーン。最後にストーブの灯が消えたのはちょっと反則かもしれない。

このエピソードのアニメ化としては十分な出来だろう。泣くまいと思ってたけど、やっぱダメだわ。おばあちゃんの登場する話はどれも泣けるので、泣きたい人はどうぞ。


3年前はこういう記事ばっかり書いてたんだけど、最近はめっきり。近頃のドラえもんは面白くなってきていると思うので、こんな感じでドラえもんの記事も定期的に書いていこうと思います。金曜夜7時はみんなで『ドラえもん』を見ましょう(笑……といっても、私もほとんど録画で見ているけど)。

あとは、藤子不二雄FC「ネオ・ユートピア」の第13期会員更新手続きを完了しました。まだ会員証と冊子は届いていませんが、近いうちに会員の皆様とお会いできることを楽しみにしています。

ドラえもん(わさドラ)7/25「バイバイン」「さよならハナちゃん」

最近サブタイトル画面がシンプルになりました。絵も音楽もどことなく大山ドラを想起させますね。以前の秘密道具が飛び交う派手なサブタイトル画面も好きだったのですが、今回の変更では画面だけでなくタイトル自体もシンプルになりました。これは良い傾向です。今日も夏休み期間限定ED『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭2008』のため、OPはカットされ、いきなり本編からのスタートです。

◆「バイバイン」(原作:てんとう虫コミックス第17巻「バイバイン」)
ドラえもんの数ある短編の中でも屈指の恐怖エピソードである本作。宇宙へと飛び立ったくりまんじゅうはその後どうなったのだろうと考えると夜も眠れない日々が続いたという人も多いでしょう(笑)。

このくりまんじゅう、多方面で度々ネタにされており、幾度となく空想科学の題材として取り上げられています。最近では、『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険』の冒頭シーンに、今もなお宇宙空間で増え続けるくりまんじゅうとして再登場します。また、雑誌『ぼく、ドラえもん。』でも、宇宙物理学者が、宇宙空間に放り出されたくりまんじゅうのその後を大真面目に論じていて、一応の結論が出されています。それは、増えすぎたくりまんじゅうは自らの質量に耐えきれずに潰れて極小化してしまうというものです(潰れていく過程でも一応表面のくりまんじゅうは増殖を続けています←「地表」のくりまんじゅうかっ!?)。恒星が赤色巨星になった後ブラックホールと化してしまうプロセスと似ています。でも、ロケットで大気圏を脱出する際に燃え尽きてしまうのではないだろうかと考えているのは私だけではないはず。このように、くりまんじゅうへの空想は尽きないのです。

わさドラでは、短い時間(Bパートよりも明らかに短い)でテンポ良くまとめていました。構成に関しては申し分ないと言えます。演出も冴えわたっており、のび太とドラえもんが土手を走る姿をロー・アングルで捉えたカットは、最近のわさドラではなかなか見られないスピード感溢れるシーンとなっています。特に良かったのは、増殖して野比家の庭を覆い尽くさんばかりに膨れ上がったくりまんじゅうの恐怖感を煽るために、あえてママのいる、くりまんじゅうの影で暗くなった台所を映したシーンでしょう。この「暗い」というのがポイントであり、本作のハイライトだと感じました。

増殖したくりまんじゅうも原作より派手になっており、ありゃきっと群集恐怖症の人が見たら卒倒ものだと思えるほどくりまんじゅうは膨れ上がっておりました。あーもうくりまんじゅうくりまんじゅう書いてたらくりまんじゅうが嫌いになりそう(笑)。私は甘いもの、特に和菓子系のくどい甘さが苦手で、くりまんじゅうもあまり好きではないというのもありますが(食べ物の好き嫌い自体はほとんどありませんよ)。くりまんじゅうはまだ食べられる方で1、2個くらいならいけますが、普通のまんじゅうは半分、羊羹は半切れでもうたくさんですね。でも、今くりまんじゅうってあまり見かけませんよね。今も昔も和菓子の定番として親しまれ続けて欲しいものです。一人暮らしをしていると和菓子屋さんなんてまず入りませんが、今度くりまんじゅうを見かけたら1個くらい買ってみようかな。書き忘れるところでしたが、生ゴミでさえおいしそうに描くことができる食べ物描写の鬼才、藤子・F・不二雄先生のくりまんじゅうの描写はここでも素晴らしく、くりまんじゅうは実においしそうに描かれています。しかしまあ、白いまんじゅうでもドラ焼きでもなく「くりまんじゅう」というチョイスが絶妙ですよね。でもよくよく考えてみると、ひと口では食べ切れない白いまんじゅうやドラ焼きでは大きすぎるし、ビジュアル的にもシュールだし、やはり「くりまんじゅう」にしたF先生の審美眼が光ります。

「バイバイン」という道具の名が示す通り、「倍」(鼠算とも呼ぶ)って恐ろしいですね。数字の神秘性をイヤというほど感じさせてくれる名エピソードです。バイバインがいかに恐ろしいかドラえもんが具体的な数字で説明するくだりは、いつ読んでも身震いを覚えます。

ラストは、くりまんじゅうを風呂敷に包み、小型ロケットにくくりつけて宇宙に送り出すというところまでは原作と同じです。原作では、ドラえもんのエピソードにしては珍しく投げっぱなしのオチになっています。それが多方面で様々な論議が交わされる要因となったわけです。「風呂敷」に包まれたくりまんじゅうがロケットにくくりつけられて飛び立とうとしている絵はいつ見てもシュールです。

しかし、そこからのオチは原作とは違いました。今回は、冷房の室外機の下にある拾い忘れたくりまんじゅうが2つに増殖したところで終わっています。これは二重の恐怖を感じさせる面白い終わり方だったと思います。嗚呼恐怖のくりまんじゅう・・・。

◆「さよならハナちゃん」(原作:てんとう虫コミックス第30巻「野生ペット小屋」)
「野生ペット小屋」を通して出会った、ゾウの赤ん坊である「ハナちゃん」とのび太が、アフリカのサバンナで交流する心温まるエピソードです。「のび太の恐竜」をはじめとして、こうしたのび太と動物(恐竜から果ては異星人まで)が交流するエピソードは読者の人気を集めています。

原作と大きく異なるのは、ハナちゃんのお母さんにスポットが当たっていたことでしょう。そのため、ハイエナとハナちゃん、のび太、そしてハナちゃんのお母さんが戦うシーンに多くの時間が割かれています。これはのび太とハナちゃんの別れの動機を明確にする意味で効果的だと感じました。ハイエナとの戦いにハナちゃんのお母さんが勝利したことで、ハナちゃんはお母さんの元に戻っていきます。そして、のび太もハイエナと戦う時に武器として手にしていた木切れを放り投げることを契機として、涙ひとつ流すことなく、むしろ清々しい表情でハナちゃんの元を静かに去っていきます。木切れを放り投げるという行為は、ハイエナとの戦いを通して、ハナちゃんのお母さんにのび太は敵わないことを象徴的に示す意味合いもあるように感じました。

冴えていた演出を挙げると、ママがのび太の部屋に入る時にドラえもんに対してフェイントをかけたカットですね。ややせっかちに聞こえる現在のママ役の声に合っていたと思いますよ。前半では心配していましたが、日本とアフリカの時差を無視せずににきちんと描いていたのも良かったと思います。夕日をバックにのび太のやるせなさがよく出ていたし。

個人的には、のび太、ハナちゃん、そしてハナちゃんのお母さんの関係を相互に分かりやすく描いた、原作を上手く補完した話作りで好感が持てました。

現在のアニメドラえもんのトレンドからすると、のび太が泣き叫ぶどころか、涙を流すこともなく別れるのはむしろ珍しいといえますが、私はこうした清々しい別れの方がのび太らしくて良いのではないかと思います。感動は後から付いてくるものですし。

今後の放送予定は、

8月1日:「しかしユーレイはでた!」(30分1話)
8月8日:「タイムワープリール」、ほか1話

となっています。最近のわさドラはサブタイトルの煽りもなくなり、各話も手堅くまとまっていて安心して見ることができるようになりました。放送予定も原作のエピソードばかりでこれから見るのが楽しみです。ぜひ『新・のび太の宇宙開拓史』の公開まで、そしてそれ以降もこの調子で続けてほしいと思います。欲を言えば、番組の初めと終わりにはキチンと歌を流してほしいというのが切なる希望です(クレヨンしんちゃんにも同じことが言えますが)。

WOW、まともなわさドラの感想を書いたのは何ヶ月ぶりかしら。夏休みは少し暇になるので、気まぐれですがわさドラのレビューも更新していきたいと思います。

大山のぶ代さんが心筋梗塞で緊急入院

初代「ドラえもん」の声で知られる女優大山のぶ代(71)が軽い心筋梗塞(こうそく)のため都内の病院に緊急入院していたことが26日、分かった。今月24日に学校長を務める音響芸術専門学校(東京・西新橋)で胸の痛みを訴えて、緊急入院した。(日刊スポーツ)



私も大山のぶ代さんのドラえもんで育った人間です。大山ドラには強い思い入れがあります。ですから、大山さんの一刻も早い回復をこの場を借りて祈念いたします。

現時点で、このニュースに関するブログの記事は相当な数に上っているようです。大山さん・大山ドラに思い入れのある人がいかに多いかを伺い知ることができます。

ですが、そうした記事を見渡してみて思ったのは、大山さんを唯一視・絶対視するあまり、新しい声優(水田わさびさん)への中傷ともとれる書き込みが目に付いたことです。もちろん、純粋に大山さんの回復を祈念する日記も数多くあり、そうした方々に異論を挟むつもりは毛頭ありません。

あなたがしたいのは、大山さんの心配ですか?それとも新声優の批判ですか?もう一度冷静な視点に立ってほしいのです。それは大山さんに対しても失礼ではありませんか。あなたが大山さんを神格化するのは自由です。でもそれを、周囲の方々や次世代の子供たちに押し付けるのはやめにしませんか。

過去、「ドラえもん」というキャラクターを演じられた声優さんは4人います(その意味で、「初代」と表記してあるこのニュース記事は間違っているといえます)。
外国版のドラえもんを演じている方々を含めると、それはもう相当な数になります。
私はそれぞれに個性があると思っています。

私は大山さんの声のファンでもあり、水田さんの声のファンでもあります。
それぞれがその人なりの「ドラえもん」を演じていると思うからです。
私はその個性に優劣をつけることなどできません。

藤子・F・不二雄先生によって描かれた原作には、もちろん声がありません。
だから、ドラえもんには、色々な声があっていいと思うのです。

そうした意味で、極めて個性的な声を持ち、ドラえもんの声を26年間務められた大山さんは偉大な功績を残されました。

しかし、大山さんの功績も一朝一夕で作り上げられたものではありません。
放送開始当初(1979年)の視聴者の反応は、実に冷ややかであったといわれています。
当時のファンクラブの投稿欄などから伺い知ることができます。

新しいドラえもん(わさドラ)も、リニューアル直後の視聴者の反応はそれは冷ややかなものでした。新しいドラえもんが、これからどうなっていくかはわかりません。でも、第1話から1話たりとも見逃さずに全話視聴してきた私が言えるのは、「そんなに悪いもんじゃないよ」ってことです。少なくとも、藤子F先生の原作に対する真摯な姿勢には、目を見張るものがあると思っています。

私はこれからも、大山ドラを見続けるし、わさドラを見続けると思います。

個々人には好き好きがあることを認めたうえで、大山さんを心配するがあまり新声優を卑下してしまっている方々には、もう一度冷静な視点を持っていただきたい、そう強く思います。

いちドラえもんファンの戯言として。

ドラえもん(わさドラ)「ぼく桃太郎のなんなのさ」~「のび太と緑の巨人伝」公開~

クラス旅行のため、一旦下宿先に戻ってきました。

映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」が3月8日に公開されました。それを記念して、トップページの写真をしばらく映画のポスターにします。

3月7日に放送されたドラえもんは、映画公開直前1時間スペシャルでした。放送されたエピソードは”27年ぶりのリメイク”と銘打たれた「ぼく桃太郎のなんなのさ」。原作はてんとう虫コミックス第9巻に収録されています。この作品は、同じ藤子・F・不二雄作品である「ドラえもん」と「バケルくん」の合体作品として、学年誌「小学四年生」1975年9月号の誌面企画「ドラとバケルともうひとつ」にて掲載され、劇場版は1981年に公開されました。ドラえもん映画としては唯一夏休みに公開された作品です。したがって、この年は1年でドラえもん映画が2本公開されたことになります。当時はドラえもんブーム真っ只中でした。

今回わさドラでリメイクされた「ぼく桃太郎のなんなのさ」にも、映画版にも、「バケルくん」は登場しません。いろいろとややこしい大人の事情があったのでしょう。映画版は、小学生の頃図書館のAVコーナーで一度見たきりなので記憶は定かではありませんが、わさドラ版も多少気になる点があるものの、物語として筋が通った楽しめる作品になっていました。

身も蓋もない結論を言ってしまえば、この作品では桃太郎一行はのび太たち、鬼は漂着した外国人(オランダ人)ということになっています。昔話「桃太郎」は、中学時代に、老人ホームで上演するために巨大な紙芝居を作った思い出があり、思い入れの強い作品です。「桃太郎」の他には「かちかち山」も作りましたが、私は当時物語の原典に異様にこだわり、なるべく原典に近い形で収録されている本を探し出してそれを基に紙芝居を作成しました。その本の著者いわく、昔話は明治維新後、学校教育における教科書の都合に合わせるために歪曲されたそうで、実際に掲載されている昔話を見てみると、「桃太郎」は怪力だが寝てばかりのものぐさな少年(「寝太郎型桃太郎」と呼ばれている)となっています。「かちかち山」では、おばあさんはタヌキに撲殺された揚句、死体はタヌキによって”ばばじる”に調理され、おばあさんに化けたタヌキに”たぬきじる”だと騙されたおじいさんによって食べられてしまうという残酷極まりない話になっています。しかし、「桃太郎」でいえば当時の庶民が鎧兜に刀を持っている可能性は低く、「かちかち山」でいえば当時タヌキは害獣そのもので、民衆にとって憎むべき存在でした。したがって、これらの話のほうが説得力があると感じたのです。

話がそれてしまいましたが、この作品における「鬼が実は外国人だった」という設定は、実際に桃太郎や鬼が登場する話が伝承されている地方の一説として伝わっていることから、民話伝承に明るいF先生もこの伝説のうちのどれかを耳にしていた可能性があります。

さて、今回のスペシャルでは「のび太と緑の巨人伝」の予告映像も放送されました。前作「のび太の新魔界大冒険」のときも感じたのだけれど、直前スペシャルで事前に映像を流しすぎです。これで映画を見る楽しみが削がれてしまっては元も子もありません。

予告映像を見る限り、「さらばキー坊」+「のび太と雲の王国」+「緑の守り神」+「征地球論」といった感じの作品になりそうです。今回は久々のオリジナル作品であり、なおかつ渡辺歩監督作品でもあるので、期待と同じくらい不安も大きいのですが、はてさて、どうなることやら・・・。

映画は近いうちに平日の午前中を狙って見に行きます。

浪費家体質と大みそかドラえもん

12月もあと半分、すなわち今年もあと半月ということになります。

村上春樹曰く、自分の誕生日の半年後は「裏誕生日」だそうです。というわけで、私は12月4日に「裏誕生日」を迎えたことになります。自分はもう 20.5歳、つまり21歳まであと半年を切ったとなると驚きを禁じ得ません。自分のメンタリティは、子供の頃と何ら変わってないように思えるからです。

12月25日に、久々にサークルでライブをやります。オアシスのコピーです。誘ってくれたK君ありがとう。曲は"Go Let It Out"と"Whatever"だったのですが、"Whatever"が"Don't Look Back In Anger"に変更になるようです。"Whatever"よりも、"Don't Look Back In Anger"の方が難しいので、少し気合を入れて練習しなければなりません。後者の曲は、コード進行自体は典型的なカノン進行なのですが、Fコードが登場します。Fコードは、ギターを始めた人が最初にぶち当たる壁と言われています。実際私もそうです。Fコード自体は難無く押さえられます。しかし、曲中で上手にコードチェンジすることができません。これがなかなか難しいのです。ずーっと独学でギターをやっていると、Fのようなバレーコードの難しさに辟易し、思うように上達しないことに対する苛立ちやもどかしさが、モクモクと湧く雨雲のように私の頭上を取り囲みます。Fコードが上手く押さえられなくてギターを挫折してしまう人も多いと聞きます。でも、数か月前に比べれば、バレーコードへのコードチェンジは、30%くらいは上達したかな、と思います。独学でやっている以上、地道に練習するしかないのですが、近々ギター教室にでも通おうかなと思っています。専門家の指導を受ける必要性を感じてきたからです。サークルの友達のI君(ギター上手!)も、高崎のギター教室に通っていたというし。

大晦日のドラえもんスペシャルの詳細が明らかになってきましたね。私は生まれてこのかた、大晦日に見るテレビ番組はいつもドラえもんと決まっています。ドラえもんが好きだからというのもあるし、紅白歌合戦その他の番組に魅力を感じないというのもあります。それは今年も、そしてこれからも変わらないでしょう。

以下、テレビ朝日ドラえもん公式サイトから引用すると、

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大みそかドラえもん 来年はネズミ年だよ「ギャ~!」スペシャル
12月31日(月)よる6:00~7:54

ことしの大みそかスペシャルは……

のび太たちのふしぎな体験をえがく長編
『のび太の小さな小さな大冒険』、

ドラえもんがおじぞうさまとまちがわれちゃう中編
『戦国時代のドラ地蔵』、

ドラえもんがにがてな“ネズミ”年をこくふくする(!?)
『もうすぐネズミ年だよ、ドラえもん』

……などの新作アニメを、豪華ラインナップ!!

そのほか、大みそかスペシャルならではの特別企画もまんさい!

映画声優オーディションの結果発表や、ゲスト声優の堀北真希さんも登場する最新の映画情報など、来年3月8日(土)公開の映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』にかんするおたのしみが、てんこもり! 

さらに、大みそかならではのビッグプレゼントも用意…!
なんと“ドラえもんWiiソフト”を、抽選で150名さまにプレゼント!!
番組内で発表するキーワードをそろえて、専用の応募ダイヤルに、ネズミ年になる前(放送当日中)に電話をかけると、もれなくドラえもんの声を聞くことができるよ!
くわしい応募方法は、番組の中で紹介します!!

ドラえもん&ドラミのえかきうたも、ふたたび登場するよ!
大みそかのよるは、『ドラえもん』で決まりだネ!!  

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ということだそうです。ちょっと小耳に挟んだ情報によると、今日発売のコロコロコミック1月号に、大晦日に「天井うらの宇宙戦争」も放送するとの記載があるそうです。ということは、アニメパートは4話になり、少なくとも放送時間の3分の2は本編に費やされそうなので安心しました。去年みたいなバラエティ番組的構成は勘弁して欲しいところです。「天上うらの宇宙戦争」というエピソードに関しては、私のブログの拙文を参照していただけると幸いです。

さて、タイトルにある浪費家体質というのは、すなわち私自身のことを指します。そのことに関して、ちょっと以下の心理テストを受けてみてください。

☆あなたの家の左隣に、カフェ、本屋、スーパーがあります。あなたは自分の家に近い方からどの順番に3店を並べますか?☆

どうでしたか?これはあなたの浪費家度を測るテストです。あなたの家から近い方からどのような順番で3店を並べたかによって浪費家かケチか否かが分かってしまうそうです(数年前に今は無き某番組で放送していたものなので信憑性の程は定かではないですけどネ)。結果を率直に言ってしまうと、以下のようになります。

カフェ・・・必要性とゆとりを併せ持つバランス型
本屋・・・趣味や娯楽にお金を費やす事に抵抗がない浪費家
スーパー・・・必要最小限度の日用品にお金を遣うケチ

私は本屋→カフェ→スーパーの順に3店を並べてしまったのです。つまり、私はかなりの浪費家ということになります。まあ確かに、私は生きていくのに必要な出費は極力抑えて、趣味や娯楽に思う存分投資したいと思っています。実際この心理テスト、当たっていると思います。さらに難しいのは、私は興味関心の幅がかなり広いので、投資したいと思う対象も広い、ということです。

一人暮らしを始めて早9か月ですが、私はまだお金の計画的な使い方が分かっていないようです。今月も、久々にライブをするということで、コンプレッサーとディレイのエフェクター、それと他の機材にかなりの出費をしてしまいました。残金でスタジオ代、飲み会代、ライブハウス代、交通費を工面するともはや残りがありません。仕送りと奨学金をもらっておきながら、バイトもせず、のほほんと暮らしてきた私は、アルバイトをして、お金を稼ぐことの大変さを身にしみて感じてみる方がいいのかもしれません。ドラえもんのお金に関するエピソードを読んでいると、のび太の気持ちが痛いほどわかります。お金に関するスタンスでは、私はのび太に似ているのかもしれませんね(笑)。

ちなみに、私の弟は私よりもかなり賢いようです。私が小学生の時は、「預かっておく」という名目でもらったお年玉を親に盗られてしまうことが多々ありましたが、彼はそんなことは一切なく、本人しか知らない場所に少しずつ貯めた貯金はかなりの額に上るようです。今日弟から写真付きのメールが届いたので見てみると、発売されたばかりの「グランツーリスモ5プロローグ」の画面キャプチャ写真だったのです。先日PS3を購入したとの自慢メールが私に届きましたが、さらに最新ソフトを購入しても、実際彼の貯金はまだかなりの額に上ると思います。「グランツーリスモ5プロローグ」は私もやりたいですが、無論そんなお金はどこにもありません。弟もお金を使うときはドカンと投資するのですが、お金の使いどころがわかっているというか、無駄な出費をしないという点に関しては、彼の金銭感覚には目を見張る部分があります。

というわけで、明日は独り静かにギターの練習に励むことにします。

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